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3人合わせて224歳…(C)日刊ゲンダイ
70歳代の元首相ばかりが先頭に立とうとするこの国の異様
http://gendai.net/articles/view/news/147269
2014年1月16日 日刊ゲンダイ
いくら少子高齢化が進んでいるといっても、バリバリの働き盛り世代がいないわけではない。脂が乗った40〜50代は大勢いる。それなのに、なぜか政治の世界で先頭に立とうとするのは、すでに引退した老人ばかり。還暦前の現役連中は静かなものだ。
都知事選に立候補する細川元首相は76歳で、タッグを組んだ小泉元首相は72歳。東京五輪の組織委員会会長に就任した森元首相も76歳である。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「日本では短命政権が多いこともあり、“元首相”の肩書を持った人たちが多すぎる。普通だったら退陣後は隠居するか、裏方に徹するもの。人脈や経験を生かし、後輩を支えるのが当たり前です。いかんせん不本意な形で権力の座を失うケースが多いため、みんな未練タラタラ。チャンスがあれば、もう一度スポットライトを浴びたいと望んでいる。老いても野心はたっぷりなのです」
ちょっと常識では考えられない生きざまだ。
1年と政権が持たなかった細川なんて「オレがオレが」の典型だし、5年5カ月と長期政権を築いた小泉も人気者だった昔を忘れられないらしい。しかも、2人の周りには、田中秀征元経企庁長官(73)や中川秀直元官房長官(69)ら、政界を引退した連中も暗躍している。同窓会気分でワイワイやられてはたまらない。
あまりの低支持率で退陣に追い込まれた森も、異常な出しゃばりようだ。いまだに利権に首を突っ込みたいのか、五輪の顔として先頭に立つという。なんとも強欲に映るが、周囲の厳しい視線にも鈍感になっているのだろう。アベノミクスの失敗で経済破綻は間近に迫っている。それを知った政治家OBたちは、みんな正常な判断力を失っているようだ。
「日本の将来を考えると、危機的な状況でしょう。老い先短い人たちが舵取りをして、果たして活力が生まれるのか。中堅、若手もだらしない。進んで火中の栗を拾ったり、汗をかこうという生きのいい政治家はゼロです。小選挙区制の導入により、身内で票を奪い合う選挙はなくなる一方で、政党の支持を受けない新人の出馬は難しくなった。引退議員の地盤を継ぐのは世襲候補だけです。おかげでみんな小粒。サラリーマンみたいな感覚で政治をやっているように見受けられます」(山口朝雄氏)
3・11以降も日本列島は地震の恐怖と隣り合わせだ。首都直下地震も想定され、対策が急がれている。ただ、ヤバイのは首都の地盤だけではない。政治が足元から崩壊するのである。
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