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細川氏(左)の応援演説で主役級の存在感を見せた小泉元首相=23日午後、東京都新宿区
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140124/plt1401241535004-n1.htm
2014.01.24
東京都知事選(2月9日投開票)は23日告示され、街頭やネット空間で戦いの火ぶたが切られた。初日、最も目立ったのは、やっぱり小泉純一郎元首相(72)だ。弟子にあたる安倍晋三首相(59)の政策を絶叫口調で批判し、応援する細川護煕元首相(76)を完全に食ってしまった。細川氏の存在がかすむ“主役殺し”といえそうだ。
「原発ゼロでやっていける。なぜやらないのか。強い憤りの念が胸に燃えてきた!」
23日午後、JR渋谷駅ハチ公前。小泉氏が、安倍政権への怒りを爆発させると、約1300人の聴衆から大きな拍手が起きた。「原発ゼロ」への戦略や道筋も示さず、日本経済に与える影響も説明しないが、得意のワンフレーズで人々の視線を集めてしまった。
演説の最中には、年配の女性から「純ちゃ〜ん」「かっこいい!」などと黄色い声援が飛び交い、うっとりと見つめる女性もいた。
小泉氏は昨年から「脱原発」を訴えてきたが、安倍首相は国家の要であるエネルギー戦略を慎重かつ複合的に考えており、これを受け入れなかった。このため、小泉氏は「戦闘モード」に入ったとされる。かつての側近に「(都知事選で)勝てば(安倍首相のおひざ元)山口県知事選(2月6日告示)の応援にも行く」と宣言したという。
激しい小泉節に圧倒されたのが、本来の主役である細川氏だ。
政界引退から16年、76歳という年齢もあるのか、細川氏の演説は聴衆の後ろまでほとんど届かなかった。
立ち止まって見ていた男性会社員(35)は「細川さんは声が小さくて、ほとんど聞き取れなかった。年齢のせいか、マイクの調子が悪いのか…。身ぶり手ぶりを交えてダイナミックに話す小泉さんに比べると、覇気がないように映った」と語った。
30代の女性3人は「小泉さんを見たからもういい。帰ろう」と立ち去った。20代前半の男性2人が小泉氏だけを携帯で撮影していたので、記者が「細川さんは撮らないの?」と聞くと、「知らないから」と答えた。
同日午後4時半から、JR新宿駅東南口で行われた街頭演説でも、「小泉、頑張れ!」のかけ声は飛んだが、「細川〜」というかけ声は聞こえなかった。この日、細川氏が、小泉氏の応援に感動したのか、涙を流す場面まで見られた。
細川氏の戦いが、小泉人気に支えられていることは明らかだが、その人気も、かつてに比べると陰りが見える。
2001年4月の衆院選、小泉氏は田中真紀子元外相とタッグを組み、JR渋谷駅ハチ公前に約1万人を集めている。集客力は8分の1程度に落ちたともいえそうだ。
もう1つ、細川氏には、同じ「脱原発」を掲げる元日弁連会長の宇都宮健児氏(67)の存在もネックだ。
情報関連会社を経営する椎名りりかさん(41)は、「細川さんは『脱原発』しか、目立った政策がない。そもそも、都政で扱う問題なのか。われわれ若い世代には、ブラック企業の問題など日々の生活の方が切実。私の周囲には、『同じ『脱原発』なら宇都宮さんに』という若者が多い」と語っている。
17日間の選挙戦は持久力戦でもある。これからどう展開していくのか。
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