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汚染された土嚢が1500も埋められた/(C)武本泰
安倍首相は必死に牽制 都知事選の争点「脱原発」の明白
http://gendai.net/articles/view/news/147227
2014年1月15日 日刊ゲンダイ
「課題がバランスよく議論されるべきだし、エネルギー政策は東京都だけではなく国民みんなの課題だ」――。安倍首相はこう言って、都知事選の争点が「脱原発」に集中しないよう早い段階から牽制してきた。しかし、脱原発は都民にも大いに関係のある重要課題だ。
元大阪市立大学大学院教授(環境政策論)の畑明郎氏がこう言う。
「マスコミは最近すっかり報じなくなりましたが、福島第1原発の状況はますます悪化しています。今月10日、福島県沖でとれたクロダイから高線量の放射性セシウムを検出したと発表され、12日には、新たに地上タンク群のせきから汚染水が大量に漏れた。溶けた核燃料もどこにあるか、いまだに分からない。それなのに、原発再稼働を進めていいのか。この国で最も電力を使う東京に住む都民が脱原発を真剣に論じるのは当然です」
■原発汚染ゴミはこっそり東京に埋められる
都民にとって、さらに身近なのは原発汚染ゴミの問題だ。いずれ国の主導で全国100カ所以上の場所に「高レベル放射性廃棄物」の最終処理場が建設される。「東京には原発がないから大丈夫」と思っている人も多いだろうが、タカをくくっていると、「いつの間にか近所に原発汚染ゴミが埋まっている」なんて事態が起きるかもしれない。
実際、福島県郡山市では住民に知らせることなく、市が大量の原発汚染ゴミを埋めていたことが判明し、大問題になっている。「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト」の郡山代表・武本泰氏が言う。
「郡山市は住民が除染した側溝の汚泥などを、子どもたちが遊び場にしている市の公園にこっそり埋めていました。汚染ゴミは中間貯蔵施設ができるまで仮置き場で保管するのが原則なのに、市は公園を“仮々置き場”と拡大解釈して利用していたのです。情報公開請求で、埋められている公園が少なくとも21カ所に上ることが分かりましたが、市はいろいろ理由をつけて情報を出し渋りました。郡山市の例ひとつとってもこれですから、<最終処分場をつくる>という原発推進派の言い分をうのみにしたらトンデモないことになるでしょう。東京のどこかが汚染ゴミの“仮々置き場”になっても不思議ではないと思いますよ」
脱原発の争点化を避けようとしている連中は、やましいところがあるのではないか。
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