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2014年 2月 4日(火)13時51分21秒
(略)
すでに「前」となった大阪市長だった橋本さんの再選挙。
既成政党の対応が、センスがいいじゃありませんか。
そんな選挙、無視する、と。
しかし、目立ちやがりは、いつも、どこにも、いるものです。必ず、誰かが立候補するでしょう。(目立ちたがり、というのは、律令理性社会ではネガティブに見られますが、いいことです。だから、日本の学校教育は、プレゼンテーションの科目を設けよ、と。)
もっとも、私には、あの大飯原発の再稼動の時のウソで、この人は、人間失格となりました。いや、政治家失格となりました。(私は、太宰治ではありませんので、人様のことを人間失格などと大それたことは言えません。)
で、橋本氏は、猪瀬氏のように、もう政局から消えた、と。
今度は、なにゆえに、共産党か、といきましょう。
私は、すでに書きましたが、宇都宮候補にはまったく関心がありません。どうでもよろしい。
それよりも、この人の背後にあるらしい共産党です。これは何か?
まずは、TertuliaJapon さんのツィッターから。https://twitter.com/TertuliaJapon
* 「TertuliaJapón ?@TertuliaJapon ? 2時間
西欧ではもはや、共産党は相手にもされませんよ。人が不幸になればなるほど、選挙で票が延びるとほくそ笑むなんて、こりゃ悪魔の仕業じゃないですか。あるいは性質の悪い保険屋と同じです、儲かるから。人が苦しんだら、全員が馳せ参じる!!! 涙を見せながら内心喜ぶ、そんな党は許してはいけない。」
* 「TertuliaJapón ?@TertuliaJapon ? 13時間
だいたい宗教団体のような共産党が、日本で依然、それなりに活躍していることが信じられない。世界の趨勢は脱共産党、そして脱1%支配。この脱1%支配にまた便乗してくるのが共産党ですね。政権握れば、共産党100%支配です。今の脱原発だって便乗でしょう?今まで反対してこなかったんだから。」
スペイン・バルセロナに在住しているTertuliaJaponさん。
西洋社会では、共産党の役割は終わった、と実情を述べています。
それに対して、日本では、まだ化石のように生きている、と。
そこで、問題は、それはどうしてか?
日本社会の、いかなる事情が共産党をテラノザウルスにしているのか?
おっと、失礼。日本共産党は、そんなに巨大ではないか。
1991年に冷戦が終了して、共産主義が資本主義に敗北したことが明らかになるまでの共産党の役割については、故・丸山真男が見事に分析しました。日本の場合ですが。
丸山によると、戦前の日本で共産党が躍進したのは、つまり、一般大衆の層だけではなく、東大の教授をはじめとして、インテリ層まで共産主義が食い込んだのは、その、世界の全体を見渡せる視界(視座、ともいいます)だった、ということです。
マルクス主義は日本社会の全体を、政治から経済、思想の次元まで、相対化できる視点を日本人に与えた、と。
すなわち、天皇制日本を、全体として持ち上げることができる思想が、日本人にはじめて提供された、と。
なにしろ、戦前のコミンテルンは、天皇制の廃止をテーゼに掲げました。
昭和天皇は、これに怯えました。
この怯えが、要するに、戦後の安保体制を生み出しました。対米従属の戦後日本の原点です。
では、1989年に昭和天皇が死に、1991年に冷戦が終わったのに、なぜそれ以後も日本共産党が生き続いているのか?
実例で行きましょう。
2000年の長野の知事選挙では、長野共産党が田中候補の支持に回りました。
その主張も、なかなか見事なものでした。
充分に田中候補の援護射撃になりました。
そのように、日本共産党は、日本社会の中で一定の役割を果たしています。
解く必要がある課題は、それはなにゆえか? です。
答え。
昨日、この掲示板に書いた「70歳効果」です。
共産党は、日本社会における70歳である、と。
もっと具体的に言いましょう。
要するに、70歳を過ぎた人間は、普通には、もう、世間を引退した身です。これを政治的に言えば、すでに世捨て人になった人、です。もちろん投票権の一票は持っていますが、自分が政治の主役の一人になれる年齢ではない、と。
ずばり、それは、棄民層である、と。
だから、共産党は、日本社会の棄民層の支持を受けるのである、と。
そして、この層は日本史のいつの時代にも、一定数います。たとえば、昔は、日本語の世界では、その文字を目にするだけで多くの人が眉をひそめる「エタ・非人」。
そこに、3.11以後、東電福島第一原発が生み出した放射能棄民が出てきました。
この層の思いを代弁できるのは誰か?
実年齢層は、皆、律令体制に組み込まれているのですから、その誕生から天皇制を否定することで、日本社会における「アウトサイダー」であることの立場を鮮明にした共産党以外にない、と。
しかし、それゆえに、この党は、絶対に権力与党になることはできない、と。
そこで、TertuliaJaponさんの疑問に戻ると、なぜ今も日本では共産党が生き伸びているのか?
答え。
律令体制では、時の権力に、常時、「否/ノー」といえるのは、棄民政党しかないから。
ただし、3.11までは、です。
今、この棄民の側に、元首相だった二人が回ったのだから、これだけで日本律令体制にあっては、驚天動地です。いわば、革命の勃発です。既成概念の革命です。
これによって日本社会に3.11まで歴然として存在した棄民と非棄民(普通の律令理性人=日本人)のバリアがなくなりました。
社会学的に見れば、日本社会に、すでに棄民層はいなくなった、ということです。理念的に。
あと、為すべきことは、これを現実社会で、実現することです。
ムサシの操作をあぶりだすためにも、細川陣営に800万票を!!
誰にも、それはおかしい、と思わせるだけの票数を!!
放射能のほうは、放っておいても、東電の事故原発が、今もせっせと汚染水を垂れ流しています。
こちらは、時間の問題です。
そのうち、推進派も、隠しきれなくなるでしょう。
だから、それをあくまでも隠し通すために、推進派は、「対中国」の緊張を煽っているのかもしれません。
(中国の側に、列島線戦略があることも確かでしょうが。)
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