http://www.asyura2.com/14/senkyo160/msg/706.html
Tweet |
細川元首相(右)とともにダウンジャケット姿で支持を訴える小泉元首相=2日、東京・銀座
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140204/plt1402040726001-n1.htm
2014.02.04
東京都知事選は、すでに「勝負あった」である。
早くも永田町では、2月9日の投票締め切りの午後8時を過ぎたら、NHKなどどこの社が「舛添候補当確」を打つのかに関心は移っている。
この話にはオチがある。予算削減に苦しむマスコミ各社の一部は、選挙戦序盤・中盤の情勢調査を共同で実施した。投開票日の出口調査も共同実施社がある。
従って、精度が高くなるというのだ。午後8時1分にはどこかの社が速報を流すことになる。
中盤情勢調査では、各社ともに舛添要一元厚労相(65)がダブルスコアの差をつけて第1位だが、細川護煕元首相(76)が、元日弁連会長の宇都宮健児氏(67)に負けて第3位という結果を出した社もあった。
細川氏はすでに「負け戦」を覚悟しているという。ここではその敗因理由については触れない。
筆者の関心は、細川氏全面支援を行っている小泉純一郎元首相(72)の「都知事選後」に尽きる。
都知事選の街頭演説で、細川氏が「原発」だけでなく「経済」「福祉」「五輪」についても言及する傍らで、小泉氏は依然として「原発即ゼロ」だけを訴える。
それでも従前に比べて、演説にキレがないというか、力強さが感じられない。やはり年齢なのか。
それはともかく、粘着質の小泉氏は一度「戦闘モード」にスイッチが入れば、決してブレることはない。つまり、今後も原発問題評論家ではなく、元首相として「原発再稼働反対」「即ゼロ」を発言していくのは間違いない。
すなわち、先週の通常国会代表質問に対し、「原発再稼働は必要だ」と答弁した安倍晋三首相(59)を仮想敵にしたということである。
では、小泉氏は原発問題だけで安倍首相を抵抗勢力にしたのだろうか。
そうではない。筆者の見立てで言えば、やっかみや不満など、優れて人間的側面が小泉氏の深層心理に影響を及ぼしているのではないか。
アベノミクスが堅調であることを前提にすれば、安倍長期政権の可能性が高い。場合によって、5年余の小泉政権を上回ることもあり得る。これが「やっかみ」である。
「政治の師匠」であるはずの自分に助言を求めてこない。1年間に1度しか電話をかけてこなかった。こちらが「不満」。
もちろん、政策の上でも、自分が敷いた郵政民営化、構造改革、日朝共同声明路線などを継続でなく後退させていると感じているはずだ。ドン・キホーテ、小泉氏はどこへ行く。(ジャーナリスト・歳川隆雄)
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK160掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。