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数日前、いや先週末だったか、頭の中で「スモール・フェイセスのキーボードはよかったな」というモノローグが流れた。その時の(脳内の)背景にあったのはオグデンLPの”Afterglow" だった。 すごい有名な演奏家ではないにしろ、存在感のある彼でしかできないプレーだと感嘆、それはリンゴ・スターのドラムにもいえるなあ・・・・などと考えを浮かべていた。やっぱあれは土曜だった。
そしてさっき帰宅途中の公営ラジオで「元スモールフェイセスのキーボード、Ian McLaganが亡くなった」と入ってきた。12月3日のことだったらしい。こんなニュースがラジオからくるなんて意外だった。
スモール・フェイセスは主力が、ギターとベースを担当しあったボーカルの二人ではあるが、このキーボードが非常に渋いアレンジを加えていて、他のブリティッシュ・インベーダーとは異なる音楽を生み出したのだ。
スモール・フェイセスでキーボードが生きている曲はいくらもあるが、Afterglow以外ではやはり
small faces - happy boys happy
こんな曲が渋い。
1968年、飛ぶ鳥を落とす勢いであった21歳のスティーブ・マリオットの率いるスモール・フェイセスは時代に対応するために変化の時期を迎えていた。時代が求めていたのはギターである。
マリオットは17歳の新鋭ギターリスト、ピーター・フランプトンを正式加入させ、自分はボーカルに専念すると発表。しかしフランプトン側は自分がフロントマンでメインでなければならないと言い出し、マリオットは受け入れるがそれではスモール・フェイセスの形態がかわってしまう。そして突如、マリオットは当時のイギリスではトップグループであったスモール・フェイセスを抜けてフランプトンと新しいバンドHumble Pieを結成してしまったのだった。
当然の結果としてマリオットと残りのスモール・フェイセスのメンバーは断絶。しかしハンブル・パイのファーストLPには、キーボードのマクレガンの提供した曲目がはいっているのだ。
Growing Closer - Humble Pie
渋い。ストーンズ好みな名曲。マリオットは後のインタビューでスモール・フェイセスとの離別をGrowing apartだといっている。実際のストーンズの録音にも参加してるのだが、曲が悪い・・・・・
The Rolling Stones- Miss You
マクレガンはスモール・フェイセス時代はメインの二人を引き立てる役であったが、自作の曲でボーカルもとっている。
Up the wooden hills to Bedfordshire - Small Faces
そして最後は、私の個人的なフェイバリット。キーボードも弾く人間によっては本当に恰好よくなるのだなあ。最高です。
Small Faces - I've got something i want to tell you
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