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2014/01/11 【沖縄】岩上安身による稲嶺進名護市長インタビュー(沖縄の米軍駐留は日本政府の要求、アメリカには不要)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119326
IWJの記事です。
(小さい象さんの纏め)
仲井眞知事の公約「辺野古移設ではなく普天間基地の県外移転」をひっくり返したことは青天の霹靂だった。裏切る事実は県民に軸足を置いていない事を示している。素地は元々あって「県外移転を公約していた」のは選挙向けの方便。
仲井眞知事の移設公認は県民に挫折感を与えたというのは逆だ。どうあっても絶対拒否を貫く心が生まれた。
(1)国土の0.6%の沖縄に74%の基地がある。安保体制の担保が沖縄である。これ以上は勘弁して欲しい。
(2)森本前自衛隊大臣は沖縄の基地は軍事的ではなく政治的に意味があると述べた。軍事的プレゼンスは無くなっている事を示している。
(3)3000億円のお金が落ちると仲井眞知事は言っているが、沖縄がそれで潤うことはない。他の自治体に比べて補助金が多いという事はない。「アメとムチ」の構造自体が差別的である。
(4)米軍再編交付金が無くても名護市は、やっていけた。稲嶺進名護市長になったら交付金は全部剥がされてゼロになった。そこで自治の計画を練り直して他の省庁から予算を獲得する努力をして、他の自治体と同じように軍事関係ではない交付金が下りてやっていけてる。財政難ではない。再編交付金では制約があって箱物土木工事にしか使えない、そうではなく、生活・経済自活のために予算を廻せるようになった。観光を含めた地場産業を育成していく、それで未来が描けるように自ら稼ぐことの実績が上がり始めた。
(5)沖縄返還の時にアメリカ海兵隊は沖縄から撤退する話しがあったが、それを日本側が止めたという事実が明らかになった。安倍ちゃん政権は戦前回帰で怖い感じがあって外交上大変都合が悪く孤立すると思う。
(6)沖縄県議会が仲井眞知事に対して辞職勧告の決議を行った。これは謙虚に受け止めるべき。辺野古移設は仲井眞知事が認めても名護市長の同意・許可の承認権限で実質止められる権利がある。大義は稲嶺進名護市長にある。辺野古移設は絶対阻止を貫き通す。
以下、岩上安身氏のツイートのコピーです。
これより、1月11日(土)16時から、岩上安身による稲嶺進名護市長インタビューの模様を実況ツイートします。名護市長選は、1月12日に告示、19日に投開票が行われます。
岩上「稲嶺さん、今日はありがとうございます。お疲れでないですか?」。
大丈夫です。今日も7、8キロ走ってきました
岩上「多くの県民が支持し、仲井眞さんも県外移設と言っていたのに手の平を返したと」
プロジェクトチームを作って知事に提言してきた。県外移設をしなければならない論理的な根拠を知事に伝えた。知事も任期はあと1年。ここで踏ん張って県民のアイデンティティを示してくれると思っていたが、青天の霹靂。軸足が沖縄県民に向いていないのではないか」。岩上「稲嶺市長は辺野古の受け入れは受け入れられないという事で選挙を戦うと決まっていた。末松さんは辺野古移設推進派。意見が対立した形での選挙戦という事も決まっていた。
岩上「仲井眞知事が転んだのは直前に分かっていたのか、それとも腹は決まっていたという理解だったのでしょうか?」。
知事の言動を見て、信じたいと思っていた。
岩上「はたから見ていると奇襲攻撃のように感じます。」
直前に知事が承認するということは、仕方がないという市民のあきらめ感を煽って流れを作ってしまおうということ。県民を裏切るようなことやっては許されない。選挙でそれを示さなければならない。けたら名護市の未来はぐちゃぐちゃになってしまう。
岩上「基地はなぜいらないのか、反対する理由、基地がなくても名護市の未来をもたらすことができるという理由は?」。
これは先の敗戦から始まります。サンフランシスコ条約、日米安保、日米地位協定がセット。米軍の統治下におかれて、海兵隊が沖縄に集まるようになった。米軍の施設が74%占めている。これだけの負担を強いられ、日米同盟も含め、抑止力が大事だと。沖縄の言葉で嘘を言うことを『ゆくし』と言います。抑止力は『ゆくし』だと。これは沖縄だけの問題ではない。一緒に考えてほしいというのが県民の思いです。負担はさせないでほしい。基地は要らないということ。
岩上「仲井眞さんが恵比寿顔になったのは、交付金が落ちるからと。これにはカラクリがある?」
日本が経済復興した担保が沖縄だとすれば、3000億円ということが大きな金額ではない。沖縄だけが特別な場所ではないから、交付金をもらうということもおかしい。
岩上「米軍再編交付金がなくてもやっていけると」
今は70億円です。
岩上「米軍再編交付金がないと立ち行かないというのは大変なデマですね」
数字は嘘はつかない。
岩上「辺野古の基地を作らせないだけでなく、キャンプシュワブの返還を求める動きもあると」
基地がなければ沖縄は生きていけないじゃないのという話がありますが、観光客は600万人を超えて、県内GDPで15%あった基地関係の収入が今は5%以下。観光はリーディング産業でこれから力を入れていく。豊かな観光資源がある。平和産業を推進していくべきところを、今、対立候補はその真逆。沖縄の自立のためには、上からのお金に期待するのではなく、自ら稼ぐべき。それがなければ振興や発展ができない。アメリカは沖縄でなくてもいいと思っている。日本がアメリカにいてくださいという態度。ピーターカズニック教授が言っていたが、沖縄が沖縄らしく生きていくためには、これまでの歴史に学ぶべきということ。
岩上「建白書を持っていかれた時、日章旗を持った在特会など右翼連中が罵り続けた。そのリーダーが田母神さんでした。田母神さんは、もう1つの重要な選挙である都知事選に立候補されていると。このような日本であっていいのかと」
国際社会から孤立してしまうのではないかと思います。歴史と向き合いながら、協調して、ともに発展していこうという形にしていかなければならない。非常に心配しています」岩上「昨日は県議会が仲井眞知事の辞職勧告と」。
県民の意思を代弁したと思います
岩上「県が承認しても、名護が承認しなければ進まないのですか?」
個人の財産を守ることが市の役目だと思います。承認されても、そのまま進行することはないでしょう。名護市は最後の砦としてがんばります。
岩上「身の危険はないですか?」
沖縄は治安のいいところです。
岩上「最後に一言メッセージを」
オリバーストーンさんなど、外国の方も言ってくれていますが、大義は我々にあると。みなさんも協力してほしい。沖縄を苦しめるようなことがあってはならないと思っています。
<参考>
2014/01/10 【名護市長選】辺野古移設を巡り名護市内でシンポジウム 稲嶺氏「移設強行なら、抵抗の先頭に」 〜新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム「普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える」←中国のミサイル3発で沖縄は全部壊滅、基地として存在理由はなくなっている。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119158
2014/01/09 【沖縄】名護市長選は「地方が国へ『No』を突き付ける選挙だ」 現役名護市議・東恩納琢磨氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119082
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