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東京都知事は細川元首相で決まりだ
http://www.amakiblog.com/archives/2014/01/09/#002827
2014年01月09日 天木直人のブログ
驚いた。
きのう1月8日のブログで書いたばかりだ。
後だしじゃんけんの最後は細川元首相というサプライズだと。
まさかそれを見て書いたのではないだろうと思わせるような朝日のスクープだ。
きょう1月9日の朝日は一面トップで書いた。
細川元首相の立候補が急浮上していることが8日わかった、と。
脱原発を掲げ、小泉元首相との連携を模索していると。
週刊誌の憶測記事ではない。
天下の朝日が一面トップで書いたのだ。
この記事は必ず今後の動きに影響を与えるに違いない。
後は細川、小泉両元首相の決断だけだ。
そして私にはこの二人が決断する直感がある。
面白くない今度の東京都知事選が、にわかに面白くなってきた。
しかしこのドラマが完結するにはもう一人の決断が欠かせない。
それは安倍首相の決断である。
これこそが本当のサプライズであり朝日も書けないことである。
脱原発を掲げた細川候補を安倍自民党が容認する。
細川氏が立候補宣言をした時点で、舛添候補を降ろし、安倍自民党が事実上細川候補を支持する。
その決断ができるのは安倍首相だけだ。
それを安倍首相が行うのだ。
そしてそれは安倍自民党政権を延命させる最善の決断なのである。
その理由は次の通りだ。
この事に安倍首相は気づくのなら大したものだ。
気づかなければ安倍首相はやはりバカだということになる・・・
◇
細川元首相、都知事選候補に浮上 「脱原発」争点に
http://www.asahi.com/articles/ASG187HX7G18UTFK00W.html
2014年1月9日05時12分 朝日新聞
23日告示、2月9日投開票の東京都知事選で、元首相の細川護熙(もりひろ)氏(75)が候補者として浮上していることが8日分かった。同氏に近い関係者によると、「脱原発」を掲げ、小泉純一郎元首相との連携を模索しているという。数日中に最終的な判断をするとみられる。
細川氏に近い複数の関係者によると、細川氏は周囲に「立候補は五分五分だ。勝ち負けじゃない」などと立候補の可能性を示唆している。選挙に出た場合に備え、選挙事務所や資金などの準備はほぼ整えているという。
細川氏は、原発の再稼働や海外輸出を進める安倍政権を批判している。立候補した際には「脱原発」を最大の争点にする意向だ。このため、同じく「脱原発」を掲げる小泉氏との連携を重視。小泉氏からの支援を受けられるかどうか慎重に見極めている。
民主党は細川氏に立候補を働きかけており、立候補した際には支援に回ることを検討している。ただ、細川氏は立候補する場合は無所属で出る考えという。
細川氏は、参院議員、熊本県知事を経て1992年、日本新党を結成。93年に日本新党や社会党、新生党、新党さきがけなど「非自民」8党派による連立政権の首相に就いた。98年に政界を引退し、現在は陶芸家として活動している。
◇
細川・小泉「元首相連合」なら構図一変 東京都知事選
http://www.asahi.com/articles/ASG187WCQG18UTIL04R.html
2014年1月9日07時48分 朝日新聞
23日告示の東京都知事選まで2週間。細川護熙(もりひろ)元首相の名前が急浮上した。舛添要一・元厚生労働相が立候補の意向を示し、自民は支援する方向で調整に入ったが、構図が大きく変わる可能性が出てきた。
■手詰まり民主からは待望論
本命の1人となる舛添氏が立候補表明するなかで、「脱原発」を旗印に、細川氏と小泉純一郎元首相の連携が実現すれば、都知事選の台風の目になる。
細川氏は政治の世界から引退して約15年。再び表舞台へ駆り立てている要因は、原発やエネルギー問題への危機感だ。
細川氏が立ち上げた日本新党の関係者によると、細川氏は1月上旬、「安倍政権のエネルギー政策は国を過(あやま)つかもしれない。都知事選で有権者に脱原発を訴えることは重要だ。勝ち負けじゃない」と語ったという。
すでに立候補した場合の準備も進めており、この関係者は「本人の判断次第でいかようにも対応出来るよう、全部準備はしている」と話す。
細川氏が立候補するかどうかの大きなカギを握るのが、小泉氏の動向だ。
両氏は昨秋に会談し、脱原発で連携していくことを約束していた。関係者は「細川氏が立候補すれば、小泉氏は絶対についてくる。小泉氏と組めば都知事選の構図が一気に変わる」と期待を込める。細川氏も小泉氏の動向を注視しているという。
脱原発という一つのテーマで「細川・小泉連合」という政党の枠組みを超えた動きは、自民党や民主党など、既存政党に大きなインパクトを与えかねない。
民主党には待望論が広がる。本命候補だったジャーナリストの鳥越俊太郎氏に固辞され、独自候補の擁立が困難な情勢に陥っていたからだ。「細川氏なら勝てる」「野党再編なんてチマチマした話ではなく、天下大乱の予兆になる」と色めき立ち、日本新党出身で細川氏に近い野田佳彦前首相のルートも使いながら、働きかけを強めている。
ただ、細川氏は首相時代、小選挙区比例代表並立制を衆院に導入することを柱とした政治改革を成し遂げた一方、約9カ月で首相を辞任した。在任中には国民福祉税を突然打ち出した後、すぐに撤回したこともある。政治資金の問題を追及されてあっさり辞任するなど、退陣の仕方も唐突だった。細川氏を知る人たちは「本心がつかみにくい」という評価でおおむね一致する。
細川氏を知る民主党議員は「周りには出したいと躍起になっている人はいるが、最後は細川氏が自分で決める」と冷静だ。同党幹部は「ボールは細川氏の方にある」と決断の行方を固唾(かたず)をのんで見守っている。
一方、舛添氏を支援する方向の自民党は警戒感を隠さない。すでに細川氏の動きについて情報収集を開始。党幹部の一人は「細川氏だけなら怖くない。しかし、小泉氏が付けば、核融合を起こしかねない」と漏らす。
■「勝てる候補」舛添氏、かつては自民除名
「五輪や防災の政策をつくる。基本的に無所属で出る」。舛添氏は8日朝、都内の自宅前で都知事選に立候補する意向を示した。
舛添氏の意向表明で、各党の動きが慌ただしさを増している。都議会自民党は緊急総会を開催。「基本的な方向性が合えば、舛添氏でどうか」。吉原修幹事長の説明に反対論は出なかった。9日、舛添氏と政策協議を始める。会合後、吉原幹事長は「勝てる候補でないといけない」と語った。都連所属の国会議員も党本部に集まり、都議の意向を尊重することに決めた。
党本部では、安倍晋三首相と石破茂幹事長が協議。会談後、石破幹事長は「党本部としては都連の動向を見ていく」と述べた。安倍首相は8日夜、BS番組で「様々な感情は横に置く必要があるだろう」と語り、党として舛添氏支援を容認する考えを示した。
ただ、舛添氏は、自民党が下野した後の2010年、「自民党の歴史的使命は終わった」と批判して離党し、新党改革を結成。自民党に除名処分を受けた。党内からは「ベリー・ベスト(最上)ではない」(首相周辺)選択肢との声があがる。参院自民党からは「支持するなら、けじめが必要」(脇雅史参院幹事長)と不満の声が漏れる。
「打算の選択」の背景には、候補者選考の難航があった。猪瀬直樹前知事が辞任を表明した直後、首相も「とにかく勝てる候補を」と前のめりだった。だが、女性官僚や元都副知事らが浮上したものの固辞された。党の知名度調査では連続して舛添氏がトップ。次第に舛添氏に収束していった。
舛添氏にとっても、都議会127人のうち59人を占める自民党は敵に回したくない相手。無党派層を意識して党派色を出さない方針だが、石破氏らには内々に「自民党との政策協定をのむ」と回答していた。
民主党都連も8日、緊急会合を開いた。会合後、都連会長の松原仁衆院議員は「舛添氏との接触を本格化していきたい」と述べた。
舛添氏は意中の一人で、昨年12月中旬から松原氏が接触を試み、12月31日には「求める都知事像を満たしている」と公言した。都議を中心に「支援すべきだ」という声が高まっている。
一方、党本部には「特定秘密保護法や消費増税を強行した自民党と相乗りすべきでない」との声がある。会合後、松原氏は「舛添氏を含めて2、3人と協議している」とも述べた。
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