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2014-01-13 20:38:22
木綿:
安倍内閣の功罪
たった一年で成績表つけるのはなんですけど、たぶん、この後、急速な変化が起きると思われるので、もうやっちゃう(笑)。
安倍総理の功は二点。一点は、あの頭のお堅い日銀に金融政策の転換をさせたこと。息の詰まってた日本経済はこれで少なくとも酸欠から免れた。ふっと一息。みんな空気のおいしさを味わっているところ。二点目は、財界に賃上げをお願いしたこと。大企業に勤める友人達の情報を総合すると「利益の出ている企業の30代までの正社員の給与は3%(ベア・一時金とわず)アップ」で概ね決まりのようです。民主党ですらできなかったベアアップなのだから、これで支持率あがらなかったらどうかしてる。
功はここまで。次は罪。
いかりや:
>あの頭のお堅い日銀に金融政策の転換をさせたこと。
日銀たたき上げの総裁ではできなかったかも、黒田総裁はガチガチの財務官僚(金融畑出身)であり、財務省の置かれている苦しい立場(巨額の借金事情)をよく知っている。今回の日銀の大胆な金融政策は財務省と日銀黒田総裁の巧妙な連携プレイ(日銀・財務省の合作?)なしにはあり得ない。
それにしても日銀の巨額の「国債買いオペ」について、世間のエコノミストたちは「禁じ手」だの「ハイパーインフレを起こす」だのと以前はあれだけ言っていたくせに黒田総裁の「日銀の巨額の国債買いオペ」について一言も批判しない(所詮、日本のエコノミストたちはこの程度のレベル)。巨額の借金の償還期限がくれば、行き着くところ、この手段しか選択肢がないのだ。
木綿:
罪は3点。
その最大は消費税率の引き上げ決定。ベースアップはこれで消える。非正規や儲かってない企業の社員は実質可処分所得が減る。ヌカ喜びで、これで4月以降、支持率が下がらなかったらどうかしている(笑)。
いかりや:
仰る通りです。
ここ20年ばかりの間に円高のたびに国民から収入を奪い続けた。何度も申し上げている通り、国民全体の年間収入は、ピーク時よりも50兆円以上も低下している。低下した収入の上に、円安による物価高と消費税が襲いかかるわけだから、貧しい人にとっては大変厳しい。
本来なら、消費税増税どころか円安による物価高の分、庶民にカネを還元すれば(それまでの円高時の収入低下分)景気もよくなる。だが、景気がよくなれば肥大化した国の借金が、経済成長分以上にさらに膨らんでくる。黒田かんべい(苦笑)としては、究極の謀りごとなのかもしれない。
木綿:
二点目は秘密保護法の制定。政府にとってそれなりのメリットはあるだろうが、これどう考えても日本国民にはデメリットをもたらす。次の内閣が実質的に骨抜きにできなかった場合、この国の未来は永久的に薄雲のかかった状態になることだろう。そんな国が健康に発展するわけがない。
いかりや:
秘密保護法は、国民を抑圧して統治することになりかねない。国家公務員法(地方公務員法)、自衛隊法、刑事特別法などなど、それぞれに公務員の秘密保護(守秘義務)が課せられている。
過剰な秘密はろくなことにならないことは歴史が証明しているし、
今日にあっても例えば、
既述したが、検察審査会法がもっとオープンなものであったなら、ブログ「一市民が斬る!!」で暴かれた小沢検察審査会の"架空議決"は起こり得なかった、最高裁事務局が「捏造議決」というおぞましい犯罪?に手を染めることもなかっただろうに、もしそれがなければ、政治もかなり違ったものへと展開したのではないだろうか。
木綿:
三点目は、経済無策。軍需と公共工事だけ盛り上げればなんとかなると安倍氏は思ってるのだろうか、この国の経済の未来に何の展望も示していない。原子力に三行半つきつければいいだけなのに、まだグズグズしてる。優柔不断。
で、今後のことを考えてみる。
@米国経済はまたぞろクラッシュがくる循環期になっている。そのとき日本経済、とりわけ金融関係はハンパでない打撃を被ると思われるが、その準備ができているように思われない。ボルカールールを率先して日本は導入しておかねばならんとこだが、ほっぽりぱなしだ。ひどいことになるだろう。
A円安がとまるまい。適度の円安は歓迎だろうが、いずれ悲鳴にかわるだろう。既に底辺の基礎食材はこの円安で二割ほど上昇してる。さらに上昇すれば、流通業界でまず悲鳴があがる。それに消費増税。とんでもないことが起こることが想定されるのに、これといった準備がなされてるという気配は、官庁の知人たちの言動を見る限り、全くない。ノウテンキ。
B自民党の次の指導者が全然育っていない。幼稚な軍国主義者や坊ちゃんばかり。憂鬱。
そんな日本で生きていくワタシ。当ブログに参加させていただくことで・・・。
いかりや:
円安による副作用は、石油や輸入食料品のコスト高、特に地方の中小企業は大変。
>米国経済はまたぞろクラッシュがくる循環期になっている
「資本主義は物を作って、もしくはサービス(労働)を提供して、それにいくばくかの利益を乗せて売る」のが本来の姿であると理解していた、少なくとも1990年代前半ころまではそのようなものであると思っていた。
金融資本主義金は、カネでカネを操るマネーゲームの世界である。そこではゲームの道具として実体経済を利用はするが、マネーゲームそのものには何ら価値のあるものを生み出しているわけではない。
金融資本主義にどっぷり漬かっている米社会、一度麻薬に中毒したら脱け出せないように、いくらボルカールールがあるからと言って、マネーゲームそのものがなくなったわけではない。
金融資本主義は、金儲けを第一主義とする新自由主義そのものであり、過ちは繰り返すだろう(苦笑)。米経済がクラッシュすれば、超円高が再来する。
>円安がとまるまい。適度の円安は歓迎だろうが・・・とんでもないことが起こることが・・・。
前回、日銀がマネタリーベースを倍増させていることを述べましたが、世間ではこのアベノミクス=クロダミクス(大量のマネーを市場に流していること)が円安をもたらしていると歓迎していますが、ことはそれほど単純ではない。
アメリカも日本に劣らず、マネタリーベースを増やしています。QE3=Quantitative Easing 3は「量的金融緩和第3弾」とも呼ばれ、量的緩和政策を続けています。
筆者は、円安の根っこにあるものは、これも以前に述べましたが基本的には日本の貿易収支の赤字が膨張し続けていることと無関係ではないと思う。円安になったなら輸出が延びるはずだがそうなっていないところに問題が潜んでいる。これについては、長くなるのでこの辺で終わります。
>幼稚な軍国主義者や坊ちゃんばかり。憂鬱。
はい、私も憂鬱になります。
蛇足:
何がどう間違ったのか、昨日の当ブログのアクセス数が、いきなり20,429と激増でびっくりした・・・普段はせいぜい1000〜1500なのに、わけがわからん。
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