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いや、楽しいね、こういうの。
どっかの家の前庭かなんんかで撮ったよう。
雨どいから水を貯めるホース（？）が背景に垂れている（笑）
リベリアというのは、解放奴隷がアフリカに建てた国で、
内戦でめちゃくちゃになってた。下は、この国を探訪した
Vice（邪悪）TV・・・・（笑）のドキュメンタリー。
「えぐい映像」がダメだという人は、見ないでください。
このドキュメンタリー、面白いね。リベリアは世界最貧国のひとつだから、
衛生状況なんかも無茶で、海沿いのスラムでは、みんな、ビーチでようをたしちゃう。
で、そのうんこだらけのビーチを撮って、放送（？）でだしちゃうのね（笑）
BBCのドキュメンタリーなんかでは絶対にやらないことだな。
要するに、バックパッカーなんかが、発展途上国に行って、
薬かなんかやりながら、その国の「実態」を見て、
口を極めてその国を罵る、そういうノリでドキュメンタリー作ってるわけね。
軽薄だとも思うけども、こういう形でしか伝わらない「真実」もあるな・・・
というのが、見終わっての私の感想。
一昔前の（今でもそうかな）ボンベイ（今のムンバイね）を表現するときに、
橋の上に点々と続く、あの人糞の列を見せずして、あの街のイメージが
正確に伝わるか・・・・とおれも思ったことがある。
Viceという名前からも、リポーターの”Fuck”にピー音を入れないことからも、
意識して掟破りをやって、受けをねらっていることが明白ね。
だいたい、内戦時代の軍閥のGeneral（これがしょぼい）に
インタビューするときに、刑務所の責任者に賄賂を払うシーンまで、
隠し撮りでとっちゃうんだから（笑）
仕込みもあるんだろうが、基本的には、そうとう「危ない」ことを、
強引にやって作ってると思うよ。
主人公は、内戦時代に数万人を殺し、人肉食までやったという元軍閥司令官。
今は、恩赦を受け、ボーンアゲインクリスチャンとして伝道にいそしんでいる。
リポーターは、この主人公があくまで前向きで、おそらく被害者の遺族なども
含まれているだろう聴衆の前で、堂々と神の教えを説いていることに
当惑し、彼と「お友達になってしまっている」自分に呆然としている。
このあくまで「軽いのり」のリポート手法も面白い。
同じ主人公、テーマを、重々しく描くことも可能だろうけども、
こっちの方が、この国の雰囲気が伝わるね。「理解不能なことがおきている」と、
当惑するほうが、なまじ深刻ぶって理屈をつけるよりは、リポートの手法として、
有効かも。嘘っぽくならないから。
こういう掟破りのドキュメンタリー（？）を見たあとは、
正統派のそれが新鮮に見える。たとえば、こういうの。おまけ。
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