07. 2014年2月05日 16:48:04
: 3fFmPwsrdo
ようやく、まともなスレッドを見つけたので、投稿する。 ____________ 生き延びるためには、変わらなければならない__。
「阿修羅」は何処に行ってしまったのだろう。 以前のこのサイトは、 「小沢氏」を擁護・非難の議論百出であんなにも豊かだったのに、 今回の「東京都知事選」に関しての意見の貧弱さに、私は呆れている。 宇都宮氏と細川氏(&小泉氏)のそれぞれの政見に対する論争は、 どう展開されているのだろう? まず、断わっておくこと。 東京都民の私(1950年生まれ、男性)は、宇都宮氏の政策を支持している。 ● 介護、福祉、教育などの生活保障システムの構築。 ●「国家戦略特区」での解雇自由化などの規制緩和に反対。 ● 自然再生エネルギーによる地域活性化。 ● 脱原発都市宣言と線量測定などの脱被曝対策。 ● 護憲とともに世界に平和を発信する東京。 また、宇都宮氏自身の考えとして、 ● 秘密保護法、集団的自衛権に反対 ● 死刑制度廃止 ● 外国人参政権、夫婦別姓に賛成 ● 表現規制反対,etcなどに賛同する。 私自身の過去を述べれば、 1969年、ノンセクト・ラジカルとして関わった大学闘争で、 大学当局と結託しつつ、機動隊に拍手した日共=民青の犯罪的行動を目撃し、 吉本隆明氏の著作を通して、日共=スターリニズムの党派性の醜悪さを、さらには、 「知識人・文化人」の欺瞞性を学んだが、 その吉本の原発推進の考えを知り、吉本の本を古本屋に売り払った人間。 数年後、スリーマイル島の事故で『東京に原発を!』を読み、 原子力シンジケートの存在を知る。 1986年に結婚、チェルノブイリの事故によって、 パートナーと話し合い、子供を持たないことを決意、 同時に、それ以降現在まで[反原発・20アンペア・TV無し]の生活を続ける。 そして、2011年3月11日__。 自分のこれまでの生き方や思想が、 あらためて試されてしまう重大な厄災に遭遇。 恐れていた原発災害の放射能汚染が関東に住む私たちに襲いかかる。 〔因みに、広瀬隆氏には、2012年6月の官邸前で握手をしたのだが、 今回の細川支持の姿勢には疑問を感じざるを得ない。〕 ここで私は、全共闘世代による反原発運動の自慢話をしたいわけではない。 そうした政治や社会の流れを見てきた人間として、 今現在の細川・小泉路線を支持する人たちによる、 「ファシズム」への動きを危惧しつつあるので、 そのために今、「阿修羅」への投稿の文字を打ち込む! 三井環氏の本を読み、小沢一郎氏の冤罪を了解し、小沢氏の政策に賛同した結果、 議会制民主主義を否定していた私が、生まれて初めて投票所に行った5年前。 その頃の「阿修羅」は、自民、ネトウヨ、旧?-新左翼、日共支持者も含めて、 新しい情報の洪水の中、 様々雑多な討論や批判や罵倒!? がきわめて活発だったように記憶している。 〔因みに、政治とは生活である、と語る小沢氏の今回の細川支持の姿勢にも、 政界再編の布石のためとはいえ、疑問を感じざるを得ない。〕 しかし、以前とすっかり様変わりしてしまった今のこの場所は、 都知事選の候補者、とりわけ宇都宮氏支持者に対する異論のほとんどが、 宇都宮=日共というステロタイプの無内容な非難の繰り返しにすぎない。 宇都宮氏のサイトのブログを読めば、 旧左翼、新左翼ばかりでなく、多くの無党派の老若男女が 彼に信頼を寄せていることが歴然としている。 宇都宮(=日共)バッシングという無批判で盲目的な行為そのものが、 その否定すべき「党派性」を帯びてしまっていることに、 何故、かつての阿修羅の賢明な人たちは気づかないのだろうか? __去年11月、小泉の「脱原発会見」では靖国参拝を肯定。その後、安倍が参拝。 舛添・安倍・田母神のファシズムは、バカでも判る。 巧妙なのは、それに反対する勢力が分断され、反目させられ、 いつしかその一方の勢力が同調圧力をかけ、 分化人や痴識人がしゃしゃり出て、お題目を唱えるようになる。 「一体化しろ!」「敵を利するな」「やつはアカだ!」 こうして、都知事が舛添になろうと、細川であろうと、 原発推進であろうと脱原発であろうと、 アベであろうと反アベであろうと、 見事に下からのファシズムは、完成する。 「ファシズム」の語源は、イタリア語の「ファショ(束、集団)」だが、 ナチズムと同様に、事実を知ろうとしない怠惰な集団(B層)の付和雷同とともに、 戦争への道は開かれる__ 軍国化ばかりでなく、「国家戦略特区」が招く貧困化によっても。 たとえ、細川氏が当選し都の政策が「脱原発」に変わろうと、 自民党路線は踏襲されたまま、 経済格差の拡大によって、いつでも「脱平和」は準備され、被曝は継続する。 徴兵制度への正規雇用、除染という限定線量外労働。 いわば、戦争が運営され、人命が消費される。 細川・小泉の二人羽織を支持する人たちよ、もう一度、考えて欲しい。 「脱原発」とともに、 この国における、3・11に始まる「ショック・ドクトリン」を。 内なるTPP、「国家戦略特区」を。 __3・11の一ヶ月後、2011年4月、復興に紛れて「総合特別区域法」が成立する。 《以下引用》 【IWJブログ・特別寄稿】原発問題に隠れた都知事選の争点:国家戦略特区(前大田区議会議員 奈須りえ) http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123226 ……ところが、今回の国家戦略特区法は、規制本来の目的までなし崩しにしようとしている。 さらに、震災直後の2011年4月に成立した総合特別区域法には、法の下の平等という点で問題だと指摘されていた財政措置が盛り込まれた。被災地域への特別な支援が必要という心理的背景が、特区を使った法の下の不平等を既成事実化してしまったのではないか。その結果、地方税である法人事業税や固定資産税の全額減免等が地方税法で定められた議会の議決なしに決められている。 国家戦略特区のワーキンググループで行われた有識者ヒアリングには、「平時であれば、絶対に法制審をスキップすることはできない。なぜできたかといえば火事場だったからである。つまり、今も火事場だという認識を作る必要がある。だから、平常のルーチンはスキップさせてもらいますと、これはとても重要だと思う」という議事録が残されている。 竹中平蔵氏自身、国家戦略特区について、法律論上は難しい問題を含んでいると言っているのは、こうした経緯に有るのではないだろうか。 《引用終了》 __簡単な相関関係。
ミルトン・フリードマン→ 竹中 ←安倍 ↓ ↑ ↑ ジョージ・ブッシュ → 小泉 →細川 細川・小泉を支持する人たちよ、 細川・小泉による「脱原発」が志向されたとしても、 あなたたちは、この国土と国民が 新自由主義によって、 コーポラティズムによって、 1パーセントの非人間たちによって、 簒奪、搾取されることを望みますか?
もちろん私には、宇都宮氏側への批判も当然ある。 支持を表明している反原連(半減連)自らの「ワンイシュー」への総括は? 池田香代子のエートス支持の問題は? 汚染地域・東京でのベビーカーによる行進の是非は? など、など。 しかし、俳優の円城寺あやさんが語る、 「また、一番大事なこと、知らないことは知らないと言い、人の話しを聞き勉強する勇気があります。」 という宇都宮氏であるならば、 間違いを認め、修正できる強さを持っていると、私は思う。 「宇都宮さんは未来」 と断言する若者もいる。 選挙運動の過程で、 グラスルーツとしての「民主主義」が育てば、 結果がどうであれ、将来に繋げることができる、と私は思う。 リコールも、レジスタンスも、そして革命も。 __A rolling stone gathers no moss吉本隆明を捨て、広瀬隆を疑問視し、 小沢一郎さえも見限ろうとしている、現在。 何故か捨て忘れた吉本の詩を引用して、 私は「阿修羅」と別れることにしよう。 とおくまでゆくんだ ぼくらの好きな人々よ 嫉みと嫉みとをからみ合わせても 窮迫したぼくらの生活からは 名高い 恋の物語はうまれない ぼくらはきみによって きみはぼくらによって ただ 屈辱を組織できるだけだ それをしなければならぬ
吉本隆明「涙が涸れる」
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