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2014-01-26 07:40:01
NHK新会長の籾井勝人(もみい・かつと)という男が就任のお披露目会見で、従軍慰安婦問題に対する見解を求められたのに対し、「この問題はどこの国にもあった。フランスやドイツにはなかったと言えるのか。なぜオランダには今も飾り窓があるのか」と答えました。
「従軍慰安婦はどこの国にもいた。何が悪い」という発言です。しかも、「韓国は日本だけが強制連行したみたいなことを言うからややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っているわけだが、日韓条約ですべて解決していることをなぜ蒸し返すのか。おかしい」」とも語りました。
籾井という男の感覚は、「どこでもやっていたじゃないか。日本だけが悪いということはないよ。しかも条約を結んで解決済みだ。いまさらとやかく言うのは、カネ目当ての”ゆすり”ではないか」と言っているようなものです。以前、これと全く同じ内容の発言を、橋下徹という大阪市長のポストにある男がしたことがありました。二人とも、双生児のような幼稚さです。
籾井という男の根幹には、性欲のはけ口を当然とする男目線があり、それは女性を性の対象とすることを認める、女性の、そして人間に対する人権蔑視の考えです。
問題は、公共放送を標榜するNHKという組織の長の発言です。国内ばかりでなく、国際的にも影響力を持つ立場での発言です。会長にはふさわしくない。不適任です。こんな人間をNHKの会長に押し込んだのは、安倍晋三という低能首相です。発言を取り消せば済むような問題ではありませんよね。即刻、会長を辞任すべきではないでしょうか。
NHKにはもう一人、安倍という男が経営委員に押し込んだ百田尚樹という男がいます。安倍氏が、NHKの編集権を牛耳るために送り込んだ”お友達”です。
籾井問題について、本日1月26日の朝刊は、朝日新聞が、1、3、38面で大きく取り上げ、発言の主なやりとり、識者のコメントなども取材し、しっかりした編集で報じました。
それとは反対に、読売新聞には、1行も見当たりません。徹底した問題隠しです。だから、読売新聞だけを取っている人は、こんな問題がおきたことを知らないままです。読売の編集方針は、読売を含む既得権益勢力にマイナスとなる問題は「知らせない」という世論操作です。
もちろん、NHKも自社の会長のマイナスは報じません。しかし、この問題は「なかった」ことにはできません。もし、NHKがほっかぶりのままで済まそうとするなら、視聴料を不払いにし、猛省を促す必要があります。本日は日曜ですが、電話でもFAXででも抗議の声を上げましょう。
公共放送を維持するために、私たちは視聴料を払わされています。スポンサーの圧力に屈しない放送期間を持つためには、やむを得ない措置です。公共放送とは、「みなさまのNHK」ということです。つまり、「私たちのNHK」なのです。視聴料を払う私たちが、いわばスポンサーなのです。
民放テレビは、スポンサーの意向に左右され、圧力に弱い。だから、広告料に頼らない「公共放送」を持つ意味は、とてつもなく大きい。それを知っている安倍という男は、まんまとNHKを乗っ取ることに成功したかのように見えました。好事魔多し。送り込んだタマが、偏向しすぎていました。幼稚過ぎたともいえます。
こうした輩にNHKを牛耳らせるわけにはいきません。私たちにできることは、視聴料の支払いを幅広く拒否することです。まず、「新会長をやめさせる自浄能力がないなら、視聴料をストップする」と、通告しましょう。
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