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一昔前の話、無料のローカル誌に地元のアマチュアDJ達を取り上げた特集があって、そこには唯一女性DJの選んだ「個人的に好きな楽曲ベスト5」があげられていた。
なんと一位がオータム・アルマナック!!!!!!!!
そして三位がテレビジョンのフリクションだった。
それはそのまんま自分の趣味と合致していたわけなのだが、それでそのDJに興味を覚えることはなかった。一目瞭然にユダヤ系というのがわかるその20台半ばのオネイちゃんは、たぶん俺とはあわない性質があう性質を上回っていることが推測された。
たぶん似た傾向の音楽感性を持っている人間は世界中に2,3万人はいると思われるが、それらが自分の友人であるかのように思うのは錯覚である。どうしてそうなるのかというと、ま、自分の場合は少なくともイギリスのキンクスもアメリカ東海岸のテレビジョンも、自分を取り巻く環境、時代、風潮といったものの抵抗毒として受け入れたものであり、誰かとシェアするという発想がそれを否定してしまうからである。
数年前、世界的に有名な日本人作家の代表である村上春樹が米語で講演をするという空恐ろしい企画に同席する機会があったのだが・・・・・・最後の質疑応答で「好きなロックアーチストは誰か?」という問いがきた。村上春樹は迷わず「ビートルズとビーチボーイズ」と答えたあと、少し時間をかけながら「あとはドアーズです」と付け加えた。
実はテレビジョンのトム・ヴァーラインにしてもElektraからメジャー・デビューしたときには「あのドアーズと同じレーベルだ」といって喜んでいたらしい・・・・・が、ドアーズがどこまでロックで芸術・思潮というものを掘り下げたのかということを論議にかけるなら、とてもテレビジョンには及ばないことが明白なのである。
テレビジョン>>>>>>>>>>ドアーズ
Love >>>>>>>>>> ドアーズ
というのがElektra評価する際の基本だと私は考えている。
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