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2014-01-31 23:30
昨夜(11/30)、いつものように報ステを見て、PCの画面に向かうと、TWに異様なRTが並んでいて、岩上安身がIWJの番組で私を罵倒していることに気づいた。急いでIWJのサイトを開いたところ、岩上安身と宇都宮健児が二人で対談をしていて、和気藹々と話し合っている様子が放映されている。夜の9時から11時半までの2時間半のネット番組だったらしく、最後の10分間ほどを直接見ることができた。どうやら、その途中で、私に対する非難が飛び出していたらしい。映像が残っていて、今も確認することができる(0:58-)。岩上安身が、海渡雄一の発言だとしながら、私がTWに宇都宮健児の選挙事務所の電話番号を記し、宇都宮健児への辞退を呼びかけたことについて、選挙妨害で違法行為だと罵っている。宇都宮健児は、私の行為については直接にコメントしてないが、岩上安身の発言に頷いて、自分の弁護士事務所にも辞退要請のFAXが多く届いていたことや、自宅に夜中に押しかけて辞退を迫った者が居たことを披露、岩上安身に相槌を打っている。つまり、心外で迷惑だったという認識だ。選挙事務所の電話が一日中鳴り止まなかったとある。これは、逆に言えば、それだけ市民の一本化への要請が強かったことを証左する事実だと言えよう。宇都宮健児の口から、初めてその事実を確認しすることができた。当時、宇都宮健児に出馬辞退を促すべく懸命に動いていたのは私だけではない。
すぐに思い出すのは、宇都宮健児の応援団の中心で動き、告示前の決起集会で司会を務めた木内みどりが、1/14のTWで、宇都宮健児に対して、「勝てそうもなくなってきてる状況のもと、名誉の撤退もあるのでは、と進言してきました」と書いていた事実だ。応援団の最も重要な位置にある人間が正直にこう公言し、宇都宮健児に直接に出馬辞退を説得していた。夫である水野誠一も同様のTWをしていて、一本化をめぐって動揺が続いていた。1/14は、細川護煕と小泉純一郎がオークラの玄関先で出馬の記者会見をした日で、その前の数日は、二人が「脱原発」を掲げて都知事選に打って出るというニュースがマスコミとネットに踊り、一躍、この選挙の主役として脚光を浴びた時期だった。広瀬隆、鎌田慧、湯川れい子、木村結らが一本化に動き、細川護煕への支持と宇都宮健児の辞退のために動き始めたのもこの時点である。一本化は、脱原発を望む、そして反安倍の勝利を願う市民にとって、切実な政治的要求であり、焦眉の政治的課題であり、その実現のために宇都宮健児に働きかけることは当然の行動だった。1/14にネットに上がった広瀬隆のメッセージを確認しよう。「宇都宮さんは、いさぎよく出馬を辞退して、運動の統一に情熱を注ぐべきと思う」。出馬辞退と候補一本化を要請している。こうした広瀬隆の言葉に動かされて、市民たちは、宇都宮健児の事務所に電話をかけたのだ。
宇都宮健児の事務所に電話をかけて懇請した多くが、通常の選挙では共産党や社民党の候補に投票している市民だっただろう。嫌がらせや愉快犯でやっていたのではない。痛切な願いを持って、また宇都宮健児の過去の業績に敬意を払うからこそ、やむにやまれず、出馬辞退の説得に動いたのである。なぜなら、宇都宮健児が立候補してしまうと、自動的に自公候補が勝つ選挙結果になるからだ。安倍晋三に負けてしまう。民主が自公と相乗りしても、民主・生活が独自候補を立てても、数に勝る自公候補が優勢になる。社共候補が独自に立って票を奪い、死票を積み重ねることは、この選挙では絶対に避けねばならない選択だった。辞退の選択が正しく、辞退の請願が正しかったことは、現在の選挙情勢が示している。結局のところ、自公候補に対抗する側は二つに分かれ、共倒れが必至の情勢となった。今度の岩上安身の発言は、切実な思いで一本化に奔走した市民たちを、あたかも扇動に踊らされた衆愚のように矮小化して貶めるもので、看過できない侮辱と誹謗である。市民への冒涜だ。私は、2年前のTPP反対のときは、同じようにして、加藤鉱一や輿石東の議員事務所の電話番号をTWに載せ、市民に電話攻勢を促した。何人かは動いてくれたはずで、応対に出た事務所側は迷惑だったことだろう。この都知事選では、年末から正月、民主党に自公と相乗りさせないよう、やはり電話とFAXの攻勢を呼びかけた。
政治家の事務所に電話とFAXで攻勢をかける行為は、市民にとって重要な請願と示威の権利である。民主主義の政治的権利だ。それを違法行為だと断定するなら、海渡雄一には弁護士の資格と立場で説明をしてもらいたい。対談の中での岩上安身の私への批判はさらにヒートアップし、細川護煕の選挙関係者の誰かが、私がTWやBlogで一本化を訴え、宇都宮健児に降りるよう市民に呼びかけている行動に対して、迷惑だからやめてくれと言ったと言っている。つまり、私のような一本化論を過激に言う者の存在が、細川護煕の陣営にマイナスの影響を与えていると印象操作しているわけだ。が、私はこの件は初めて聞いた。もし、こうした事実があれば、すぐに、私のTWに張りついている工作員が見つけ、私を攻撃する材料として利用すべくRTしたことだろう。岩上安身は、細川陣営は最初から一本化などする意思はなく、一本化せよなどと市民が騒ぐのは無用であり、かえって邪魔で迷惑なのだと、細川陣営の選挙関係者を代弁する口調で言っている(1:00-)。こうやって、一本化論を不当視し、違法行為とまで言って圧殺するのだが、それなら、広瀬隆や鎌田慧の一本化論と運動はどうなるのだろう。はたともこも、告示後(1/27)のTWで一本化の必要を訴えて、反舛添の票を一人に集中させる必要を唱えている。つまり、どのような形であれ、片方の候補が降りる形であれ、有権者が票を集中させる形であれ、反舛添・反自公の側が一本化するのが必要だという正論の主張だ。
細川護煕の票が予想に反して伸び悩み、一騎討ちのはずだったのが、一強二弱の情勢に変わった今、一本化はどちらの支持者にとっても、より緊急で必要性の高い課題になっているはずで、両陣営の調整と共闘を期待している市民は多いだろう。本来、市民の側に立つ言論者というものは、こうした底辺の市民の願いや思いを汲み取り、言論の場でそれを代弁するのが任務であり、言論者が引き受けるべき責任というものだろう。つまり、広瀬隆や鎌田慧のように動き、澤地久枝や福島菊次郎のように判断するのが知識人に他ならない。両陣営が一本化するように動き、告示前の一本化ができなかった場合は、より勝てる可能性のある候補者に票を集めるべく、苦渋の決断をして市民に示すのが知識人だろう。岩上安身は、ジャーナリストと言いながら、その発言は全く公平中立ではなく、一環して宇都宮健児の側の提灯報道に即し、宇都宮健児のプロパガンダの発信となっている。まるで、NW9のスタジオでの安倍晋三と大越健介と同じで、仲睦まじい馴れ合いとヨイショの関係と同じだ。NHKがあべちゃんねるなら、IWJはうつちゃんねるである。政治家の宣伝報道に堕し、一部の政治勢力に媚を売り、(ある限られた範囲の)政治の世界で権力を持った要人と関係者の利益のために動いている。下品な言葉で言えば、特定の政治家のイヌになって奉仕している。本来、インターネットの言論や報道は、マスコミの偏向報道を嫌い、それに辟易とした者たちが受け入れ、期待して発展してきたものだった。
現在の岩上安身とIWJは、宇都宮健児の御用メディアであり、私設宣伝機関に等しい。それは、IWJの設立時の理念を大きく逸脱し、IWJの情報を信頼している人々を裏切る行為だ。放送法が、ネットで事業するIWJに適用されるかどうかは不明だが、その第4条に 「政治的に公平であること」と明記されている。少なくとも、今般の都知事選におけるIWJの報道は、誰の目から見ても、政治的に公平なものとは言えない。一方に偏った異常なものに映る。現在のマスコミと同じだ。視聴者に依拠せず、権力者(限られた政治世界の)の道具になっている。さて、最後に、このインタビューで、宇都宮健児は落合恵子の一件を喋っている(1:00-)。落合恵子に打診があったのは事実かという質問に対して、「一部の市民グループが、落合さんのところにそういう話を持って行ったというのは、私、知っているんです」と言って肯定した。この証言は大きい。つまり、事実だったということだ。落合恵子に出馬の打診があったことは事実だった。事実が確定された。私に対して、宇都宮健児の陣営の工作員と思われる方面から、「デマを飛ばすな」とか「裏を取ったのか」という汚い野次が散乱していたが、これはやはり事実だった。宇都宮健児は、自分とは無関係の市民団体が、勝手に落合恵子に要請したのだという説明をしている。と言うより、岩上安身が無理やりにそういう説明するように会話を誘導し、宇都宮健児に結論させている。何やら、宇都宮健児の支持者を納得させ、安堵させるためのショーに見える。
暴露メールによれば、宇都宮健児は、落合恵子に出馬を打診しようと言い出した言い出しっぺの一人で、それは12/16に岩波の3階で会議した3人の決定だった。
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