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先日、日本に、台北経由の格安チケットで帰国した。チャイナエアラインは、待ち時間も比較的短いし、タイ航空のキャンペーンチケットなどと比較すると、3万円くらい安いのですよ。中国東方航空や、ベトナム航空の経由便よりも、便が多いし、乗り換えも簡単で、タイへ安く遊びに来る場合にも、こちらがお奨めですな。
といっても、帰りは2時間半ほど待ち時間があったので、ターミナルを散策した。連絡通路に、春日旅行と題して、版画が展示してあった。これが殆ど日本の風景なのですな。ちょっと谷内六郎を思わせるような、懐かしい日本の風景。北京や、上海の空港でも敵対的な中国人に出あうわけではないし、職業的にじゅうぶん親切なのだが、さすがに、こういうことはできないでしょうね、あちらでは。そういう意味でも、メインランドチャイナ系の経由便を使う事情があるのならば、台北経由に載ることをお奨めしますね。なんとなく落ち着くのですよ。空港もこじんまりしていてね。
本屋に立ち寄ると、テレサテンの専用棚を発見。「蒋宋孔一族王朝」と題した台湾創始者一族の戸棚の真横に、彼女の本屋やCDが堂々と陣取っていた。2010年に没後15周年を記念して発行されたテレサテンの記念切手も、未だに、一番目立つ棚に平積みにされている。第一ターミナルにあるもう一軒の本屋さんにも、専用棚こそなかったが、蒋介石関連本と並んで、テレサテン関連の書籍やCDが、平積みにされていた。調べてみると、来年、2015年で、蒋介石の没後40周年、テレサテンの20周年なのですな。そういう偶然もあって、蒋介石とテレサテンがあたかも「両雄並び立つ」という感じで、本屋の一角を占めていたのだと思う。
しかし、書店に並んでいるテレサテンのベストテンを見ても、あの名曲「香港」が入ってないのよな。(「香港の夜」はあるが、これは中国語の別の歌)「愛人」とか「時の流れに・・・」とか日語バージョンの歌もいくつか入っているのにもかかわらずね。政治的な理由かもしれませんな。テレサテンは、天安門事件の後に学生民主活動家の亡命を手助けしたという噂もある人だから、現代の台湾にとっては、中国を不必要に刺激したくない部分なのかも。テレサテンを国民的歌手として持ち上げる場合に、邪魔になるんだろうね。
以下、天安門事件の直後に、テレサテンが、日本と生中継でつないで「香港から歌った香港」痛々しくて、つい貰い泣きしてしまいますな、私などは。
ほんでもって、これが、普通のテレサテンの「香港」ね。しつこいようだけど(笑)
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