http://www.asyura2.com/14/senkyo159/msg/458.html
Tweet |
2014/01/13 【沖縄名護市長選】この選挙は辺野古を守る「最後の砦」 〜岩上安身による社民党・照屋寛徳衆院議員インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119520
IWJの記事です。是非記事を視聴ください。
照屋寛徳衆院議員は病気をされて、会話を聴くには苦労するが、文章にすると筋と構成と主張は明確な内容になっている。主張の内容は沖縄の辺野古移転反対派と同じで
(1)基地は軍事的要因ではなく政治的に推進されている。基地は軍事的に不必要な情勢にある。
(2)アメリカの必要性ではなく、日本政府が虎の威を借りて、推進している。
(3)沖縄の文化と自然を守って、基地以外で生活が成り立つ様に動きはじめ、効果が出始めた。
以下、岩上安身氏のツイートのコピーです。
これより、13日(月)12時45分から岩上安身による社民党・照屋寛徳衆議院議員インタビューの模様を実況ツイートします。
岩上「現在は国対委員長をなさって、弁護士でもあられる。脳梗塞を患われて発話が少し困難ということで、スローペースでいきたいと思います。安倍政権は戦争遂行体制へ。外交はどこともうまくいっていない。沖縄も巻き込まれている」。
沖縄の基地負担の軽減などを受けて、辺野古の埋め立て申請承認をしてしまった。安倍総理との会談で仲井真知事は『大変驚くべき立派な内容だ』と言った。安倍総理が言ったのは、単なる口約束。驚くべき立派な裏切り。仲井真知事は沖縄の尊厳を傷つけた。即刻辞任すべきだという決議が県議会で通りました。かつて革新大田県政の時に、沖縄振興予算は4000億円を超えていた。知事が承認したからと言って、埋め立ては開始されない。辺野古の美しい海を埋め立てるということは、全世界的な国際社会の大きな注目の的。海中にやぐらを組んで闘ったことも。
岩上「名護市長選は最後の砦。市長選のご解説をお願いします」。
稲嶺さんは素晴らしい人だと思います。すべては子どもたち、名護市の未来のためと。末松さんは、金儲けのため、公約を破って国に屈服した。
岩上「先生はサイパンで1945年の激戦の中でお生まれになったと」。
両親がサイパンに出稼ぎに行っていて、そこで捕まって捕虜になりました。アメリカの軍事支配の中で、日本国憲法が適用されない、基本的人権が適用されなかったことを身をもって体験してきた。稲嶺さんも同級生です。大学生になってから自ら(沖縄)復帰運動に参加するようになった。1969年ごろから、民族主義的な復帰運動から、反戦平和運動に変わってきました。1945年から72年まで、沖縄は憲法が全く適用されなかった。日米地位協定が沖縄に適用されるようになって、(沖縄本土)復帰から現在までも反憲法的な体制。憲法が適用されるようになっても、実質的には膨大な基地など、憲法が適用されていない。安倍総理が言う戦後レジームからの脱却というのは、大日本帝国憲法への回帰なのでは。天皇を元首にし、国防軍をつくる。憲法9条に反して国防軍がアメリカと一緒になって戦争をする。こんなことは絶対に許してはならない。基地の運用が県民の生活より優先されている。不平等な日米地位協定によって、県民の個人としての人間としての尊厳が侵されている。
岩上「憲法を踏みにじりアメリカと戦争し、新たな英霊を生むと。天皇が80歳の誕生日の時に発言された『日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました』という部分をNHKは削除して放送しました。天皇が80歳の誕生日の時に発言された『日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました』という部分をNHKは削除して放送しました。ミサイルが届くようなところに、なぜ、巨大な基地を建設するんでしょう」。
3兆円の国民の税金による予算を使い、辺野古に基地を作ってアメリカにあげようとしている。沖縄に膨大な海兵隊が駐留する必要もないのに。政治の不作為で、沖縄に基地の負担を押し付ける。構造的な差別をずっととり続けている」。岩上「米軍があるから、代替施設をつくるという目的で沖縄に押し付けていると。米軍、日本政府のどちらがやっているのでしょう。日本政府だと思います。軍事基地も原発も、弱い地域に押し付けておけばいいという発想。
岩上「有事の時には真っ先にそこが標的にされる」。
沖縄戦でも、日本軍の駐留していた島だけが攻撃されました。沖縄に膨大な軍事基地があるが、『3発のミサイルで吹っ飛んでしまう』と言われています。アメリカの国債を一番買っているのは中国。アメリカと中国が戦争をすることは、軍事・政治・経済的にも全くもってあり得ないこと。
岩上「米国は後方からの展開のため沖縄に基地がほしいと。しかし、3発のミサイルで吹っ飛んでしまうなら、同じ条件ですよね」。
死の商人となるようなことがあってはならない。集団的自衛権の行使容認を認めることも許されない。
岩上「磯崎さん(首相補佐官)が言いましたね」。
馬匹去勢法で軍馬を生産するために、沖縄在来の馬が去勢させられ、滅びた。戦争遂行のための軍事といういのは、伝統的な文化や国民の営みを破壊するもの。
岩上「当時、馬はロジスティクスを担うものだったわけですよね」。
ジュゴンも生息できなくなりますし、希少な生態系である辺野古の海を埋め立ててはいけない。高江のヘリパッドも、山の希少な生態系が残されている地域。米軍の事件事故も多発する。しかし、地位協定で我が国の人権が侵害されている」。岩上「2010年の県知事選の時、伊波さんは筋金入りの県外移設派、仲井真さんは保守から出てきて県外移設と言ったのにころっと変わった。仲井真県政は死に体になります。
岩上「ひっくり返したということで訴訟もあるようですね」。
辺野古埋め立て承認の取り消しを求める提訴を行います。
岩上「本土では、勝ち馬に乗るような人たちもいますが、沖縄は、ウチナンチュは粘ると」。
粘り強く闘うんだと。
岩上「抵抗する精神の果てにあるものとは何か。自立ということ。琉球独立学会というものもあります。その学会に先生は論文をお寄せになっていると。
私は学会員です。ネット右翼など、あらゆるところから(琉球独立論に)反発があることも承知しています。しかし、県民の中でこれに関する高まりがあることも事実。オスプレイ配備計画の中止を求めた建白書を沖縄41市町村長や県議会議長などが安倍総理に提出しましたが、これは県民の総意でもありましたが、これを無視して沖縄はいまだに日米の軍事植民地下におかれている。私は、ウチナーの未来はウチナンチュが決めるということをスローガンに、国会議員として活動を続けてきました。しかし、これまで国策によってこれが決められてきた。クーデターを起こすというようなことを独立論の人たちが考えている訳ではありません。
岩上「言葉遊びの居酒屋独立論でもなく、クーデターをする訳でもないと。これはアイヌでもあるそうですね。自治権の拡大というような政治的独立の考え方、国として、国家としての独立という考え方、いろいろあると思いますが、みなさんはどのように考えているのでしょう」。
国として独立したいと考えている人たちもいます。私は学会の人たちと個別に議論を深めたことはありませんけれども、県民の中にも、可能であれば独立国家・主権国家として新しい国家をつくろうと考えている人もいるのではないか。自治権の拡大ということを考える人もいる。旧民法が施行された時から、ウチナンチュは日本人とされると国会での政府答弁がありましたが、その前から徴兵令で沖縄も駆り出された。歴代の総理に質問している。
岩上「先に臣民とされて、後で国民になったと」。
私は『時々日本人』と言っています。都合のいい時だけ日本人だとされて、都合の悪い時には日本人でないと。
岩上「建白書を持っていった際、『売国奴!』などと罵声をあびせられたと。そこで拡声器で罵声をあびせていたのが田母神さんでした。中国の姿勢についてはどのようにご覧になっていますか」。
中国側の主張・思惑と、私たちの思いは違います。私たちは中国の属国になるつもりはない。アメリカの戦争を効率的に遂行するための軍事基地と、心中するつもりはありませんから。沖縄の琉球王朝以来の歴史伝統文化、豊かな自然とともに生きる道を選択する。名護市長選は単なる一市長選ではなく、政府との戦い。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK159掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。