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政治の金と庶民の金銭感覚をごっちゃにする言説 愚劣な識者と劣化メディア(世相を斬る あいば達也) 
http://www.asyura2.com/14/senkyo159/msg/385.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 1 月 13 日 19:05:43: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/37adb08f9ca84e9f7d23f4e4b287dad7
2014年01月13日

 土曜日に、突然パソコンがデッド。何とか復旧させるべく手を尽くしたが、電源に異常があるらしく、ギブアップ。Vistaなので7年、一日10時間。2万5千時間働けば壊れても仕方ないか…。タバコのヤニでファンが回らなくなっているに違いない。修理は可能だろうが、いずれにせよ時間が掛かる。ブログ更新だけなら、休めば済むが、本業の方に支障がでる。回復再起動の夢を封印、日曜日、重い足取りでヤマダ電機に。何やかやと、11万近い出費、新年から縁起のいい話だ(笑)。

 本日の見出しの中で、もっとも糾弾したい奴が、日本の識者の代表選手みたいな顔つきの立花隆である。1964年東大仏文科卒業後、文芸春秋に入社。67年哲学科学士入学、同時にノンフィクションを書き始め、雑誌「諸君」でデビューする。「諸君」の初代編集長田中健吾の指導を受け、その影響を受ける。文芸春秋は東大閥の強い出版社であり、且つ初期の指導者が、江藤淳、石原慎太郎と繋がりの深い人物だったことから想像するに、立花隆にもその傾向は受け継がれたことを伺わせる。72年にはイスラエル政府の招待を受け、2週間滞在しているが、何を洗脳されてきたのだろうか。そして、74年に、問題の「田中角栄研究〜その金脈と人脈」を文藝春秋誌上に発表する。この簡単な略歴を読んだだけでも、十二分にモサドのエージェント的疑惑の塊のような、ジャーナリスト、ノンフィクション作家という印象を受ける。

 「田中角栄研究〜その金脈と人脈」を発表後、期せずして、ロッキード社のトライスター納入賄賂疑惑がアメリカ合衆国上院で行われた外交委員会多国籍企業小委員会(チャーチ委員会)で明らかになる。この公聴会においてロッキード社のコーチャン、クラッター両氏が全日空売り込みのために、日本側に賄賂を贈ったことを暴露した。単純収賄罪での3年の公訴時効成立があり、事件は沙汰やみの方向に動いたが、後に、チャーチ委員会での証言内容や世論の沸騰を受けて、三木武夫首相が直々に捜査の開始を指示、同時にアメリカ大統領のジェラルド・フォードに対して捜査への協力を正式に要請するなど、事件の捜査に対して異例とも言える積極的な関与を行った。

 捜査開始の指示を受けて2月18日には最高検察庁、東京高等検察庁、東京地方検察庁による初の検察首脳会議が開かれ、同月24日には検察庁と警視庁、国税庁による合同捜査態勢が敷かれた。三木は、外交評論家の平沢和重を密使として送り、3月5日キッシンジャーと会談させて米側の資料提供を求めた。米政府は同月23日、日本の検察に資料を渡すことを合意した[5]。捜査の開始を受けてマスコミによる報道も過熱の一途をたどり、それに合わせて国内外からの事件の進展に対する関心も増大したものの、明らかにライバルの田中をターゲットにした捜査の急激な進展は、親田中の議員を中心に「国策捜査」として批判されることになった。この当時東京地検特捜部の捜査主任は吉永祐介で後に18代検事総長となる。この時、地検特捜検事だった堀田力は米国での嘱託尋問を担当し、起訴後公判検事として田中角栄元首相に論告求刑を行った。後に、堀田は法の正義を追及する正義感のシンボルのような扱いをマスコミから受けている。

 今日はロッキード事件云々の話を長々する気はないが、十二分に胡散臭い立花隆というジャーナリストと正義の代表格のように思われている、三木武夫元首相や、検事総長だった吉永祐介、嘱託尋問を行い公判検事だった堀田力。彼らが、日本の正義であるような言説がまかり通っているような世の中に、疑問を抱く知識や知恵を駆使してみるべき時代になっているのではないだろうか。特に、このロッキード事件以降のわが国では、お金にまつわる疑惑で、多くの政治家や新興の企業人が、法の行使とメディアバッシングで、前途を多難なものにさせられている。

 この検察やメディアによる攻撃のターゲットが、一定の方向性を持つ者に集中している事実を看過すべきではないだろう。彼らが、官僚機構の存在に異議を挟んだり、既得権勢力の産業構造を破壊するなど、既存の秩序を乱そうとしている行動原理、その勢いを、社会や法を駆使して、徹底的に阻止しようという魂胆があるのかないのか、国民は冷静に観察判断する目を養わなければならない。特に、日本の場合は、なぜか“お金”という話題に、興奮する国民性があるようだ。自分の金には意地汚くて浅ましいが、他人様のお金には潔癖で、魔女狩りが大好きな大衆である(笑)。

 このような国民や大衆を扇動するのは、いとも容易いことのようだ。ことごとく、官僚機構やメディアのプロパガンダに誘導され、自分たちの味方を懲らしめ、敵に向かって塩を送り続けるのだ。いまや凋落の一途をたどる、自民補完政党・みんなの党の渡辺喜美がまことしやかな顔で、「今回の都知事選は猪瀬直樹知事が5千万円を受け取ったというところから始まったが、細川護熙元首相が辞めた時は億単位だった。佐川急便から借りたのか、もらったのかよく分からないが、そういった問題で辞めた方がどういう公約をもって都知事選に臨むのか、ぜひお聞きしたい。20年前の話だからと言っても覚えている人は覚えている。当然そういったことは問題にならざるを得ない。単に脱原発を掲げているから、それだけでいいということにはならない。」と言い出したことに象徴される。

 その金が綺麗なものか、汚いものか、それを判断する根拠は、法治国家である以上、法的手段による正当な手続きにおける、裁判所の判断で決するものである。この法的な手続きには、その経緯が記録されるので、その行為に不純な動機が存在する場合には、後々の検証によって、その疑義が明確になる可能性を担保している。本来、疑義を挟むような余地のある裁判は、推定無罪が適用されるべきだが、そうもいかないのが世の常であるが、最低でも法的手続きを経たものには、歴史において糾弾可能な証拠が一定の範囲で残るので、不確かな行為や不正が蔓延することを防いではいるだろう。

 しかし、メディアと世論は別物だ。メディアがけしかけ、大衆を扇動した“魔女狩り”プロパガンダは大衆の感情を強く刺激し、浮足立った世論を作り上げる。時に、警察も検察も裁判所も、この空気に流されるように、蛮行を行うことがある。特に、自分が触れることのない世界における“お金の話題”には、異様に潔癖になる日本人は、この罠に易々と嵌るものである。特に、政治における金というものは、世界的社会学の権威、マックス・ヴェーバーが指摘するように、「金による政治」と「金のための政治」の峻別が絶対的に必要だと説いている。つまり、愚昧で凡庸な政治家は「金のための政治」を行い、政治目的のある政治家は一定の範囲で「金による政治」を行わないと、既存の官僚機構という暴力装置保有組織に対抗できないものである。

 大衆の多くは、此処の部分を理解する能力も知識もないので、いとも簡単に感情という疑似餌に引っ掛かり、釣り上げられ吹き上がるのである。渡辺喜美や安倍自民が、大衆同様に感情に任せて語っているのか、意図して語っているか別にして、「金による政治」と「金のための政治」の区別を国民が理解しないと、常に政治家は、官僚の下僕として存在することになり、国民大衆のために政治を行うなどというマジックは、永遠に出来ないことを保証しておこう。大衆とは、感情に走り、自分たちの味方か敵かの区別もなく、官僚やマスメディアの誘導に乗り、自らの首を絞めているのだから、ある意味で自業自得だともいえるだろう。


 

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コメント
 
01. 2014年1月13日 19:11:33 : 2D6PkBxKqI
小沢の場合は私利私欲を満たす為の金だから、庶民の金銭感覚で判断しないといけないね。

02. 佐助 2014年1月13日 19:13:51 : YZ1JBFFO77mpI : IM2dcPt2KE
思惑その10,対立軸 花見酒的免罪符
「脱原発」は「燃料電池・太陽電子電池化」させるから地球温暖化の75%は解決する。しかも技術革新を遅延させる犯人は,マスコミである


自動車燃料と家庭用電力を,脱原発させないと燃料電池・太陽電子電池化が加速しない。「本命の燃料電池・太陽電子電池」化させれば,地球温暖化によって発生する75%は解決する。そうしないで原発推進は,いくらCO2を軽減する方法を羅列しても,それは絵に書いたモチであり,排出量売買の誤魔化しや既得権益は,花見酒的免罪符である。

政治家は地球温暖化が,総選挙の選択の第一要素だと考えた場合,生産企業やそこに働く者は,CO2削減がビジネスチャンスと考える。ところが流通企業はエコ環境のキャッチフレーズなら何でも売れるので,エコ環境が消費者の購買選択の第一順位だと考える。

だが,エコ環境・地球温暖化・CO2削減は,総選挙の第一位選択の要素にはなれない。それは,地球温暖化を地球と国家(地域・都市・工業地帯)と企業と国民のレベルごとに観察すると,第一要素が,それぞれ異なるからである。

例えば
(1)国家や地域は
空気汚染スモッグ・端息・河川汚染などの体験から,都市化自動車,工業化が,国家や地域単位で,地球温暖化を加重化させ深刻化させているとみる。原発は温暖化させ放射能を大気や海洋にばら撒いても薄められるからから被害はないとする,大気汚染の75%は都市化自動車,工業化として逃げる。

(2)社会や企業は
既得権益護持から,CO2を出さない技術への転換を遅延させ,個人に責任転化してしまう。しかも化石燃料を使わない,CO2排出しない技術はすでに開発されている。既得権益護持から遅延させているだけである。

(3)個人は
人間と動物の呼吸によるCO2排出量や植物がCO2を酸素に転換する量も,地球規模ではゼロに近い,それなのに,家庭の消費電力を社会全体のCO2排出量で割振って換算することによって,あたかも,個人のCO2排出量が,地球温暖化むの原因と錯覚させている。だが,国家と大企業の技術革新の遅延が,地球温暖化による自然災害や生命危機を解決する第一の要因なのである。

すなわち「脱原発」を遅延させて,あたかも「第二次産業革命」なんかできるわけがないとする,マスコミ的屁理屈を並べ,訳の分からん御用エコノミストたちを使い報道でまくし立てるのである。技術革新を遅延させる犯人は,マスコミである。


03. 2014年1月13日 19:27:59 : K08rY7vcTw
>>小沢の場合は私利私欲を満たす為の金だから

印象的レッテルを貼り付けてから、論理展開するコメントが多い。

少なくとも、なぜ、私利私欲といえるのかぐらい客観的に記述してから、だからといかなくてはならない。

緑でも光線の加減で主観的に赤にみえることもある。

ひたすら印象派である。

マスゴミの思うづぼ。


04. 2014年1月13日 20:16:09 : WlsrVHUIaU
03さん、01さんは「あの中川隆」さんですよ。言っても無駄です。

05. 2014年1月13日 23:24:35 : LhlhaYojFI
問題は「検察と金」裏金、天下り利権。

問題は「マスコミと金」談合記者クラブ利権。

問題は「電力業界=産業界とマスコミを支配する金」

問題は「利権誘導による政治で動く金で自民党に投票する国民がいること」


06. 2014年1月14日 07:44:48 : RII7wL08m6
テレビ「だけ」という人は、これから減少に加速がつきます!
今はどんな話題を知っても、「まず検索」という人が増えましたから、
たどり着く情報はひとつではなく、物事をいろんな角度から見れるようになりました
また、「工作員」というものが居るということも、今は中学生でも周知しているのですよ

世界が変わるのはこれからです
焦らずに期待していきましょう!



07. 2014年1月14日 10:55:48 : UQW6tpIdco
私も長い間、立花隆に騙されていた、そして堀田や吉永検事総長、あの頃からすでにと言うより、戦後ずっと米国追従の司法と米国のつくった検察に未だに操られているのが実態だ。

08. 2014年1月14日 13:42:34 : mp6fw9MOwA
>その金が綺麗なものか、汚いものか、それを判断する根拠は、法治国家である以上、法的手段による正当な手続きにおける、裁判所の判断で決するものである。この法的な手続きには、その経緯が記録されるので、その行為に不純な動機が存在する場合には、後々の検証によって、その疑義が明確になる可能性を担保している。>

陸山会事件では裁判所の判断に違法な部分が含まれており後々の検証でその非が明らかになる経緯が記録されていると確信している。
裁判所は違法な判決を出しても咎められないとの法律の穴をくぐり、後々の検証でその疑義が明確になる事を恐れていない。
ロッキード事件でのコーチャンに対する司法取引は違法で有ったと、後に裁判所が認めても、その事実すら理解している国民は少ないし、田中角栄さんの栄誉を回復する手段が講じられたか否かも明確にされていない。
陸山会事件では小沢さんの判決と秘書の判決が真逆で有り、疑義が有る事を証明しているが、これを咎める所が無い状況は民主主義の根幹が腐っている証である。
日本に不正が蔓延る主因は裁判所が違法な判決を出してもその責任問われない所に有り、且つ検察の冤罪作成を追認する組織である事だ。
少なくとも冤罪を確定した事が裁判で証明された飯田判事がその直後に国家の根幹を揺るがせる陸山会事件の判事を務める事は民主国家では有り得ない。


09. 2014年1月14日 14:30:13 : P9bWXFKhCE
立花隆は知の巨人にあらず、恥の巨人なり。小沢一郎に対する執拗な貶めこそ恥の巨人いや血の巨人であろう。

10. 2014年1月14日 17:56:05 : uKp7ouaAK6
あいば達也氏の論考にはいつも同感、感服させられます。
今回は利権メディアが必死に細川叩きを行うでしょう。
私自身は細川氏を政治家として全く評価していないが、それでも脱原発という一点で支持をする。
今回面白いのは、日本の腐れメディアが過去にさんざんヨイショした小泉氏が細川氏についたことだ。
細川・小泉をメディアが攻撃するのはまさに天に唾するようなものだ。
小泉氏は闘い上手、闘いの天才で馬鹿な国民にはワンイシューの訴えが最も効果てきであることを熟知している。卑しさが顔に出ている枡添の負けであろう。
枡添と細川は目糞、鼻糞の闘いであるが見るほうとしては面白い。

11. 2014年1月15日 00:05:05 : PCkPTu98Xw
政治とカネは検察が恣意的に判断してはいけない。
人によって捕まえてみたり見てみないフリしたり

政治とカネというと場合検察の色目がねも一緒に判断しないと誤る。
小沢氏の件でも実は検察が腐っていた。

立花も腐った側だ。


12. 2014年1月15日 08:57:44 : SfJARe3pmE
>>11 PCkPTu98Xw さん

全く同感!
検察も証拠の捏造もするし隠蔽もするし、調書の改竄さえもする事を知った。
裁判所でさえ推定で有罪を出すくらいだし、推定ならいくらでも恣意的な判決も出せるし、人を陥れることだって容易だろう。
だからあの”無主物判決”なんてのも出たのだろうな〜。
全く恐ろしい。


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