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若いころから苦労して東大にはいり弁護士となる。
弁護士時代はサラ金問題を取扱い一躍注目される弁護士となる。
その後日弁連会長まで上り詰めたが、その過程は一般企業で言う実力に物を言わせたのではなく、人気とか人脈を頼る術が卓越していたのであろう。
そういう術によって自分が頂点に達すたが、その組織の統治では別の能力が要請される。
日弁連と言う組織では頂点にいることができても、その様な能力だけでは都庁を統治することは、はなはだ、危ういものである。
思想的にも、日弁連を正義の味方と思う事は間違いであり、飽くまでも司法的トラブルを扱う上での正義であり、体制内の調整役に過ぎない。
自ら政治的思想を持って、庶民の立場で味方する環境にはないのである。
それを都知事と言う政治の世界で、我々が期待する正義をどれだけ追求できるかと言えば、そこには根源的な限界がある。
理屈の上では、そりゃ、大うけするような事は言うであろうが、それは誰でも同じこと。
要するに問題は立ち位置(スタンス)の問題である。
宇都宮は弁護士として特定の正義を求めたことはあっても、それ故に、政治における大衆と言うものの把握が政治家としてのそれではない。
もちろん、中学生程度の見識はあるであろうが、元来、一匹狼で過ごしてきた職業柄、言葉と実践の間に乖離がある。
また、弁護士事務所として小規模な経営に関与していても、都政の様に十万人を超す組織と真正面から向かい合ったこともない。
配下も、支援する団体も、今のところ共産党だけであるが、その共産党に問題がある。
要するに、突然あいた都知事の席に、弁護士として頂点を極めた最終の納まり所を見出し、折から湧き起っている反原発運動に乗じて、リベラルを出せば、自民党批判票を集められると踏んで出馬したのであろう。
細川候補が同じ反原発で立ち上がることなど予想もなく。
先に言った共産党のことであるが、共産党と言うのは中央集権主義の塊であり、党中央の意志に沿うこと以外は、組織として働かない。
2年も続いている国会前の反原発デモなども、共産党が本腰を入れて支援してきた形跡はない。
それが宇都宮支持で俄然、反原発を訴えるなど、とても信用できない。
知事に当選しても、宇都宮が完全に共産党の配下に下れば別であるが、そうでない限り、共産党は都知事選で勝利した実績だけを収納するはず。
で、あれば、宇都宮は裸の王様。
選挙の時に共産党の支持で当選した経緯からして、他の政党の協力も冷たいものであろう。
結局は、最初の宇都宮の予定通り、宇都宮にとって晩年の栄華の印として都知事職を満喫するだけの御飾り知事で終わるであろう。
伏魔殿と言われる東京都を采配できるものか。
それならば、今回の大騒ぎは、単なる御祭りとなる。
それで良いのか東京都民。
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