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2014/01/28 21:55
今日は首相の所信表明から、各党の代表質問が始まった。相変わらず、安倍首相は木で鼻を括ったような答弁である。対抗する党に対して、強弁に終始し誠実さがまるで感じられない。そもそも国会の代表質問の質疑形式が形骸化されている。
予め、代表質問内容は政府に提案され、その答弁は各所管の官僚が絶対に当たり障りのない、決して突っ込まれたりしない答弁書を作成する。首相はそれを読んでいるだけである。言いっ放し、答えっ放しである。こんな答弁形式を、明治以来続けている。
こんな代表質問でも、首相の考えは明らかになる。まず、注目されたのは、脱原発、原発再開問題である。前回衆議院選挙においては、東北地方の自民候補者は原発ゼロといい、党も脱原発を目指すと述べたのに、首相は今回の答弁で、『そう簡単に原発はもうやめると言うわけにいかない』と述べ、原発再稼働の必要性を強調した。かなり控えめに言ってこれである。
国の重要エネルギーとして位置づけ、今後も使い続けるということである。電力会社も、何か事故が有っても国が全て面倒を見てくれて経営者の責任は一切問われないと高をくくる。また核廃棄物の便所が無いマンションでも、勝手に商売が出来る。その垂れ流した小便大便は、どこかの空き地に積み上げておくことが許されている。今、原発のコストが安いと言っているが、核のゴミは子々孫々の未来を食い潰している。
その事を小泉氏も指摘している。数あるエネルギーの中で、最も高いエネルギーだと街宣していた。スウェーデンのオンカロの核貯蔵庫を見て自分の不明を認め、日本は脱原発すべきと本気になって訴えている。細川・小泉氏の演説を聞いていて、正直言って細川氏よりは小泉氏の方が説得性がある。聴衆者の半分以上は小泉氏を期待して集まっているのであろう。70才を過ぎて隠居の人が、3.11を見、原発の現状を見て振るい立ったのだ。
未だに、同じ脱原発を唱えている支持者が、細川氏、小泉氏を批判している。これは木を見て森を見ていない、また小異にこだわり大局が何であるかを見ていない。もっと言えば、敵を利して味方に攻撃を仕掛けている。今日の安倍首相の答弁のように、ここで脱原発グループの候補が負ければ、都民は自分の考えを支持したと喧伝し、ブレーキが壊れ一気に再稼働のオンパレードとなることを保証する。
これが、嫌なら、細川氏を勝たせるしかない。争点はただ一つ、原発推進vs脱原発(再稼働無)である。それだけ日本将来が決まる。
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