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2014/01/28 【東京都知事選】細川護熙氏が外国特派員協会で会見 宇都宮健児氏との一本化の意志を改めて否定
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/122348
IWJの記事です。是非視聴ください。細川護熙氏が外国特派員協会で会見 宇都宮健児氏との一本化の意志を改めて否定したようです。
以下、岩上安身氏のツイートのコピーです。
1月28日(火)「日本外国特派員協会主催 細川護熙氏 記者会見」の模様を実況します。
引退後、田舎に引っ込んで静かな暮らしをしてきましたが、ここにきて、政府の考えがおかしいのではないかと思うようになりました。エネルギー基本計画で政府は原発を基幹エネルギーとして位置づけると言い出した。さらに再稼働もすると。東京都には、直下型地震、福祉、医療など様々なテーマがあります。中でも重要なのは、少子高齢化の問題です。江戸時代には隣組という助け合いのシステムがありましたが、行政が支援するかたちでそういう仕組を作れないかと考えています。待機児童も大きな問題です。8000人と言われていますが、実際にはその3,4倍はいるでしょう。横浜は先見的な取り組みをしているので、そうした事例を参考にしつつ、保育士の就労支援や待遇の改善などに取り組んでいきたいと思っています。オリンピック・パラリンピックについては、当初は震災のことを考え、気が重く感じていました。多くの被災者が、家を奪われ生活を奪われてしまいました。しかし開催が决まった以上、2020年を目標期限として原発ゼロを目指したいと思うようになりました。IOCと協議する必要もあるでしょうが、東京・東北オリンピックというかたちにして、東北とオリンピックの恩恵を分かち合うようなかたちにしたいと思っています。再生可能エネルギーを駆使し、それをアピールできる場所にしたいと思います。選手村などで自然エネルギーを活用することは、十分可能であると考えます。懸念しているのは、喧嘩腰の外交で平和の祭典が成功できるのかどうか、ということです。オリンピックには、善隣友好が欠かせないと考えています。今度の都知事選で原発は争点ではない、という方がいます。しかし、震災で東京のインフラは止まりましたし、都内の浄水場では今でもセシウムが検出されている所があります。福島原発事故後、私は沿岸部に苗木を植えるプロジェクトに取り組んできました。原発や核のゴミを地方に押しつけ、大消費地だけ利益を享受するという虫のいい話が、いつまで通用するでしょうか。都知事の第一の任務は、都民の生命と暮らしを守るということ。原発の問題はまさに東京都の問題であり、争点でないというのはとんでもない話。原発は、過去の産業と言ってもいい。ヨーロッパの多くの国々では、原発から撤退した企業もあります。ヨーロッパでは再生可能エネルギーが40%を占めている所があります。自然エネルギーこそが、これからの成長の切り札です。核という過去のエネルギーではなく、自然エネルギーがもたらす成長の果実によって、福祉や雇用を充実させていかなければならないと思います。これから日本の人口はどんどん減っていく。だから、従来の大量生産・大量消費の経済では無理だと思います。従って今回の選挙は、日本の文明史的な転換を問う選挙だと思います。道元禅師に『春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり』という言葉がありますが、日本人は四季を愛でる豊かな情感を育んできました。日本人が愛してきた自然を活かし、それをエネルギーに変えて、成長のための活力に変えていく。こんなにロマンのある、やりがいのある仕事は他にない。そう考えながら、現在の選挙戦に臨んでいます。ありがとうございました。
質疑応答へ。
フリー・田中龍作氏「先ほど『喧嘩腰の外交』とおっしゃいました。ダボス会議で安倍総理は日中関係の緊張を強調する発言しました。現在の安倍政権の外交姿勢についてどのようにお考えでしょうか」
外交は国の専権事項ではありますが、どうも危うい感じがいたします。奥さんの昭恵さんのほうが私の考えに近いと思います(笑)。近い国とも遠い国とも友好的な関係を保つことが重要です。
海外プレスの方「オリンピックについて、宇都宮健児候補はスタジアムの縮小など具体案を出しています。細川候補の具体案とは」。
できるだけコンパクトに、環境に配慮したかたちにして、施設に自然エネルギーを活用することを考えています。
フランステレビ・オイカワ記者「ダンス規制や有害図書への表現規制についてのお考えは」。
私は保守的で古い人間ですから、有害図書の氾濫についてはいい気持ちはしません。発行ではなく、閲覧できる場所について規制すべきではないでしょうか。カジノについて申し上げておきたい。カジノは公序良俗に反するという観点から、私は反対の立場です。船の上でやればいいじゃないか、とか色々と議論がありますが、いずれにしろ反対です。
海外プレスの方「オリンピックについて。コンパクトにしたいということだが、そのための財源を東北の復興に回すということか。それから、原発は、再稼働を認めないというだけでなく、『即ゼロ』ということなのか」
いま、原発をゼロにするということを決めなければ、40年、50年経っても、原発をなくすことはできません。トップがゼロにするという決断をすれば、日本の産業は一気に自然エネルギー・再生可能エネルギーのほうへ向かっていくでしょう。オリンピックについては、やはり東北の被災状況を考えれば、必要以上に大規模なものは控えなければならない、そういう考えです。
リー記者(氏名不明)「東京都が保有している東電の株式は必ずしも多くない。どうやって脱原発をするのか」。
確かに東京都は、東電の株式保有率は第4位。しかし、東京都としてできることは多い。エネルギー戦略会議を立ち上げ提言をしていきたい。
マイケル・ペン記者「宇都宮健児候補も脱原発を主張しているが、これでは票を割って舛添候補の当選につながるのではないか」。
ご本人ではなく、宇都宮氏の周囲の方から、一緒にやれないかというお話しは確かにありました。しかし、私と宇都宮氏とでは政策が違うと考えています。宇都宮氏にとって脱原発はいくつかある政策のうちの一つですが、私は何よりもまず優先して脱原発を掲げています。こうした違いがあるのです。しかし、私と宇都宮氏とでは政策が違うと考えています。宇都宮氏にとって脱原発はいくつかある政策のうちの一つですが、私は何よりもまず優先して脱原発を掲げています。こうした違いがあるのです。
質疑応答終了で細川氏が退席。以上で実況を終了します。動画アーカイブは準備が整い次第、IWJのホームページにアップいたします。
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