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「ジャーナリスト同盟」通信
<核(原発)と武器輸出国の日本でいいのか>
昨日、妻の友人が自宅に花を持参してくれた。ひとしきり都知事選など四方山話に花を咲かせたのだが、大事なことを指摘するのを忘れてしまった。それは安倍内閣が、核(原発)と武器輸出による成長戦略?に向かって走り出している憲法違反政策についてだ。これを誰も指摘しない。国会でも議論していないらしい。むろん、新聞テレビも、である。こんな危険極まりない政権を批判しないで、安倍内閣を支援する議会とメディアの日本は、正に戦前軍国主義下の翼賛政治体制にはまり込んでいる証拠であろう。
<東芝(三井)・三菱・日立の傀儡(あやつり)政権でいいのか>
安倍外交の基本路線は、核(原発)の輸出である。福島の東電原発惨事に蓋を懸けておいて、核兵器の原料を作り出す死のエネルギーを世界に売りまくる安倍晋三である。数十万年もかかる核のゴミ処理一つとっても、原発は悪魔のエネルギー・悪魔の兵器であろう。
それをせっせと売りまくる安倍である。日本の原子炉メーカーは三井住友の東芝を筆頭に、三菱と日立である。ゼネコンの鹿島もぶら下がっている。財閥のセールスマンは、とうとう武器輸出にも手を出している。インドやトルコが当面の標的である。
この世にも恐ろしい政策を黙認する議会と新聞テレビは、同じく原発メーカーの傘下に組み入れられていることになろう。こんな日本でいいのか。民意は反原発・核兵器NOであるというのに。
<国連の孤児でいいのか>
1月29日ニューヨークの国連安保理の公開討論会で、中国の国連大使は「安倍内閣は反ファシズム戦争勝利と戦後の国際秩序に対する挑戦だ」と強く日本を非難した。第1次世界大戦勃発100年を記念した会議である。
靖国参拝の衝撃は、国連を舞台に大きく拡大している。ダボスで、日中戦争を想定するような発言をして世界を驚愕させた安倍である。天皇制国家主義者の暴走は止まらない。
1月23日付の朝日新聞紙上で、アメリカのリベラル大使は安倍靖国参拝に対して「失望した」とコメントしたことをネットで確認したが、安倍内閣は文字通り、世界の孤児になってしまっている。教科書問題では新たな火種を、配下の下村に指令して隣国に衝撃を与えている。貿易立国も急激な円刷りによる円安政策で、史上最大11兆円の赤字を積み上げて、アベノミクス崩壊を立証した。
官邸では、情報操作を米国で学んだという瀬耕なる若造が会見をしている。これも危うい。
<国政変革の都知事選が今だ>
現在、進行形の都知事選は、日本国民にまたとない国政変革の機会を与えてくれたものだ。議会と言論の衰退に都民と日本国民が、どう審判を下すのか、きわめて重要な選択なのである。本来、こうした主張が紙面を飾る場面であるのだが、どうやら逆の流れのようだ。
万が一、世界とアジアの健全な潮流に逆行するような安倍路線が実現すると、日本の前途どころか、アジアや世界にも悪影響を与えかねない。断言していい。
戦後の国際秩序の崩壊に向けての安倍内閣の暴走は、どうみても正当性はない。大義など無い。国家主義の復活・改憲軍拡の日本を受け入れる国際社会ではない。
日本国民は都知事選においても、沖縄の勝利を再現すべきなのだ。地球の秩序に合わせた平和路線・日本国憲法路線に引きずり込まねばならない。NHKの偏向報道に振り回されてはならない。原子力ムラの意向に屈する選択をしてはならない。石原や安倍に屈してはならない。
<覚醒せよ!無党派都民・公明・共産よ>
都政の鍵は、無党派の東京都民の手に委ねられている。無党派は時に山を動かすエネルギーを秘めている。今回の選挙こそ、それを発動する時である。
2億5000万円の金銭スキャンダルを報じない新聞テレビに屈してはならない。めちゃくちゃな私生活を報道しない週刊誌に欺かれてはなるまい。猪瀬の2の舞いを演じる人物を選択してはなるまい。公明・創価学会の懸命な判断を求めたい。自公に塩を送るような党利党略・党勢拡大のみに興味を示す共産党でいいのだろうか。
無党派よ!覚醒せよ、覚醒せよ!
2014年1月30日6時20分記
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