34. 2014年1月12日 10:40:01
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脱原発は東京都知事選の主要な争点になりうる。自民党石破幹事長は原発は国策、都知事選の争点とはならい、 と述べているが、こういう感覚こそが すでに国民生活を大事にしない自民党体質を表明している。 電気は都民の日常生活に最も直結している。 その電気をどこから得るかは最重要な争点。 建設業界では最先端の技術をつかって省エネに取り組んでいる。 たとえば清水建設の主張がそれだ。 >最新の施設計画手法や省エネルギー技術の導入で、通常の建物に比べて20%〜40%もの大幅なエネルギー消費量およびCO2の削減が実現できます。 http://www.shimz.co.jp/theme/em/propulsion.html 鹿島建設は ZEB・省エネルギー | 鹿島建設株式会社 http://www.kajima.co.jp/tech/energy_save/ >「ZEB(ゼブ:ゼロ・エネルギー・ビル)」とは、建物の運用段階でのエネルギー消費量を、省エネや再生可能エネルギーの利用などにより削減し、限りなくゼロにするという考え方です。 地球環境の保全・低炭素社会の構築に向けてZEBへの取り組みが本格化する中、東日本大震災で電力不足問題が深刻化し、究極の節電ビルともいえるZEBが一段と注目を集めています。ZEBを実現するためには、これまでのエコ・デザインの枠を大きく超え、そこで働く人と共にエコ・ワークスタイルを考えて、建物への工夫を行っていくことが必要です。そして、建物運用開始後のモニタリングや改善・改修を通じた実効のあるエネルギーマネジメントの実施、再生可能エネルギーの効率的な利用も重要です。 >引用終わり 大成建設もさまざま省エネ技術を紹介している。 http://www.taisei.co.jp/kankyou/env_fair/energy/energy02.html このように建設業はすでに省エネ建設に舵を切っている。 すでに自治体レベルでも 東電に頼らないしくみの構築が進んでいる。 たとえば東京都世田谷区がそれだ。 2012年6月の記事だが 保坂展人区長は自治体から始めるエネルギー転換、「太陽光発電1000軒プラン」を記者発表した。 http://blogos.com/article/41777/ しかし、まだまだソーラー発電だけでは不十分で 23年度末で、世田谷区全世帯の1.2%、 しかしそれだけ、拡大の余地があるということだ。 http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/102/126/829/d00040530.html >住宅地が大部分を占める世田谷区では、再生可能エネルギーのうち、太陽光発電の普及が進んでいます。 区では、平成23年度末現在、区内に約1,850箇所設置され、発電容量は、約6.9メガワットと推計しています。これは、メガソーラーという、大型の太陽光発電所7個分(約2100世帯分の電力)に相当します。 しかしながら、区内の戸建住宅120,370棟、共同住宅31,770棟(平成20年住宅・土地統計調査)に占める割合はまだまだ少なく(約1.2パーセント)拡大の余地は大きいと考えられます。 >引用終わり。 つまり再生可能エネルギーのうち太陽光発電だけでは十分ではない。 都市部に直に地熱発電所を持ってくるわけにはいかない。 ではどうするか、 解決のための良い一つの例が佐賀市のゴミ処理発電である。 佐賀市、ごみ焼却熱で発電 小中51校の電力賄う。 日本経済新聞のこの記事が重要だろう。 http://www.nikkei.com/article/DGXNASJC0701I_X00C14A1ACY000/ >佐賀市の秀島敏行市長は7日、市立小中学校53校のうち、51校で消費する電力のほぼ全てを市清掃工場のごみ焼却熱を利用した発電で賄う考えを明らかにした。今月中に売電先となる新電力1社と契約し、7月に供給を始める。 再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用する。秀島市長は「年間7千万円程度の経費削減を見込める」と説明。「児童・生徒の環境教育にも役立てたい」と話した。 市清掃工場の年間発電量は現在約2500万キロワット時。このうち約500万キロワット時を九州電力に売電し、残りは清掃工場内などで利用している。 市立小中学校の消費電力は年間約600万キロワット時だが、市内のごみ処理施設の統合により今春に市清掃工場の処理量が増えるため、全量を賄えるようになるとしている。 >引用終わり この佐賀市のようなゴミ焼却発電を東京都23区のゴミ焼却と結びつけた 記事もでている。 同記事には他の自治体でのゴミ焼却発電の事例も出ており参考になる。 >http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/96a4ba54de3f730384d8f8ad9e638ab3 東京23区のごみ問題を考える http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/f3d9b57b9b0394813d91a640652a5090 など。 神戸市でも川崎重工業と手を組んで次のような動きが出ている
>神戸市に新しいゴミ処理施設 廃棄物発電で省エネ、CO2削減 http://www.kankyo-business.jp/news/004314.php 東京都という自治体と、建設業界が省エネ、脱原発のタッグを くんで、世界に日本の省エネ技術をアピールできる機会が 7年後にある。 それが東京オリンピックだ。 東京オリンピックをスポーツの平和の祭典であるとともに 人類の未来のエネルギー政策の転換の祭典にすればよい。 日本のモノヅクリの最新省エネ技術をそこで示し、 その技術を世界に売り込むビッグチャンスにすればよい。 世界一の省エネオリンピックの実現をうたって 脱原発とオリンピックの成功を結びつけることに成功したら 脱原発派は勝利するだろう。 脱原発派のなかでも小泉さんや菅さんにはそれぞれ賛成できない政策が 多々あったが、ここは 細川さん、小泉さん、小沢さん、菅さん、宇都宮さんらが共闘して 脱原発の旗を東京都に立てることが 原発推進派の堅い既得権益の壁を打ち破る地殻変動の第一歩となるだろう。
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