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チャマさんから、
カール・パーマーの評価を聞かれたので、
少し、書いてみる。
特に、彼に詳しいわけではないので、
「ライブ 展覧会の絵」
「ライブ レディース&ジェントルマン」
を昔よく聴いていたので、
それらについて自分が感じたことを
書いてみる。
カールのドラムスタイルは、
キースのあの演奏スタイル、
一気に、怒涛のように攻める
あのスタイルに呼応するような、
ドラミングである。
技術的には、
特に、真新しいこと、
斬新なテクニックは、
見当たらない・・
ひたすら、キースに合わせるような
一気に攻めるドラミングである。
これは当時聴いても、
良かったと大いに評価したし、
今でも、その評価は変わらない。
ただ、普通のロックドラムとは、
違う、
8ビートのロックンロールを、
グルーブさせるとか、
16ビートのおしゃれなグルーブを
目指すとかは一切ない。
ハイハットの刻みや、グルーブ、
そしてスネアのバックビートなんかも、
特に、意識していないようである。
スネアやタムの連打ロールとアクセントのクラッシュシンバルとバスドラ
で2小節のまとまりをつくったり、
これは、彼独自のものかもしれない。
タイム感は、ほとんど意識していない、
これは、他のメンバーにも言える。
曲の出だし、
曲の途中、
なんかでは、
三人しかいないのに、
合ってないけど、
まとまりごとにちゃんと、
キメのところで、
帳尻を合わせている。
これが、イヤな人は、
スタジオ盤を聴くしかないが、
私は、これがELPの良さだと思う。
ビル・ブルーフォードに、
カールを一言で、表現してくれ・・
といったら、
「シングルストロークが早いね」
といってましたが、
フィルは、シンプルなシングルストロークロールが多いと思います。
ようするにフィルがどうの、
ハイハットのグルーブがどうのアクセントがどうの、
バックビートがどうの・・
というドラマーではなく、
ひたすら、
キースの前のめりの演奏に、
前のめりで、対抗していたドラマーではないでしょうか?
これは、ビルでもダメ、テリー・ボジオでもダメ、
ジョン・ボーナムでもだめ、イアン・ペースでもダメ
で、やはりカールが一番ELPの良さを引き出せるドラマーなんですよ。
反対に、カールはELP以外では難しいのでは?
エイジアはほとんど聴いたことがない・・
カールは、イエスやキング・クリムゾンなんかでは、
難しかったでしょうね・・。
このような、音楽家は、他には
ジャック・ブルース
ジミー・ペイジ
ロバート・フリップ
なんかがそうでしょう。
反対に、
サイモン・フィリップス
エリック・クラプトン
ジェフ・ベック
なんかは、いろんな、人達と
いろんなジャンルの音楽を
オールマイティに器用にこなせる人です。
とにかく、
キースの攻撃的なプレイスタイルには最高にはまったのが、
カールだということではないでしょうか?
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