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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140117-00010003-jisin-pol
週刊FLASH 1月28日号
自民・公明党が推す舛添要一元厚労相(66)の都知事選圧勝ーー。その流れに“冷や水”を浴びせたのが、細川護煕元首相(75)と小泉純一郎元首相(72)の“脱原発”タッグだ。10日現在、細川氏は都知事選出馬を検討している。
「細川氏は、昨年10月に小泉氏と食事をした際、“脱原発で共闘できるならば、互いに全力で支え合おう”と約束した。お互い自分の後継者と思っていた野田前首相、安倍首相が民意を無視する政権運営をしていると思い込んでいる点でも共有していた」(日本新党元職員)
高支持率を誇った2人の元首相による“共闘”。だが、この時点で具体的な計画があったわけではない。そこに降ってわいたのが、猪瀬直樹前都知事の5千万円受領問題だった。
「東京電力の大株主である東京都知事になれば、脱原発を達成できる。細川氏は千載一遇のチャンスと考え、12月10日ごろ、自ら関係者に連絡を取り、出馬準備を始めた。その一人が小泉氏。細川氏が出馬に傾いた裏に、小泉氏が応援演説をする密約があったんだ」(同前)
500万人といわれる無党派層が勝敗を決める都知事選。『脱原発』を歯切れよく訴える小泉氏の応援演説があれば勝ち目はある。だが、そもそも『脱原発』で都知事選を戦うことに疑問を唱える人もいる。
「東京に原発があるわけではないし、原発再稼働に関する許認可権は地元の知事が持っていて、都知事が出る幕はない。細川氏が出れば原発ゼロの世論は盛り上がるでしょうが……」(自民党ベテラン職員)
スポットライトを浴びたい細川氏にとって都知事選は最適の場所だろう。だが……。
「今回の都知事選は、2期8年勤め2020年東京五輪の顔になれる人というのが前提条件。’20年に細川氏は82歳ですよ。もし出馬、当選して1期で辞めたら、再びゼロからとなって都政は混乱する。ろくろを回す老人の戯れにつき合わされる東京都民はたまったものじゃありません」(自民党関係者)
’93年、非自民連立政権の首相としてスポットライトを浴びた細川氏は、たった9カ月で首相の座を投げ出し、国政を混乱させた“前科”がある。
「1年で辞任した猪瀬氏の後任が、9カ月で総理を辞任した細川氏、というのはブラックジョークですよ。しかも細川氏が辞任した理由が、佐川急便からの1億円献金問題ですから」(同前)
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