http://www.asyura2.com/14/senkyo159/msg/664.html
Tweet |
舛添氏の「一杯のかけそば」は都民に通用するか
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140119/plt1401190724001-n1.htm
2014.01.19
今回の都知事選(1月23日告示・2月9日投開票)、マスコミ的にはおもしろい候補者たちといえるかもしれないが、正直なところ、「勘弁してほしい」という思いが先に立つ。
まず、田母神俊雄元航空幕僚長に対し、元都知事で日本維新の会の石原慎太郎共同代表が「個人的に応援をする」という。石原さん、ちょっと節操がないんじゃないか。自ら後継指名した猪瀬直樹前都知事があのような形で辞めたのだから、本来ならば口を謹んで蟄居(ちっきょ)していなきゃいけないところだ。
だいたい、猪瀬さんに「徳洲会に行け」と紹介したのは、石原さんではないか。それが今度は、防衛省を追われた田母神さんを応援するという。こういうことは、やめてほしい。
一方、舛添要一元厚労相を支援する自民党も、2010年に除名処分にした人を応援するのは、やはり節操がない。
舛添さんは厚労相になった当時、「自分が母親の介護をした」と語っていたが、母親が住んでいた北九州の人たちは本当のことを知っている。私も舛添さんと同じく北九州出身で、地元の友人からその辺の話は詳しく聞いている。
あれは「一杯のかけそば」の物語のようなものだ。真実とかけ離れた話をしていても、都知事は務まるのだろうか。
舛添さんと同じように「女偏」の話題が豊富なのが、細川護煕元首相。細川さんには、なぜ自分が首相を辞めたのか、思い出してほしい。
1994年春、細川さんは自民党に佐川急便からの1億円借り入れ問題を徹底追及されていた。警察官僚出身の亀井静香議員や白川勝彦議員(当時)らは、さらに女優やクラブの女性との付き合いまで国会で追及しようとしていた。
結局、細川さんは経団連の平岩外四会長(当時、以下同)や日本興業銀行の中山素平特別顧問、祖父である近衛文麿元首相の秘書を務めた四元義隆・三幸建設工業社長との会談で「(スキャンダルがドッと出てくる前に)辞めるべきだ」と厳しく諭され、首相に就任してからたった9カ月で未明の会見をして辞任している。
ろくろを回している間に解脱して、このことを忘れたのだろうか。この人が「脱原発」ということで小泉純一郎元首相と連携するというのだから、「勘弁して」という声しか出てこない。東京都民は脱原発よりも電力の安定供給を求めているはずだ。脱原発に即した新しいエネルギー政策の提案でも持ち出してくれるのだろうか?
こうなると、消去法で宇都宮健児前日弁連会長といまや85歳のドクター・中松しかいなくなってしまうではないか。冗談のような話だ。
ただ、石原さんも週に2日ぐらい、それも数時間ずつしか登庁していなかったというから、都知事なんていなくてもいいのかもしれない。(95年に)自分が都知事になれなかったから文句を言うわけじゃないが、都知事なんてその程度のものなのだろうか。
■ビジネス・ブレークスルー(スカパー!557チャンネル)の番組「大前研一ライブ」から抜粋。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK159掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。