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2014年01月15日
キャロライン・ケネディ大使の姿が見えなくなってひさしい。
日米間でこれほど重要な外交が展開しているというのに、米国駐日大使の姿が見えないのは異常である。
安倍首相の靖国参拝についていち早く「失望」を表明したのは駐日米国大使館であったのに、その時もケネディ大使の姿は報じられなかった。
てっきりクリスマス休暇で米国に帰ったきりになっているのかと思っていた。
ところがそうではなかった。
少なくとも14日の時点では日本に戻っていた。
17日から谷内正太郎日本版NSC事務局長が米国ら主要国へのあいさつ回りを始めると伝えるきょうのニュースの中で、キャロライン大使が14日首相官邸を訪れ谷内氏と会ったことが明らかにされている。
駐日大使が首相官邸を訪れたというのに、この小さな扱いはどういうことか。
しかも、そこで何が話し合われたかについては、「日米関係の強化で一致した」という人を馬鹿にしたことしか報じられていない。
これを要するにケネディ大使の姿が見えないのではない。
その政治的言動が、日本政府とメディアによって意図的に隠されているのだ。
着任早々に日米同盟のシンボルとしての大々的に報道されたことと比べれば、あまりにも対照的だ。
メディアから隠されたケネディ大使の政治的言動。
そのことが日米関係の深刻さを物語っている(了)
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