01. 2014年1月20日 21:58:13
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「細川氏が山本太郎化してる!?」都知事選・細川&小泉陣営にあの上杉隆氏も合流か 新聞社やテレビ局の世論調査がある。都知事選に関しても行われているが、政党側でも独自にリサーチをしている。そして、それはマスコミのそれより厳しく、正確だと言われている。 細川護熙氏と彼を推す小泉純一郎氏の元首相コンビが話題だが、細川氏の人気は小泉氏が登場する前は宇都宮健児より下回っていたと言う。つまり、細川氏の人気は小泉氏抜きでは語れないという事だ。細川氏は新党ブームの立役者だが、果たして選挙権を持ち始めたくらいの今の若者がその時の事を記憶しているだろうか。今週初めくらいには自民党のリサーチの結果が出ると言われている。 「舛添氏より、10ポイント下回っていたら、殿と呼ばれる細川氏は辞退するかも知れない」(大手新聞記者) 細川氏としては引退した身であるし、わざわざ負け戦に参戦するメリットはない。細川氏の人気はかなり上にあったとしても右肩下がりになっていくとされる。つまり、最初の出足でどれだけ他の候補との差をつけられるかが、細川氏の当選のポイントであるという。出馬会見の遅れも囁かれるが、陣営としては「今は、世論調査の結果が気になって仕方ない」(前出・大手新聞記者)状態だという。 また、細川&小泉タッグに懸念されるのが、スポンサーがいない事だ。「世界のトヨタ」の大番頭・奥田碩氏が会長を務め、小泉氏が理事に就いている国際公共政策センターに思惑もあって脱原発を唱えたとも言われた小泉氏だが、最近はそのトヨタから梯子を外されたようだ。段階的脱原発ではなく、「原発即ゼロ」という極論に至った事が原因とされている。トヨタ側とすれば暴走とも映ったのだろうか。 だが、小泉氏の原発即ゼロの「暴走」は止まらない。安倍首相への不信感もある。小泉氏と安倍首相はいわば師弟関係にある。小泉政権時代、電撃訪朝によって小泉氏の株が一挙に上がったように、当時官房長官だった安倍氏の人気も急上昇した間柄だ。しかし、原発問題に関しては安倍首相は小泉氏の提言をほぼ無視してきた。小泉氏の感情が「安倍憎し」まで至ったかどうかは明らかではないが、それに近い状態にあるようだ。 一方、自民党も細川&小泉タッグには危機感を抱いている。ある自民党関係者は「街宣カーに乗った小泉氏の周りには多くの人々が集まるだろう。怖いのは小泉氏の応援演説が終わった後も観衆が立ち去らず、その熱狂のまま細川氏の演説を聞くような状況だ」と言う。 さらに一部では、あの"元ジャーナリスト"の上杉隆氏が細川陣営の選対スタッフに入るという情報まで流れている。ある政治記者は上杉氏の細川陣営参加について、「脱原発の細川氏に期待していたのに......。これでは、細川氏は山本太郎氏みたいになってしまうのではないか」と危惧を抱いていた。 実際、彼が代表を務めている「自由報道協会」の理事らには、「細川陣営の選挙スタッフに入るのでしばらく、活動を休止する」といったメーリングリストが回ってきたという。 いやしくも、中立の立場を守るべきジャーナリストであり、また誰もが会見できる場所として「自由報道協会」なる公益社団法人が立ち上がったはずだが、その元代表者(現理事)が、特定の政治家のスタッフになるというのはいかがなものだろうか。 決論を言えば、彼の正体はジャーナリストではなかった。ジャーナリストを自称してからも、その言動からして、正体は「政治家の秘書」そのものだった。それならそれでよいと思う。政治家の秘書・政治家のスタッフとしての役割を全うして頂きたい。 僕としては一応、マスコミの末席を汚させている身であるので、彼がこの業界から去って頂く事にいささかの未練もない。拍手を持って送り出したいくらいである。そして戻ってきて欲しくない。「細川氏も何を考えていのか」という声も聞くが、ネットユーザーから見放され、既存メディアからも「胡散臭い」と言われてしまった上杉氏にとっては最高の居場所を見つけたのではいか。結局は政治家の周辺で活動している秘書的役割が似合っている。しかし、細川陣営は最近の上杉氏の評判については何も知らなかったのだろうか。つくづく陣営のリサーチ能力が心配になる。 いずれにせよ、そろそろ自民党による独自の世論調査結果が出る。その結果いかんによっては、今週中に大きな動きがあるはずだ。 Written by 久田将義(東京ブレイキングニュース編集長) Photo by 池上彰が読む小泉元首相の「原発ゼロ」宣言 http://news.nicovideo.jp/watch/nw918970 |