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30日からテレビ新聞はSTAP細胞研究の小保方女史にスポットを当ててはしゃいでいる。
報道各社は、小保方女史の快挙について、総てのニュース時間帯は勿論のこと、特集まで組んで放送した。。。これは、大手マスコミ各社が従前の綿密な打ち合わせに基づく準備期間を経て、時節を得て一斉報道に乗り出した内実を自ら暴露しているとも言える。
その時節とは、30日の東電汚染水漏れ発表である。これを消すために話題性あるSTAP細胞ニュースをぶつけたのだ。。。よく言われるスピンだ。都知事選で舛添氏と当落を争う細川氏を邪魔することが目的だ。
話題の女性研究者自身は、(友人や研究仲間への無礼な取材をする報道関係者もいるのだろう)、「ご迷惑が及び大変心苦しい毎日を送っております。」「どうか今がSTAP細胞研究の今後の発展にとって非常に大事な時期であることをご理解いただけますよう、心よりお願い申し上げます」と発表している。
この加熱報道の陰で、30日、東電が、福島原発1号機の原子炉への毎時4.4トンの注水のうち3.4トンの汚染水が格納容器から建屋内に漏れている事実を公表した。。。注水した8割以上がダダ漏れになっているとするデータが示されたのだ。
【動画・福島汚染水問題をマスコミが隠す/東電が格納容器から汚染水漏れ発表】
■ 東電は、更に、約1トンが漏れているので調査を続けると言う。
此れを見て唖然とした。。。東電職員は明け透けには言わないが、
原子炉圧力容器内に注入した冷却水は総て格納容器から漏れ出ている。
つまり、冷却水は全部汚染水となって建屋内に落ち、部から浸入してきた地下水と混ざり合っている。。。東電は最初からそれが分かっていて、国民に対する説明とは異なり、汚染水吸引ポンプを建屋内部のみに設置していたというのだ。
政府は此れを知っていて黙認してきた。。。国民不在の支配者論理に拠る政治だ。
(原子炉内部の構造)
【昨日、1月31日の資源エネルギー庁との会話/20分くらいから】
31日に資源エネルギー庁に電話を入れて説明を求めると、原子炉格納容器からの総ての汚染水漏れをあっさり認めた。建屋内部から外部環境への汚染水漏れは無いということだったが、そんなことを信じる者はいない。
*汚染水の話は20分くらいからです。前半は税務相談ですから関係ありません。
NHKは、この東電発表について、30日深夜と31日朝5時のニュースでは端折って流したものの、続く朝7時・昼12時・夜7時の視聴者集中時間帯には一切報道しなかった。。。
NHKが原発発問題を国民の意識から遠ざける画策をしていると自白したようなものである。
今回は、他の報道機関もNHKの隠蔽報道を追随した。僅かに古館伊知郎のニュースステーションだけが短く東電汚染水問題を報じた。
そもそも、STAP細胞の報道は、特番を組んで撮影を積み重ねてきているのだから、報道関係者には従前から分かっていた事案だ。30日の汚染水漏れ問題にぶつけるように、マスコミ各社が揃って「ノーベル生物学賞候補の女性研究者」を一斉報道した背景に、大掛かりな原発推進勢力の企みが横たわっていると考えざるを得ない。
公共放送NHKが、国民にとって重大だが政府・東電・マスコミにとっては不都合な情報を、国民の目から遠ざけて隠す姿勢は以前から指摘されてきた。。。折りしも、NHKラジオ番組で原発問題を語ろうとした大学教授が、NHK側から原発問題への言及を避けるように言われて降板した問題で批判を受けている最中である。
脱原発は都知事選の争点にはならないとしたマスコミが、脱原発が争点になっているから報道自粛するように談合するのは全くの矛盾と言わざるを得ない。。。百歩譲って脱原発報道が都知事選の特定候補者を利するから自粛するというなら、少子高齢化・福祉医療・都市直下型地震(防災)などの特定候補者が強く主張する問題に関する報道も自粛しなければならない。
このように、原発報道を避けるマスコミの論理破綻は明らかである。
脱原発派が都知事選で有利にならないように画策したマスコミの一斉談合報道は舛添支援に他ならない。。。NHKが先頭を切ってそうするならば解体しかない。
(長くなったので分割します。後編は明日・・・)
元記事 http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2014/02/post_e709.html
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