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2014/01/25 07:12
米国の防衛関係高官が小野寺防衛相を訪れて「韓国と関係改善すべきだ」と注文をつけたという。余計な御世話だと言いたい。
そもそも米国は戦後日本を貶め二度と軍事大国として立ち上がらないようにするために「東京裁判史観」を日本に植え付けた。それが今日の中・韓との関係悪化の根底にあることを米国が真摯に反省すべきだ。
戦後日本のマスメディアを席巻した「東京裁判史観」の延長線上に反日マスメディアの増長があった。一時期、左翼・反日的でない文化人は偽物だ、という風潮が日本の言論界を支配していた。その背景にあったのは米国の強い意向ではなかっただろうか。
米国にとって短い米国の歴史上で武器を取って米国を攻撃した国は唯一日本だけだ。しかも白人でなく、有色人種の日本国民が近代兵器を駆使して米軍を攻撃した、というのは驚愕というよりも恐怖体験として残っているのだろう。それだからこそ戦後進駐した米国は漬物石のように「東京裁判史観」により「日本は軍事力で他国を蹂躙した悪の国だった」との刷り込みを有無を言わさず日本国民の頭の上からギュウギュウと押さえ付けた。
日本国民にとっても有史以来初体験の他国による占領という事態に仰天し「熱さに懲りて鱠を吹く」というバカな状態に陥った。サンフランシスコ条約の締結により戦後独立を果たして後も「鱠を吹き」続けて暗愚な政治家によって「村山談話」や「河野談話」が発表された。
それでは日本が中国軍事侵攻や太平洋戦争に踏み込んだ当時の世界において、日本だけが軍事的な野望を抱いて実行に移したというのだろうか。歴史を現代の常識で論じてはならない。歴史は当時の常識で論じ判断すべきだ。
たとえばアフリカ原住民を勝手に狩りをして捕え米国に奴隷として売り飛ばすのは売る方も買う方も重大な人権侵害であることは論を俟たないだろう。しかし当時は白人社会の常識として有色人種は家畜と同じだった。
現代では許されないことだが、白人社会には白人社会の常識があった。それを現代社会の常識で論じて米国やスペインを批判しても何事も前に向かって進まないのは明らかだ。しかしそれを持ち出せば米国が自信喪失して従順になる、というのなら何度でも奴隷制度を持ち出してアフリカ諸国は米国を批判し続けるだろう。
しかし奴隷海岸や象牙海岸の別称の残る地域の国々も過去の歴史を持ち出して米国を批判したりしない。過去とはいっても米国が奴隷制度を廃止したのは日本の明治維新の数年前のことでしかない。
韓国はそれよりも遥か以前の秀吉の朝鮮出兵を未だに論っている。この執念は何だろうか。それは「村山談話」や「河野談話」のように、歴史的に捏造した根拠のない批判であれ「東京裁判史観」に沿った批判に日本社会は打たれ弱い、という事実を知ったからだ。現実は日本社会が打たれ弱いのではなく、日本国内の反日マスメディアが日本国民に「反省が足りない」と韓国の謂われなき戦争批判を宣伝するので「ああ、そうなのかな」と戦争を知らない世代が思い込んでしまうのだ。
事実は日本は秀吉以降ここ数百年の間、韓国と戦ったことはない。日韓併合は韓国政府の要請により当時の国際社会で公然と認められた二国間条約だった。そして現実に、日本は日本国民の税を投入して半島の社会インフラを整備し田畑を開墾し教育施設を整備し教育を半島全土で振興した。もちろん医療施設整備も日本の手で行われた。
そうした恩恵を感じない韓国民とはお付き合いしかねる。それのみならず韓国の朴大統領は日本の首唱とは会談しないが、日本以外の国に出掛けては謂われなき日本批判を繰り返し、「従軍慰安婦」などの嘘を世界に広めて来た。
そうした国と日本は関係改善すべきと米国防衛関係高官が日本の防衛相に言うべきではない。日本は戦後初めて「東京裁判史観家に虐げられた歴史観から脱却した安倍首相を先頭にして、誇りある外交を展開しようとしている。
韓国と日本の関係が現状のようであれば米国にとっては不都合かもしれないが、日本にとっては何ら痛痒はない。米国は東アジアが緊張関係にあり続ける方が日本国内の基地を米軍専用基地として割安に自由に使えるから望ましい状態なのかもしれない。だから大量破壊兵器があるかも知れない状態でイラクのフセインは軍事侵攻により拘束し排除したが、北朝鮮の金独裁政権が核兵器を開発しようがミサイルを開発しようがスルーして軍事侵攻して来なかった。それは米国の都合であって、日本の不都合を無視した米国の世界戦略に過ぎない。
日本は独立国家だ。日本政府は日本国民の利益実現のために外交を展開する。米国のためでもなければGHQに温存を許された軍部の広報機関に過ぎなかった日本のマスメディアが、戦後米国による「東京裁判史観」を忠実に信奉するバカなマスメディアによる日中、日韓関係を無条件に修復すべしという声を無視する戦後最初の政権だ。
日本今後百年の計のためにも、日本政府は中・韓と国内の反日マスメディアに譲歩してはならない。「東京裁判史観」から脱却し、矜持ある日本構築のためにも、悪しき「歴史認識」批判を跳ね返さなければならない。彼らが指摘する日本の歴史とは捏造と歪曲に満ちた物語に過ぎない。米国の日本外交に対する干渉に腹の底から怒りを覚える。
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