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小泉元首相の方が前のめり/(C)日刊ゲンダイ
「脱原発」都知事選 「小泉―細川」が仕掛ける“反安倍”戦争
http://gendai.net/articles/view/news/147226
2014年1月15日 日刊ゲンダイ
都知事選で小泉純一郎元首相が細川護煕元首相を全面支援することになったが、これは小泉の安倍自民党に対する“宣戦布告”だ。ケンカを売られ、当初は表に出ないつもりだった官邸もムキになってきた。いよいよ全面戦争である。
14日のぶらさがり会見。小泉は出馬する細川以上に力が入っていた。細川を支援することについて、「喜んで」「積極的に」という言葉を使い、前のめりな姿勢をわざわざアピールしたのだ。そのうえ、「細川氏が当選すれば、原発問題で国政を揺るがす大きな影響力を与える知事になる」と都知事選を国政マターに引き上げ、「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、原発なくしては日本は発展できないというグループの戦いだ」と、原発推進の安倍首相に敵意をむき出しにした。
完全に“火”のついた小泉は、選挙戦で街頭にも全面的に立つ。
対する舛添陣営。除名問題もあり、自民党は都連推薦にとどめ、本部は表に出ないはずだった。が、小泉から宣戦布告され、引っ込んでいられなくなった。舛添も14日の出馬会見で、政策の一番手に「五輪成功」を掲げ、「世界一の東京を目指す」と発言。「世界一」が大好きな安倍カラーに染まり、舛添と自民党が一体化しつつある。
「こうなったら自民党は細川・小泉連合と真正面から戦うことになる。都連の要請を受け、党本部は舛添さんの応援に小泉進次郎さんを投入し『親子対決』にすることや、安倍首相が街頭に立つことも想定し始めました。官邸も小泉さんとの対決に舵を切った。都知事選に勝って、細川さんもろとも小泉さんを葬り去るべしという声まで出ています」(自民党関係者)
■ケンカ売られた官邸も対決に舵
実際、菅官房長官は14日の会見で「(脱原発は)東京都だけで決める政策課題ではない」「(細川氏は)佐川急便からのお金の問題で辞任した。それを都民がどう受け止めるか」とムキになり、安倍もはるかアフリカの地で、「東京都が直面する諸課題がバランスよく議論されることを期待」と牽制していた。
政治評論家の野上忠興氏がこう言う。
「小泉さんは中途半端なことはしない。細川さんを支援するならゼロか百。徹底的にやる。自分が前面に出れば、安倍首相も引っ張り出されることになるという計算もある。小泉さんは安倍さんに対して、<脱原発のチャンスだ。首相の権力があれば決断できる>とまで言った。安倍さんがそれをしなかったのだから、<あとは知らない。安倍さんに思い知らせてやる>という腹づもりでしょう」
細川は「脱原発」以外に「アジアの融和」という政策も準備しているという。東アジアへの接し方を打ち出すもので、中韓と敵対する安倍への強烈な批判だ。
都知事選は、安倍VS.反安倍の構図になってきた。
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