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僅かの可能性であれ、宇都宮・細川候補の一本化への動きを支持する。不成功なら鼠とる猫の選択
http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/a59c3054b83b3293a3062d52539119b4
★孫崎享氏の視点ー<2014/01/18>★ :本音言いまっせー
宇都宮氏を支援している水野誠一氏は自分のツイッターの中で、「三人の民主党の前議員が僕の事務所に来訪された。元大臣経験者を含む三人とも、以前から原発の継続やTPPに明確に反対してきた知見の高い議員だ。
来訪の目的は、予想通り、宇都宮さんを説得して、なんとか細川さんに一本化できないか?というお尋ねだった」と書かれている(参考1)。
また、鎌田 慧氏らが宇都宮、細川両氏に一本化の要請をされている(参考2)
依然一本化の動きが細々とながら続いているようだ。
この問題について私の立場を示したい。
まず、私は宇都宮氏を支持する。政策的にも、人間的にも東京都知事に最も相応しいと判断する。
それを前提に、東京都知事選挙にどう臨むかを考えてみたい。
今、日本の抱える政治課題はどれもこれも深刻で、その食い止めが緊急の課題だ。
原発の再稼働がある。
TPPの動きがある。国家主権をうりわたすものだ
集団的自衛権がある。自衛隊を米国の戦略のために傭兵的に、しかも日本のお金で使わせる仕組みだ。
秘密保護法がある。
憲法改正の動きがある。
格差社会がますます拡大しようとしている。
政治家の金銭問題がある。猪瀬知事が贈収賄容疑で辞任したのだから当然だ。
これらいずれも、私は宇都宮氏に最も近い。だから宇都宮氏に知事になってもらいたいと思う。
しかし、この政治課題でどれが最も重く深刻か。
私は原発の再稼働だと思う
今重要な局面を迎えている。
3・11以降、日本はこれまで原発なしでエネルギーをまかない、おまけに経済成長すらしてきた。
しかし、まさに今これを破ろうとしている。政府が東電の再建計画を認め、これを政府が認めている。
各電力会社は再稼働のための申請を行っている。再稼働への最も重要な局面を迎えている。
これに手をつけたら、日本は政治、経済、官僚でどうしても後もどりできない社会を作る。
今再稼働にむけ、政・官・財・学の旧来の電力村に加えて電力会社に融資している金融界も動き始めた。
一旦動いたらもう誰も戻す力を持てない。
今が再稼働阻止の最も重要な時期である。
これはどんなことがあっても阻止しなければならない。
我々が考えなければならないのは、どう阻止する力を持つかだ。その最も強力な手段を選択することだ。
今日まで、官邸前のデモ等は本当によく戦ったと思う。
浜岡原発を止めている静岡県の市民など各地の頑張りがある。
現在再稼働が起こらないのはこうした頑張りによる所が大きいと思う。
でも再稼働への動きは着々と進んでいる。
再稼働に対抗しうる力を平成出来るかだ。
思いもかけずに、細川氏が出馬する意向を示した。小泉氏が支援を表明した。
「白猫でも黒猫でもいい。ネズミを捕るのがいい猫だ」である
政府・自民党とマスコミは極力、宇都宮候補と原発を無視し選挙戦を乗り切ろうとした。
そしてそれが成功しそうな雰囲気だった。しかし、細川・小泉氏の登場でそれは出来ない。
都民は「原発をどのように位置づけるか」判断を求められている。
私は原発再稼働の問題はそれ位重要かつ深刻だと思う。
私は小泉氏の対米従属、格差社会の助長で最も日本に害を与えた首相と思う。私は細川氏についても高い評価をしていない。
ただ。細川氏が知事に選ばれた時、両者とも原発から逃げれない。
彼らの問題点を指摘することと原発再稼働を阻止することの重要性の比較だ。私は後者を重視する。
だからまず一本化を主張する。
参考資料1宇都宮さんが、細川さんの出馬でも、決して降りない理由・・
:水野誠一・twitlonger
【ドンキホーテとバカにするなかれ!】(長文ですがお読み下さい)
今日、三人の民主党の前議員が僕の事務所に来訪された。
元大臣経験者を含む三人とも、以前から原発の継続やTPPに明確に反対してきた知見の高い議員だ。
来訪の目的は、予想通り、宇都宮さんを説得して、なんとか細川さんに一本化できないか?というお尋ねだった。
実は今週の頭に、数人の友人からの依頼もあり、我々夫婦も浅薄にもそれに同意し、ご本人に打診したことがあった。
だが、まだ細川さんの出馬表明がされる前だったこともあるが、かなりしっかりとした意志を持って拒絶されたことを説明した。
たとえ表面的な政策面で合致したとしても、人格や倫理観の違いがあることが、最大の理由だと思う。
それはかつて宇都宮さんが弁護団長を務めて、当時新進党だった細川さんと対峙した「オレンジ共済事件」にまで遡るようだ。
政治というものは、政(まつりごと)だ。
勿論、国家と国民の利益と幸福の為に行う行為だが、正義観と倫理観を持って神の前でも恥ずかしくない統治を行うことである。
それこそが国家の品格を形成することであり、その判断には明確な倫理観を伴うことこそが最重要な条件になる。
細川さんに纏わる過去の不祥事のすべてにおいて彼に非があったとは思わないが、その説明はなんとも不十分なものであり、当時被害者の代理人だった宇都宮さんには、到底納得できなかったようだ。
こうした人々が宇都宮さんに出馬しないでくれと頼む最大の目的は、なにが何でも脱原発派が勝利をして、自民党の暴走に歯止めを掛けるためには、票の分散を防ぎたいということだ。
それもよく分かる。なにが何でも勝ちたいのは私とて同じだ。
だが、それが細川さんなのか、宇都宮さんなのかは、現時点では誰も分からないのではないか。
常識で言えば、前回宇都宮さんを支持した人が細川さんに雪崩を打っているようだし、細川優勢と思うのだろう。
だから宇都宮さんを「自己満足だ」「愚か者だ」「自分勝手だ」「ドンキホーテだ」などと言う人も少なくない。
だが、間違ってはいけないのは、この二人はお互いが敵同士ではないということだ。
敵は自民党の支持を得ながら、ありがた迷惑を装っている、票のためなら自説を曲げて「ずっと前から脱原発と言ってきた」などと平気でウソを吐く候補者ではないか?この二人が足を引っ張り合って「争う」のではなく、正々堂々と正しい政策を「競う」ことで、
ワン・ツー・フィニッシュを目指せば好いではないか。
前回の選挙で、世相を評論する文化人候補だから悪いことをしないだろうと前知事を選んだ434万人もの人々が、その期待を見事に裏切られたことを忘れずに、今度は自分の頭で考え、自分の目で確かめて、人間として真に尊敬でき、倫理的に正しいと思える人を選ぶべきだろう。偽りの人格やウソは直ぐにばれる。三ヶ月で天国から地獄まで堕ちた先例から何かを学ぶべきだろう。
そしてたとえ万が一、脱原の候補者が知事になれなかったとしても心配はいらない。
そのふたりの総得票数が圧倒的に多ければ、必ず安倍内閣の暴走に歯止めを掛けることになる。
宇都宮さんが妻(みどり)に言ったそうだ。
2001年に静岡県知事選で、誇りを持ってドンキホーテを演じた経験から、私も言おう・・「この変革の時代にこそ、ドンキホーテの役割が実は一番重要なのだ」と・・
参考資料2
2014年(平成26年)1月15日
宇都宮 健児様 細川 護煕様
脱原発都知事を実現する会 共同代表 鎌田 慧 共同代表 河合弘之
申入書
このたび東京都知事選挙に脱原発を政策掲げて立候補敬意表します。しかながら、脱原発 を明確に掲げる候補二人いうことで票が分散し、結果とて原発推進候補を利するのではないかう危惧票私たちは持っています。
この危惧は都民心ある方々及び全国脱原発支持者に広がっています。そこで私たち長きにわたり脱原発運動を担い、純粋な気持ちで脱原発運動脱原発運動を担い脱原発候補を統一心から願う者として、お二人が虚坦懐に話合いなり、脱原発候補を統一してくださるよう申し入れます。話合いをしてくださるのであれば 私たちは仲介の労を取る用意があります。
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