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福島第1原発では、メルトスルーによって溶け落ちた燃料デブリが地下水に直接触れ、莫大な環境汚染を惹き起こしている危険性があると、多くの専門家が指摘している。街カフェTVのブログでも言及してきた。
政府・東電発表が正直なものであり、格納容器が壊れていないことを願っていたのだが、政治家・官僚・東電幹部・マスコミ関係者らは当初から、根底から、金と名誉と地位に絡めとられた保身から、日本国民と世界の人々を欺き続けてきたことが、2014年1月30日の東電記者会見で暴露された。
HNK始めマスコミ・政治家・官僚らは必死でこれを隠している。
都知事選挙で舛添候補に勝たせるためだ。
(記者会見での東電職員・・・ 嫌な役割が若手に押し付けられている)
今回の発表では、東電・政府は、事故直後から格納容器が壊れていることを理解していて、汚染水吸引設備を格納容器内ではなく、原子炉建屋の隣のタービン建屋内に設置していた(他には無い)というのだ。当然、外部の環境にダダ漏れになっていることも予想しているのだろう。
(図1)
我々国民は次のような一般的イメージを構築していたのではないだろうか・・・
政府・東電の説明から構築されたものであるが、下図のように、圧力容器内への注入水(青いライン)に加えて、格納容器全体を冷やす緑の水流があり、それぞれが格納容器から直接濾過される汚染水(赤いライン)と、建屋内に溜まった水に分かれてポンプ吸引されていると・・・
(図2)
ところが、1月30日の東電発表は全く違った。。。
図1のように、冷却水は圧力容器内に注がれ、その総てが格納容器から漏水して原子炉建屋に溜まり、隣のタービン建屋の一箇所からポンプ吸引されるというのだ。
これには驚きを禁じ得なかった。
(図3/原子炉とタービン建屋の構造) 既に、建屋内部の汚染水は、様々な配管で繋がったタービン建屋を通じて漏れていることが判明している。
図3のような略図を良く見かけるが実際の原発構造物は複雑で、図4のように、建屋のいたるところに配管が埋め込まれている。タービン建屋は原子炉建屋のように堅牢に造られていないので、一旦事故が発生すれば外部への汚染漏れは防ぎようがない。
正に、私が学生(原子力工学科)の頃に感じた恐怖が現実となったのだ。
(図4)
(図3/汚染水漏れの概念図) 結局、東電は、事故後3年近くたった今でも、燃料デブリ冷却で生まれた汚染水の一部を地上タンクに溜め、残りを地下からダダ漏れにしているに過ぎない。政府は此れを知っていて国民を欺き騙す発表を繰り返してきたのだ。
昨日の前編で言及したが・・・
NHKは、この東電発表について、30日深夜と31日朝5時のニュースでは端折って簡単に流したものの、続く朝7時・昼12時・夜7時の視聴者集中時間帯には一切報道しなかった。。。
そしてSTAP細胞の報道をぶつけてきた。
STAP細胞報道ではマスコミ各社が特番を組んでいる。報道関係者には従前から分かっていた事案だ。30日の汚染水漏れ問題にぶつけたのは意図的だ。東電と示し合わせている。
NHKは原発問題を国民の意識から遠ざける画策をしている。都知事選の期間中に原発報道を避けるマスコミの論理破綻は明らかで、公共放送NHKが、率先して国民にとって重大だが政府・東電・マスコミにとっては不都合な情報を国民の目から遠ざけて隠すことは大罪である。
脱原発派が都知事選で有利にならないように画策したマスコミの一斉談合報道は舛添支援に他ならない。。。NHKが先頭を切ってそうするならば解体しかない。
NHKの国民を欺き洗脳する報道・・・ 公共放送としての自覚が無いのであれば、解体する道しか残されていない。NHK関係者は厳しく自らを律する以外、国民の怒りを治める方法が無い事をいい加減に自覚すべきだ。
東電解体の次に国民の怒りが向く先はNHKだ。
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