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伊藤 久さんの写真<インターネット上に掲載された写真を借用>
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/c81d039464957ced4631d96d432e85f5
2014-01-20 07:20:38
稲嶺氏が再選を果たしました。とてもうれしいです。沖縄の人々の底力に、「ありがとう」といいたい気分です。あえて、「気高い民主主義力」という表現を使いたい。「感動」という言葉では、到底、今の気持ちに表現が追いつきません。
500億円をも一蹴しました。4万6千人の名護市の有権者で割れば、一人あたり108万円の買収費です。石破という自民党の三白眼男が仕掛けた、「500億円買収選挙」。先に、沖縄選出の自民党所属議員を恫喝して力でねじ伏せたのと同じ精神構造でした。平成の「琉球処分」。それを、見事にはね返してやったのです。
名護の有権者は、安倍政権という国家権力に対峙して、その圧力をふっ飛ばしました。「誇り高い人間」が厳然と実在していました。「あなた方、本土の人たちは、私たち沖縄の人間をどこまでおとしめ、”琉球処分”を続けるのですか。いい加減、普天間基地は国外に追い出して下さいよ」。
日本の民主主義は、沖縄には確かに存在すしますよね。本土の民主主義が中学生レベル程度にとどまっているのとは雲泥の差です。
しかし、目の前に都知事選が迫っています。なんとしても、細川護熙候補への1本化により、本土でも民主主義が機能するという意地を示したい。しかし、現在の状況では、どちらかが勝つどころか、共倒れの心配が高まっています。
細川氏ではなく、宇都宮氏に1本化した場合はどうか。宇都宮vs舛添という対決では、選挙の争点から「原発」が外されることが確実です。安倍政権の宣伝広報機関と化した読売新聞とNHKを中心とするマスメディアが、選挙の争点から「原発」を外すことは明瞭なのです。翼賛広報機関は、選挙争点を「東京オリンピックの準備」と「首都直下型大地震対策」にわい小化するのは確実です。
そして、舛添候補が勝利すれば、安倍という男を中心とする「暴走車グループ」は、「安倍路線が承認された」と言いつのることになります。そして、選挙期間中は原発を争点から外しておきながら、勝利すれば、「原発再稼働が支持を得た」と主張します。それどころではありません。「安倍支持ということは、特定秘密保護法にも信認が得られたことになる。集団的自衛権の行使も認められたのだ。TPPへの賛成も得られた」と、何でもかんでもオーケーを強調することは目に見えています。
その点、細川・小泉連合なら、争点から「原発」を外すことはできません。なにしろ、「脱原発」のワン・イシューなのですから。
共産党や、三宅洋平さんなどの「宇都宮支持勢力」がどんなに、「がっぷり四つに組む」と気張ってみても、多くのマスメディアは、宇都宮氏の主張を隅っこに追いやり、舛添候補が有利に運ぶように世論操作します。現在のマスメディアは、そうした空気を読むことにかけては、異常に鋭い能力を発揮します。
だから、細川嫌い、小泉嫌いでも、「主たる敵は安倍政権」という一点をしっかりととらえ、細川候補に票を集中しましょう。票を割るということは、結果的に舛添候補を応援することと同じです。この際、まず細川候補で闘うべきです。とりあえず、安倍政権に強打を浴びせる。いま、私たち平和・民主勢力が集中して闘う正面の敵は、安倍暴走政権です。
細川1本化には、その後の政界再編プログラムも視野に入れています。政界再編は、宇都宮氏では主導できません。
極めて残念なのは、共産党が「主たる敵」を明らかにできないことです。あるいは、民主勢力の力量を測定できないことです。いまだに、「オレが正しい」という独りよがりの論理から脱皮できないことです。敗戦から70年近くもの間に、もう学んでもいいはずですが、独りよがり路線でぬくぬくしています。
いま求められる喫緊の課題は、民主勢力の「連携」です。具体的には、「細川候補への1本化」です。この機会を逃すと、当分、チャンスは期待できないと思います。
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