http://www.asyura2.com/14/senkyo160/msg/223.html
Tweet |
牛肉関税下げ提案へ 日豪EPA 今春の妥結めざす
政府はオーストラリアとの経済連携協定(EPA)を巡る交渉で、牛肉の輸入関税を一律に下げる提案をする調整に入った。豪州は日本向けに牛肉の輸出を増やそうとしており、譲歩することにした。豪州には自動車の輸入関税の撤廃を引き続き求める。今年春の妥結を目指す。
日本政府は冷凍牛肉と冷蔵牛肉の輸入関税を現行の38.5%から約30%に下げる提案をする。これまでは冷蔵牛肉のうち、穀物を食べて育った牛の輸入関税は「国内産と競合する」として引き下げの対象外としていた。
日本が豪州から輸入している冷凍牛肉は外食産業がハンバーグなどの材料に使うことが多い。EPAが発効すれば豪州産の牛肉が1割近く値下がりする可能性がある。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉での米国産牛肉の関税を巡る協議にも影響を及ぼしそうだ。
政府は関税引き下げで輸入数量が増えた場合、関税率を戻せるセーフガード(緊急輸入制限措置)の導入と国内対策を合わせて検討する。
一方で日本は豪州が輸入車にかけている5%の関税撤廃を求めている。昨年、韓国が先行して豪州との間で車の関税撤廃で合意しており、日本車の輸入条件をそろえることを強く訴える。
日豪EPA交渉は昨年春にいったんまとまりかけたが、豪州が昨年9月に総選挙を迎えた影響などで、夏以降は話し合いを中断していた。今月中旬に日本から豪州に関係省庁の担当者を派遣し交渉が再開。2月上旬には豪州の担当者が来日し詰めの調整に入る。
[日経新聞1月27日朝刊P.3]
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK160掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。