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仰天構想 細川新党でリベラル結集
http://ch.nicovideo.jp/nk-gendai/blomaga/ar438728
2014-01-17 日刊ゲンダイ
まずは野党第1党、3年後に政権交代
今回の都知事選は単なる地方選挙とは違う。細川陣営は、すでに都知事選の「次」を見据えて動いている。国政を巻き込んだ「新党結成」だ。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「細川氏は、バラバラの野党が集まる“旗”としてうってつけの存在です。日本新党出身の議員は野党各党にいる。細川氏が勝てば、政界再編の起爆剤になるのは間違いありません。五輪を控えた今度の都知事は、世界的な発信力を持ちます。都知事が原発即ゼロを打ち出せば、安倍政権の原発推進との“ねじれ”が世界的な問題になる。国会でも脱原発が議論され、野党がひとつにまとまる機運が生まれます。脱原発は、巨大与党への強力な対立軸になります」
脱原発で野党が連携、その中心になるのが「細川新党」だ。
「新党の基本理念は『反・安倍的なもの』になる」と、細川に近い関係者がこう話す。
「都政で情報公開を進めれば、秘密保護法へのアンチテーゼになります。地域主権も推進する。外交も、アジアの緊張から融和への転換を掲げることになる。新党立ち上げを視野に入れて、政策作りを進めています」
民主党の細野前幹事長、日本維新の会の松野国会議員団幹事長、結いの党の江田代表が始めた勉強会のメンバーも細川新党への期待を膨らませている。
中でも松野は細川の秘書から政治生活をスタートした“殿”の直系。維新には小沢鋭仁や中田宏、山田宏ら旧日本新党の出身者が少なくない。都知事選で勝手連として細川を支援する民主の一部も新党に合流するだろう。
細川新党ができれば真っ先に参加するという議員のひとりは「まずは衆院で野党第1党になる。今は56人の民主党が第1党だから、そうハードルは高くない。新党ができれば、自民党からの合流もある。リベラル勢力を結集して、3年後の総選挙で再び政権交代です」と鼻息が荒い。
実際、細川の出馬は、自民党にクサビを打ち込むことに成功している。
「党内きっての脱原発派である河野太郎副幹事長は『細川さんを応援する』と言っている。これに追随する若手議員も何人かいるようです。小泉氏の名代として、中川秀直元官房長官が動いていて、脱原発派や“上げ潮派”に声をかけているらしい。官邸は神経をとがらせています。16日の清和会(町村派)の昼食会では、安倍総理の側近が『OBの小泉純一郎と中川秀直を黙らせてくれ』と、小泉内閣で官房長官を務めた細田幹事長代行に泣きついていました」(自民党関係者)
小泉は脱原発について「自民党の議員も賛否は半々」と言っていたが、その見立ては間違っていない。
「仮に自民が割れなくても、都知事選で脱原発派が勝てば、党内で安倍降ろしが始まるきっかけになる」(鈴木哲夫氏)
俄然、面白くなってきた。
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