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退路を断った、小泉純一郎!
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2014年01月30日 「日本人」の研究!
「小泉さんの脱原発は、ほんものなのか?」
三宅雪子前衆議院議員も、そのようなことをつぶやいていたが、
東京都知事選戦が始まると、連日、細川さんに付き添い、
一緒に選挙カーの壇上に上がって、小泉節を炸裂させている。
そして、こないだの立会演説会では
「日本は昔から自然と共に生きてきた社会だ。
山にも、海にも、川にも、何か目に見えない大事なモノがあるんじゃないか
という『自然に対する畏敬の念』、この国民性が自然を尊重し、自然資源を
出来る限り有効活用できる社会になれば、もう石油、石炭、天然ガスを
求めて、外国まで出かけて資源獲得戦争には参加する必要がなくなる」
と、、、、。
だいたい、このような内容であった。
正直、驚いた。本当に驚いた。あの小泉さんが、、、。
あの小泉さんが、「自然エネルギーなどの自前のエネルギーを推し進めれば、
世界に資源争奪戦争に参加する必要がなくなる」
と、、、。
オイル、マネー、軍事というのは、密接な関係がある。
なぜ中東で戦争が絶えないのか?
なぜ、日本はあのような無謀な戦争に突入しなければならなかったのか?
ここ100年の世界の戦争を振り返れば、そのほとんどが
エネルギー資源の争奪戦争だ。
そのエネルギー資源を牛耳ることで、「支配」という構造が生まれる。
謀略、戦争により、中東で軍事的プレゼンスを維持することが、
支配者にとっていかに大事なのことなのか、長年の米英のやり方を
よくよく見れば、透けて見えてくる。
小泉さんって、あのネオコンブッシュ政権が、アフガン・イランで戦争を
始めた時に、真っ先に支持を表明した人。
そして、イラクに自衛隊まで送ってしまった。
多くの人が、小泉さんというのは、あちら側の人と思っていたし、
彼らも小泉さんは仲間であると、認識していたであろう。
その小泉さんが、「自前のエネルギーを目指す」
と、言っている。
彼らにとっては、「裏切り者」ということになるであろう。
日本が、自然エネルギーによる社会を目指し、世界に発信するということは、
世界中の人々、国が、支配者たちからへの依存度が崩れることになる。
支配の構図が弱まるということだ。
例えば、蓄電池のブレークスルーだけでも、大きくその構図が揺らぐことになる。
そんなことを、支配者達が受け入れられるのだろうか。
あの言葉を聞いたとき、「小泉さんがあぶない」
と、感じ取ったのは、私だけだろうか。
石油だけではない。
原発を中心とした経済界からも、「裏切り者」ということになる。
消えかかった脱原発運動を再び、燃え上がらせようと、
火をつけまくっている小泉さん。
まさに退路を断った行動であり、赤穂浪士の討ち入り、
もしくは、桶狭間のように、巨大な組織に、
立ち向かう心境なのかもしれない。
まだまだ自然エネルギー100%社会というのは、無理だと思う。
しかし、天然ガス・石炭などの高効率発電、
天然ガスのパイプライン化、総電力の57%を占めるモーターの効率化、
蓄電池のブレークスルーなどなど、やれることは十分になる。
それになんとっても、多くの国民がその方向に目覚めているし、
省エネ、新たな発電など、エネルギー問題に対する関心も強くなり、
実際に行動している人も多くいる。
そのような国民の行動に対して、必死に水を差しているのが、安倍さんたちだ。
今までは巨大な力を持っていた電力会社が、
原発を作りたいために、電気を湯水のように使え使えという態勢であった。
そこからの省エネなんて、まだまだできることは十分ある。
毎年、石油、石炭、天然ガス、ウランなどのエネルギー資源を買う為、
20兆円を超えるお金が、外国逃げている。
つまり、アラブの王様や、メジャー企業に支払われている。
風でも、太陽光でも、水の流れでも、地熱でも、自然エネルギー資源というのは、
基本的にタダである。
もし設備にお金がかかるにしろ、これほど外国に支払われているのなら、
その一部でも、そちらに投資すれば、そこに雇用が生まれるし、
日本国内でお金がまわることになる。
ドイツの例であるが、自然エネルギーを普及することにより
30数万人の雇用が増えたと聞く。
リニアや原発などでは、もう経済成長など望めやしない。
甘利大臣も認めているが、すでに日本は輸出主導の経済構造ではない。
多くの日本企業が消費地である海外に進出しているので、
いくら円安誘導しても、その経済効果というのは、
たかだかしれている。
車も電化製品にしろ、もう世界各国で作られるようになり、
設備過剰な過度の競争社会だ。
それよりも、市場は国内になるではないか。
エネルギー、省エネ設備、省エネハウス、省エネ機械、発電、蓄電池、
バイオマス利用、廃熱利用、電気自動車などなど
エネルギーが変われば、我々の生活が大きく変わることになる。
その経済効果というのは、計り知れない。
すでに、今までの資本主義、市場原理主義では
限界が来ている。
自由競争という大義名分の下、多くの人が貧困に陥れられていく。
その国、地方の文化伝統が、ことごとく破壊され、人と人との絆も
薄れてきた。
グローバル化により、世界はかつてないほどつながりすぎている。
そして世界中で過剰すぎる競争だ。
どこかの国が負けて、経済破綻となれば、つながりすぎる経済の為、
その影響が世界に波及する。
そんな不安定な世界経済に、日本の経済成長をゆだねるというのか。
ドンドン貧困層が99%ともなれば、消費者の購買力がなくなり
モノもお金も回らなくなる。
ここ20年、世界の構図は大きく変わってしまった。
そして、資本主義と、もしくはそれを尖鋭化した市場原理主義というのは、
かなり色あせてきている。
今、もう一度、立ち止まって、振り返る時期ではなかろうか?
「我欲」まかせの豊かさでは、我々すべてが滅びてしまう。
それより、しっかりと我々が住む生態系を維持することを考えないといけない。
次の時代は、自然との共生という概念がどうしても必要になってくる。
細川さんや小泉さんの主張というのは、そのような「自然との共生」という自然観を
日本人は、昔から持っているではないか、ということを言っている。
あのような大惨事となった原発事故。
どこか科学技術に対する過信があったのではなかろうか?
科学技術の最先端である原発が、自然の前ではもろくも崩れ去ってしまった。
そしてその後処理はというと、誰も手が付けられない状態だ。
自然から、我々の生き方を問われているのではなかろうか?
日本人は古来から自然への畏敬の念を持ちながら、
自然と共に生きてきた。根絶やしするぐらいでないと、
その民族性というのは、なかなか消えることはない。
地震、津波、噴火、洪水、台風、土砂災害、そんなことが毎年のように
起こる日本。まさに天災のデパートだ。
科学の知識も無い昔の人が、
いきなり山が噴火すれば、「山が怒った」と感じるのでは、、、。
いきなり大きな壁のような津波が海から押し寄せれば、
「海が怒った」と感じるのでは、、、、。
いきなり地面が激しく揺れれば「大地が怒った」と感じるのでは、、、。
我々日本人の取っては、自然とは恐ろしいモノ。
その反面、多くの幸を自然から与えれられて生きてきた。
そんな豊かな自然に寄り添いながら、その中で共に生きてきた。
そして、山も海も川も大地も、海の幸、山の幸、川の幸、動物、人間までも
我々日本人は、「魂が宿る」と考え、祀ってきた。
宗教家の山折哲雄さんが、
「ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの一神教というのは、砂漠の宗教だ」
と、語っておられた。
反論もあるだろうが、日本よりはるかに砂漠に近い環境の宗教である。
上田篤氏の著書 『都市と日本人「カミサマ」を旅する』の中でこんなことが
書かれていた。
「イギリスのロビン・フッドで有名なシャーウッドの森を見たときも、
「これが森か?」と思った。せいぜい、明るい林といえる程度のモノだ。
アマゾンのジャングルを見たときも同じだった。
「いったいどこがジャングルなのか」とおどろいた。
ボルネオやニューギニアの熱帯雨林を見た人も
「日本の照葉樹林のほうがはるかに鬱蒼としていて、暗くて、恐い」という。
世界の山を歩いた今西錦司は
「植物の種類のもっとも多いのは、世界で南アフリカと日本だ」
といっていた。
自然が少なければ、牧畜に依存する。
なにもない砂漠の中では、盗賊をしながら生きる人もいる。
海に出て、海賊をする人たちもいる。
牛を殺すにも、人を殺すにも、倫理観というモノが必要になってくる。
一神教の世界では、絶対的な神がいて、
その神様が、山も、海も、川も、牛も、馬も、すべてのモノを人間の為に
造られた、という考え方だ。
自分たちの神が、絶対的な神と信じているあまり
他宗教に対してどこか排他的で、邪教ということになってしまう。
そのようなことで、長いこと対立をしてきた歴史があり、
他宗教者を差別的に、それが植民地支配につながっていく。
自然の少なく、何もない砂漠の世界というのは、どうしてもそのような人間中心の
世界観となり、その民族の自意識というものが強くなる。
福一の原発事故で見られるように
人間は、途方もない科学技術を手に入れてしまった。
我々が住む生態系をも破壊しつくしてしまう。
さらに資源を掘りつくす。動物、植物、魚を取りまくる。
経済だ、成長だ、とドンドン自然から離れれば、確実に我々が住む
生態系を破壊しつくしてしまう。
「どうだろう、勇気を持って原発を手放してみたら。
もっと身近な安全なモノを有効利用してみようではないか?
それが本来の日本人らしい生き方であり、世界にも尊敬されるよ。
そんな生き方のが、ワクワクしないか?」
と、、、。
じーさん二人が、老骨に鞭打って、北風が吹き付ける寒い中、
辻たちをしている姿を見ると、なかなか胸が打たれる思いだ。
京都から、さらに高齢の瀬戸内 寂聴も応援に駆けつけてきた。
多くの人が、感動しているようだ。
多くの人が、ほっとけない思いがわいてくるようだ。
私も、東京都民でないが、断固、細川−小泉連合を支持したい!
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