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勝ち戦の余裕/(C)日刊ゲンダイ
「地域密着」繰り返す 舛添演説“原発外し”はいつまで続く
http://gendai.net/articles/view/news/147501
2014年1月25日 日刊ゲンダイ
推進派の田母神俊雄元航空幕僚長(65)でさえ、第一声で36秒を割いた「原発」。細川元首相(76)の登場で、都知事選の重大争点となっているが、ただひとり、舛添元厚労相(65)だけは一言も触れなかった。原発やエネルギー政策に関するアピールは0秒である。
「有権者に争点を聞いた世論調査で原発は3番手ぐらい。しかも、情勢は舛添リードです。勝ち戦なのだから、防災や五輪を重点的に訴える路線を貫けばOKと思っているのでしょう。240万票といわれる自公基礎票があるから、普通にやっていれば勝てる。そんな計算です。よほど情勢が変わらない限り、街頭で原発を取り上げることはないでしょう」(政治評論家・有馬晴海氏)
舛添陣営の戦略はハッキリしている。国政のテーマは取り上げず、演説は地域密着。先々で受けそうなことを話し、関心を引こうとしている。
23日の新宿では、「新宿駅は330万人が利用しているのに、整然として事故もない」「東京は世界一治安がしっかりしている」と強調。24日の新小岩では、「木造住宅が密集しているから、火災とかも含めて対策が必要」と訴えた上で、「下町の中小企業は世界中が驚く技術を持っている」と持ち上げた。
「大所高所からエネルギー政策を訴える元首相連合にはやれないと踏んでいるようです。予定された与党幹事長の応援も見送り、目線を下げた。政党を前面に出せば、『巨大抵抗勢力と戦う元首相連合』というコントラストも鮮明になってしまう。それで敬遠したのでしょう」(事情通)
もっとも、どこまでこの戦略を貫けるかは分からない。24日、国会前の脱原発デモに参加した人たちの多くは、その場で演説した宇都宮健児前日弁連会長(67)ではなく細川支持を口にした。
「宇都宮さんを支持していたが、勝てるのは細川さん。脱原発に向けて、首相を経験した政治力を生かしてほしい」(60代男性)
「郵政選挙で小泉さんを嫌いになったけど、脱原発に向けて票が取れる人がいいし、政党色が薄い方が応援もしやすい」(70代女性)
脱原発の候補は一本化に失敗した。それでも脱原発を求める有権者は現実的で、勝てる方を見極めて応援しようとしている。舛添が原発隠しを続けられるのも今のウチだ。
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