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菅長官「細川氏の“脱成長”は考えられない」「中韓にも主張」 単独インタビュー
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140128/plt1401281532004-n1.htm
菅義偉官房長官(65)が夕刊フジの単独インタビューに応じた。安倍晋三首相(59)の信頼が厚く、「軍師」「側近中の側近」と呼ばれる政権のキーマンである。中盤戦に突入した東京都知事選(2月9日投開票)をはじめ、4月に消費税増税を控えた日本経済復活への意欲、安倍外交の存在感や、中国や韓国との関係などを一気に語った。
まず、都知事選の世論調査について。自民、公明与党が支援する舛添要一元厚労相(65)が大きくリードし、「原発ゼロ」の単一争点化を狙った細川護煕元首相(76)らが追う展開。これを見ると、「原発・エネルギー問題」より、都民は「景気と雇用」や「医療や福祉」を重視していることがわかる。
菅氏は「都民は極めて冷静だ。東京都は約280万人の高齢者(65歳以上)を抱え、待機児童が約8000人もいる。2020年には高齢化率が25%になる。身近な政策課題に関心が高い」といい、細川氏が「原発ゼロ」とともに「脱成長」を訴えたことを、こう語った。
「候補者がどんな主張をしても構わない。ただ、安倍政権は日本経済を立て直し、雇用を増やすことに全力を挙げている。リーマンショック後、大学を卒業しても就職できない若者が数多くいた。大企業も中小企業も人員整理を余儀なくされた。安倍首相は『これではいけない。デフレを脱却する』と決意し、アベノミクスを断行した。その成果が見えてきたときに、『脱成長』など考えられない」
細川氏の街頭演説には、小泉純一郎元首相(72)が同伴しているが、世論調査を見る限り、プラスになっていない。「小泉氏の神通力が落ちたのか?」と聞くと、菅氏は「候補者本人の問題でしょう。スローガンだけの選挙に有権者はうんざりしているのでは」と分析した。
安倍首相はその経済政策とともに、「地球儀を俯瞰する外交」への評価が高い。日本の首相として初めて、スイスで開催されたダボス会議で基調講演を行い、インドの共和国記念日の式典に主賓として招待された。昨年訪問したのは25カ国。一方で、中国や韓国との首脳会談は開かれず、両国は安倍首相の靖国神社参拝を批判している。
官邸外交の要である菅氏は「安倍政権は国際協調の立場で、積極的平和主義に基づく外交を展開している。中国や韓国にも対話のドアは開いている」といい、「世界中どこでも、国のために戦い、尊い命を犠牲にされた方々に哀悼の誠を捧げるのは常識。安倍首相は英霊の方々に尊崇の念を表し、『二度と戦争は起こさない』と平和を誓った。何も問題はない。粘り強く、説明していきたい」と語った。
中韓両国は最近、慰安婦問題で共闘している。菅氏はこの問題に対し、毅然とした姿勢を貫いてきた。米国各地で慰安婦の像や碑が設置されていることや、悪評高い「河野談話」を含む、今後の対応を聞いた。
「日本はこれまで主張してこなかった。第1次安倍内閣は07年3月、『政府が発見した資料には、軍や官憲による(慰安婦の)強制連行を直接示す記述はない』と閣議決定している。安倍政権は、言うべきことは主張していく。河野談話は踏襲するが、戦後70年となる15年に、アジアに向けた未来志向の安倍談話を出す」
最後に、6年後の東京五輪を見据えて、14年はどうなりそうか。
菅氏は「今年はデフレ脱却の正念場の年だ。4月に消費税が上がるが、政策を総動員して対応する。日本経済復活の自信はある。アジアの成長を日本の成長に取り込んでいく。私も気を引き締めてやっていきたい。東京五輪は世界中に日本の良さを発信し、日本が新たに飛躍する姿を見せる。安倍首相はやる気満々だ。さらに、意思疎通をよくして取り組みたい」(安積明子)
[ZAKZAK(夕刊フジ) 2014/01/28]
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