http://www.asyura2.com/14/senkyo159/msg/153.html
Tweet |
市場原理主義がもたらすブラック企業と産業空洞化。汗水たらして働く美徳の回復を〜藤木幸夫氏
2014.01.07(火)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39605
ット安川 2013年最後の放送は、ゲストに日本の港をずっと見つめてこられた藤木幸夫会長を迎え、一年の総決算や四海をめぐる情勢、国政への所感などを伺いました。
安倍首相の靖国神社参拝は当たり前のこと
「マット安川のずばり勝負」ゲスト:藤木幸夫/前田せいめい撮影藤木 幸夫(ふじき・ゆきお)氏
横浜港運協会会長、藤木企業株式会社 代表取締役会長。 実業家として港湾産業の近代化に取り組み、また長く日本の港湾行政に携わる。
藤木 今回の安倍(晋三、首相)さんの靖国神社参拝については、マスコミの正体見たりという感じですね。今朝(12月27日)の新聞には、総理の政治信条を通した、あるいは国益を損なったなど、いろいろ出ていました。
特に社説を見れば分かるんですが、朝日や毎日は喜んでいる。トラブルが大きくなったということで。そして、安倍さんの悪口を言う人の談話を集めて載せている。朝日と毎日はもう完全に中国の新聞ですね。北京の新聞の東京支局になっている。
私は産経が大好きで、私たちのような古い軍国教育を受けた人間にすると、読まないと晩寝られないようなありがたい新聞です。偏向はしていません。正しいことをズバズバ言っている。
意外だったのは読売新聞。冷静で温かくて、とてもいい社説を書いてくれていた。普通なら涙ぐむところですよ。悪口雑言の中で、よくこれだけのことを書いてくれたなと私は思いました。
読売にはまた、日本維新の会の共同代表、橋下(徹、大阪市長)さんの談話が出ていました。英霊に対してお参りして、平和をお祈りするというのは当たり前のことではないかと。これだと思うんです。よく言ったと思います。
東京オリンピックが決定して以来「おもてなし」という言葉が流行っているけれど、「当たり前」という言葉はそれよりも大事にしなければいけない言葉です。当たり前というのは、みんなの気持ちがそこに集まって、誰が見ても違うとは思わないということです。
当たり前というのは、人によって違うものだと言う人がいますが、そうではない。当たり前というのは1つしかないんです。安倍さんは当たり前のことをやってるんです。ですから、政治的なイデオロギーなどで反対するというのは、安倍さんに対して失礼だと思います。
広域暴力団の因縁よりひどい中韓の主張
「マット安川のずばり勝負」スタジオ風景/マット安川、藤木幸夫、加藤知華/前田せいめい撮影
中国や韓国が言っていることは間違いだということはみんな知っています。広域暴力団の因縁よりひどいですよ。
それに対して、安倍さんは今回、「俺たちは日本人だ」ということをはっきり言ったわけです。これは安全保障のためにはいいんじゃないですか。日本人というのは腑抜けじゃないよと。
アメリカが安倍さんの靖国参拝を批判したということについては、アメリカはただ感想を述べたにすぎません。日本はよくやったとは言えないし、急な談話のため、とっさの感想を述べただけです。
おそらくアメリカは戸惑ったんじゃないですか。安倍さんの靖国参拝は意外だったから。僕だって意外だと思ったくらいだから。
ですから気にすることはありません。とにかく安倍さんはよくやったと、日本人ということを示した。日本人をナメたらちょっとまずいなという感じを世界中が持ったと思います。
東京オリンピックは日本ではなく、東京でやるもの
東京オリンピックの招致が決定しましたが、オリンピックは東京という街がやることであって、日本がやるんじゃないです。
オリンピックが東京に決まった時に、NHKがいろんな人の談話を取っていて、被災地のある一般の中年女性に感想を求めていたんですが、こう答えていました。東京に決まったんでしょ、日本じゃありませんからと。
すごい女性がいるなと思いましたね。私もその女性と同じことを言いますね。東京がおやりになることですからと。もちろん選手は日本人で、日本の国でやるわけですけど。
いまの東京は、一極集中で極端すぎる。東京はもはや地方自治体ではありません。1つの国です。東京がやることは、よその国がやることだと私は思っています。いい悪いは関係なく、そういう現実があるということです。
金融資本が産業資本を支配し、世界中がおかしくなった
「マット安川のずばり勝負」マット安川、藤木幸夫/前田せいめい撮影
会社の条件というのは3つあります。その1つでも欠けたら会社ではなくなる。
第1は、世の中の役に立っていること、社会的存在意義があることです。2番目は、働いている人が喜んで働いていること、仕事は辛いけれども気持ちよく働き、家族を養えるということ。3番目は、100円でもいいから黒字になること、どんないい会社でも赤字では続きません。
この3つが必要なんですが、いまは従業員が幸せかどうかなどまったく関係ないことが価値を持つようになってしまった。
銀行や信用組合など金融業は金融資本です。自動車や鉄鋼などの製造業、またはホテルや港でサービスするのは産業資本です。これまでは産業資本がうまくいくために金融が支えていたわけです。それが逆転し、金融資本が産業資本を支配するようになってしまった。いわゆる市場原理主義です。
そこでは従業員が汗をかこうが泣こうが笑おうが関係ない。バランスシートを見ていくら儲かったか、数字だけで会社を判断する。そういうのを僕らはおかしいとバカにしていたんですが、市場原理主義は疫病のように世界に広まり、日本でも数年前、小泉(純一郎、元首相)さんの構造改革で規制緩和が進み、蔓延した。
それで儲けなければいけないから、日本の大会社が工場をどんどん海外に移している。日本から中国へ、さらにベトナムなどへ。その結果、日本には失業者しか残らない。
金融資本は病気です。二宮金次郎じゃないけれど、我われは江戸時代から、儲けることも大事だけど、仕事は世の中の人のためで儲けはあとだと、とにかく仕事をして汗をかこうとやってきた。それが美徳だというモラルをもう一度つくらなければいけません。
「マット安川のずばり勝負」2013年12月27日放送
マット安川(本名:安川昌之)
(株)オフィスヤスカワ代表取締役。1973年1月10日生、神奈川県出身。O型。大学在学中から30種以上の仕事に携わり、のちに渡米。語学を学び、インターンシップ、のち現地法律事務所へ勤務、3年間マネジメントを担当する。帰国後、各界著名人のトレーナー兼マネジメントなどを手がけ、企業コンサルティング、事業マッチングのほか、TV・ラジオの番組DJ・企画制作など多方面に活躍中。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK159掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。