http://www.asyura2.com/14/senkyo159/msg/590.html
Tweet |
外務省OBとの会話(脱原発発言は正しいという人、TPP参加反対をいう人)
http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/c387af4a551441c57b306919d6cb6905
★孫崎享氏の視点ー<2014/01/17>★ :本音言いまっせー
私は最近、週刊ポストで天木直人氏と対談した。
彼はイラク戦争当時、自衛隊のイラク戦争に反対した。
それで外務省と対立し、2003年 『さらば外務省! 私は小泉首相と売国官僚を許さない』を講談社から出した。
数年前か、週刊金曜日で天木氏と対談したが、彼はその時、「外務省を辞めてから外務省OBや現役と話したことはない。
同期と地下鉄のプラットホームであっても、目をそらす」と話していた。
私の場合も、外務省現役は「嫌な奴」と思っていると思う。これだけ現在の外交政策を批判しているから当然と思う。
外務省の姿勢を明確に批判しているOBは私と天木氏に加えて、TPP問題で、谷口誠氏、原発で村田光平氏で、この両名とは現在も時々意見交換をする。特に村田光平氏は原発で、さまざまな嫌がらせ、マイナスを跳ね返し頑張られていられる姿には敬意を表したい。
昨日夕方、家内と一緒に地下鉄に乗ると、ある外務省OBと目があった。局長経験で外務省の中枢を歩んできた人である。
彼はすぐ我々の所に来て、話始めた。
「貴方が言っていることは全くその通りだ。特に原発の再稼働に反対して いることには全く同感だ。
書いた物は読んでいる。
朝早く起きるものだから、“おはよう寺ちゃん”も聞いている。
日本が極東で近隣諸国と軍事衝突をおこした時に、米国が助けにくることなんて、あるはずがない。
米国はもう昔の米国ではない。それが日本人にはまだ解っていない。
国家予算の縮小で、軍事費が削られる時代だ。米国国民もどんどん内向きになっている。」
残念ながら、私達が地下鉄から降りる駅に来た。
外務省員は基本的に、紳士的に振る舞うように教育されてきた。OBであっても、あからさまに現在の外務省に反旗をひるがえすことはない。
最近、ある週刊誌のライターと話した。
「今、霞が関で物を自分で考える人は極端に減った。
多数が保身で動いている。
でも、10%位は日本はどうあるべきか、真剣に考えていると思う」
多分、外務省でも10%位の人は考えているのだろう。
偶然、この外務省員とあえてよかった。
そういえば、昔こういうことがあった。これもある集まりである、一人のOBが来た。
「孫崎さん。TPP反対で頑張ってください。
日本で最初に世銀融資を得た案件知っていますか。
一つが、知多半島の灌漑用水です。これで知多半島で農業がちゃんとできるようになった。
TPPにはいって米作が滅びたらどうなります。
確かに老人が農業をしている。米作りをしている。しかし、その人々は自分で労働するという事で老後を支えている。
この人々から米作をとったらどうなりますか。
ものすごい窮乏生活が待っている。労働をする、それを国民が少し高い価格で買う。
しかし、それは素晴らしい社会保障ですよ。頑張ってくださいね」
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK159掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。