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毎年この時期になると、ちと困るんだな。
贈り物の交換。これが頭痛の種。別に出費を拒む吝嗇に取りつかれているというわけではない。つうか、正直、はなから現金にしたほうが楽だとさえ思うのだ。
本当に相手の欲しがるような便宜なり心情なり何らかのこだわりが含まれたものならともかく、どうせ要らないものをわざわざ人にやるようなことが無駄で不合理でしかたないのである。
というわけで、ここ数年、僕は短時間で消費のできる飲食物に徹することにしているのだ。
今年は11月の段階で、安くて旨みのあるローカル産のワインを発見してこれだ、ときめた。
ぶっちゃけ1000円前後のガキワインであるが、ラベルにだまされずに飲めばわかる。
僕の査定に間違いはない。
半ダース買って三本は贈り物、あとの三本は家。おそらく自分にあたるのは一本未満だろう。人に三本は少なすぎるかもしれないが、僕は山奥の営業所にやられているため会社の人には殆ど会わないし、格闘技関係の知人達とは疎遠になってしまったし、弁護士も勘定から外してしまったのだ。
ワインは肉とも魚ともチーズや前菜などとも合わない、と僕は考える。このワインは鴨とあいます、羊とあいます、などと書いてあるのはハッタリだろう。ワインはワインで飲むのが一番である。食事でなら、食前酒として摂取するべきであり、料理には茶や水かその代用品レベルの酒類が正解である。
本当にコクのある味わいが深いワインは悪戯に口内で混ぜ返したくないのです。
しかし、肉もいいですね。バーンと切り身を焼いてストレートに食べる方法では、牛肉のステーキがやっぱ王様です。ファミレスに出てくるようなお子様カットじゃいやですね。欧米人が好むような素朴で色気のないそのまんまな肉がいいのです。T-Boneもいいし、プライム・リブも断れませんね。
別に年末にならなければ食せないわけではないのですが、この時期にキャンドルの下でたべるステーキはいいものです。気分がのれば明日あたり買おうか。1000円くらいの。
焼き加減は血がしたたらない程度が一番ですね。これをミディアム・レアと呼ぶ人もいますが、正確にはミディアムです。赤じゃなくてピンクの肉の繊維がその証明。肉汁で煮立てたようなステーキは最悪なので強火でしっかりドライに焼きます。香味料や刷り込むのはアッポのすることですね。ブラジルのシュラスコ職人が「岩塩だけで肉の旨みはでてくる」と口を揃えていっている通りです。
しかし、世の中にはこれほど素敵な食卓を夢見ることのできない人がいますね。肉を食べる、ということに魅力を感じることができないどころか、肉食という習慣に強い嫌悪を持っているのです。
どうして罪もない美しい動物を殺害してまで、食事を楽しまなければいけないのだ?
元ビートルズのポール・マッカートニーは菜食主義者として知られていますが、彼は動物愛護の精神がからまわりしてか、ダライラマに直筆で手紙を送り肉食に関して問いただしているのです。
ダライラマ14世はマッカートニーの質問に手紙を返信してこう答えました。「主治医によって定められたダイエットです。」
その返事に納得のできないマッカートニーは動物を殺して食するような人間が平和や慈愛について語る資格はあるのか?と再度問うています。
面白いですね。
生前のオウム真理教の指導者、村井秀夫氏がTBS報道特集の中で肉食しているところを取材陣に咎められ、「自分は解脱しているから構わないのだ」と答えたことがありましたが、僕はどこらへんがどう構わないのか聞いてみたいと思っていました。村井さんが刺殺された最大の理由はこのときのTBS報道特集で描かれた冷酷な人間像にあったと僕は確信しているのです。
ところでポール・マッカ―トニーのクリスマスソングといえば
これが有名です。しかし、私はビートルズ時代のこの曲が先に浮かびます。
なぜって
この曲を元にマッカトニーはOh!Darlingを作ったからですね。オリジナルは確か1960年。
ボン・ジョビもカバーしてたなw
マッカトニーが必死になってI'll never do you no harm と絶叫するのをきいて
後の肉食に反対する菜食主義者のポールが想像できてなんかおかしい。HarmじゃなくてHam
でもいいな。
僕はというとですね、やっぱ人は酷いこともする罪を背負って生きていくべきだと思うので
それを肉食の言い訳にしてます。
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