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テレサテンと蒋介石
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投稿者 で爺 日時 2014 年 4 月 15 日 15:25:04: tYZleDTpDNY.U
 

先日、日本に、台北経由の格安チケットで帰国した。チャイナエアラインは、待ち時間も比較的短いし、タイ航空のキャンペーンチケットなどと比較すると、3万円くらい安いのですよ。中国東方航空や、ベトナム航空の経由便よりも、便が多いし、乗り換えも簡単で、タイへ安く遊びに来る場合にも、こちらがお奨めですな。


といっても、帰りは2時間半ほど待ち時間があったので、ターミナルを散策した。連絡通路に、春日旅行と題して、版画が展示してあった。これが殆ど日本の風景なのですな。ちょっと谷内六郎を思わせるような、懐かしい日本の風景。北京や、上海の空港でも敵対的な中国人に出あうわけではないし、職業的にじゅうぶん親切なのだが、さすがに、こういうことはできないでしょうね、あちらでは。そういう意味でも、メインランドチャイナ系の経由便を使う事情があるのならば、台北経由に載ることをお奨めしますね。なんとなく落ち着くのですよ。空港もこじんまりしていてね。


本屋に立ち寄ると、テレサテンの専用棚を発見。「蒋宋孔一族王朝」と題した台湾創始者一族の戸棚の真横に、彼女の本屋やCDが堂々と陣取っていた。2010年に没後15周年を記念して発行されたテレサテンの記念切手も、未だに、一番目立つ棚に平積みにされている。第一ターミナルにあるもう一軒の本屋さんにも、専用棚こそなかったが、蒋介石関連本と並んで、テレサテン関連の書籍やCDが、平積みにされていた。調べてみると、来年、2015年で、蒋介石の没後40周年、テレサテンの20周年なのですな。そういう偶然もあって、蒋介石とテレサテンがあたかも「両雄並び立つ」という感じで、本屋の一角を占めていたのだと思う。


しかし、書店に並んでいるテレサテンのベストテンを見ても、あの名曲「香港」が入ってないのよな。(「香港の夜」はあるが、これは中国語の別の歌)「愛人」とか「時の流れに・・・」とか日語バージョンの歌もいくつか入っているのにもかかわらずね。政治的な理由かもしれませんな。テレサテンは、天安門事件の後に学生民主活動家の亡命を手助けしたという噂もある人だから、現代の台湾にとっては、中国を不必要に刺激したくない部分なのかも。テレサテンを国民的歌手として持ち上げる場合に、邪魔になるんだろうね。


以下、天安門事件の直後に、テレサテンが、日本と生中継でつないで「香港から歌った香港」痛々しくて、つい貰い泣きしてしまいますな、私などは。



ほんでもって、これが、普通のテレサテンの「香港」ね。しつこいようだけど(笑)





 

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コメント
 
01. 2014年4月15日 15:29:47 : fXVtZGpNBs
ありゃ、誤字脱字が多いな。いちいち訂正しませんが、大変失礼。

で爺


02. チベットよわー 2014年4月16日 12:54:27 : Xy93FIMaJupUQ : XlVdXRWKPo

子供のころ、向田邦子さんの事故死が報じられた。
実際は台湾旅行中の飛行機事故だった(向田コラムには、ご本人の航空事故恐怖症に
ついての記述があり、結論としては海外旅行中の飛行機事故で死ぬのが本望・・・・・だったのだが)
が、それをどういうわけか私はタイ航空での事故だと勘違いしてしまっていた。

それからタイと墜落が、手に手を取って脅迫観念として私につきまとったが、
最近になって実はそれが台湾で起こった事故だったということを知った。ウィキでw。

こないだ、といっても先週末のことだが、テレサ・テンの話をしていたら(やっぱ国民的歌手なんだね)
テレサは日本語が話せるということを聞いた。私は最後のインタビューが英語だったのでおかしいな、と
思った。調べたら(ウィキでw)、晩年は白人男性のパートナーとパリで同居していたらしい。
その場合、おそらく共通語は英語だろうから、それで納得。


03. 2014年4月16日 14:12:05 : fXVtZGpNBs
そう、台湾とタイを勘違いする人は昔は多かったな(笑)

向田邦子は本当にうまい脚本家だったね。「修羅のごとく」の中で、佐分利信が縁側でつめを切るシーンがあるんだけど、その時、妻の加藤直子が「男の人の爪はかたいから、お父さんの爪かどうかすぐわかる」とか言うのね。佐分利が「知らなかった」というと、加藤が「男の人って何にも知らないんだから」とか言うわけ。(いや、ホント、男は、こういうとこ迂闊なんだよな、私もそんなこと考えてもみなかった・・・とういうか関心を持つ部分が女と違うのよな)・・・で、佐分利信演ずる初老の男に愛人がいることを妻が知っていることが後で分けるんだけど、この秀逸な会話シーンが、その複線になってるんだよね。

テレサテンは、死ぬ前の時期、チェンマイのメーピンホテルのスイートルームで、ピエールというフランス人の男と同居してたのね。こいつは、カメラマンを殴ったりして、酷いやつだった。彼女が死んだとき、見に行った(?・・・笑)から、知ってるんだけど。彼女の死に顔を見れなかったのが、今となっては、かえすがえすも残念ね。


04. 2014年4月16日 14:33:31 : fXVtZGpNBs
あっ、Wikiで調べると(笑)、ドラマの題名は「阿修羅のごとく」、佐分利信の妻役は、大路三千緒という人だった。加藤直子だと思ってたんだけど、長女役だだった。・・・とすると、このシーン自体の記憶もあやしいかも。

05. チベットよわー 2014年4月16日 17:52:40 : Xy93FIMaJupUQ : XlVdXRWKPo

向田邦子は一生独身を通した人だけど、この人がまだ希望を失っていない頃、
そこそこの相手とお見合いをした。ここで向田さんの目の付け所とは・・・・・・なんと相手の
はいていた靴だった。雨の日だったのだが、この相手が革靴に雨除けのカバーをしていたことで
はやくも関心を失ってしまう邦子だった・・・・・・。ダメだこりゃ。

僕もこの性質はよく理解できる。なんでもないようなところに目がいってしまって、一般でいう重要ポイント
がどうでもよくなってしまう、個人的で幼稚な言い分を通す癖。

確か阿修羅だったと思うけど、多人数で会食していて、夫がヨソの女性がトイレにいったあと
すぐに後から入ってしまうのを見て、妻が「それはないだろう」と・・・・・。そのイヤラシいセンシティビティに
僕は魅力を感じたせいか、向田全集(当時全三巻)を買ってしまったものでした。

そういや、フランス語圏の宿泊先で、トイレにマッチが置いてあったことがあった。これを終わった後に
便器にジュッと放り込むことで消臭効果があるのだと・・・・・。

向田女史も、本当は外人の彼氏とかがいたのではないかなあ、と思わせる節がある。
というか相手が外人でもないかぎり、あの人のセンサーシップを通る同世代の恋人なんか見つからない
はずだ、と思えるのだ。柔道の山口香も、私は昔から「この女は白人じゃないとダメだろうな」と
予想していたが実際にオーストラリア人と結婚していたらしい。


06. 2014年4月16日 21:54:20 : VPR30ddOoc
05、ーそういや、フランス語圏の宿泊先で、トイレにマッチが置いてあったことがあった。これを終わった後に
便器にジュッと放り込むことで消臭効果があるのだと・・・・・。ー
こんなの初めて聞きました。日本だったらわかるけど、フランスでは、、、笑

むしろ、今はほとんど見かけなくなりましたが、トルコ式トイレに誰かが置き忘れたマッチ箱っていうイメージなんですけどね。エヘヘ、すいません。


07. チベットよわー 2014年4月17日 05:55:40 : Xy93FIMaJupUQ : XlVdXRWKPo

僕も、隠れタバコをしていたような誰かの置き忘れかと思って、尋ねたらB$B(ケベック州だったな)の
オバサンがシュッとすってデモをしてくれたんだ。

その動作ひとまとめに、なんか英米的とは違う意味の合理をみて、それから結構真似しているんです。


>テレサテンは、死ぬ前の時期、チェンマイのメーピンホテルのスイートルームで、ピエールというフランス人の男と同居してたのね。こいつは、カメラマンを殴ったりして、酷いやつだった。彼女が死んだとき、見に行った(?・・・笑)から、知ってるんだけど。

見に行ったって・・・・・テレサテンの死体をみにチェンマイまで?

喘息の療養にチェンマイという発想が理解できないな。しかしインドシナはまともな欧州白人からもヒッピー
からも人気があって、僕の知り合いにもかならず一年に一度は「しばらくタイに休暇」というのがでてくる。

おそらくチェンマイ行きを言い出したのもフランス人のほうだろうな。

そういえば昨年、60年代にUCLAで文化人類学を専攻していたという胡散臭いオヤッさん(黄色人種)
から

https://maps.google.com/maps?q=los+cabos+mexico&ie=UTF-8&hq=&hnear=0x86af6870bf9a924b:0xf78b56f773db552d,Los+Cabos,+Baja+California+Sur,+Mexico&gl=us&ei=5-lOU6quHsTz2QW3hIG4CQ&ved=0CMcBELYD

ここにあるオッサン夫婦の所有するリゾートハウスに行かないか?という誘いを受けた。無論、ただで
好きなだけいていい、とのこと。11部屋あるのでツーリズムを組んで金儲けてもいいなどと。
管理も現地でやるから光熱費だけしか負担にならない・・・・のだ。

私は熱いのダメwだし、ほかの事情もあって、受けはしなかったのだが、昔でいう中南米の別荘という
夢が今では東南アジアに移っているのかもしれない。他の知り合いのオヤッさん(黄色人種、東京出身)
はタイ、ミャンマー、ラオスに小売商店を開き、一年の半分以上をそこらを転々として暮らしているのだ。
現地妻のオーディションでこれからロンバケで〜す、などと言っているわ。



08. 2014年4月17日 07:21:15 : fXVtZGpNBs
そのトイレの話は、いかにも向田邦子ね。

親戚のおばさんで、みんなが遠慮して言わないようなことを、スバズバ指摘する人がいたでしょ。東京物語で杉村春子がやったようなタイプ。お通夜明けの朝飯の席で、いきなり形見分けの話を始めるあの人ね(笑)センシティビティでもあるんだろうが、ああいう、おばさん的リアリズムの暴力性みたいものも向田邦子にはあったと思うね。「そこまで、ミモフタも無いこと言うか?」という類の話を、テレビドラマで初めてやった人じゃないの。「阿修羅のごとく」の撮影中に「こんな役はできない!」と佐分利信が怒り出したという逸話も、分かるような気がする。

テレサテンがチェンマイに居たのは、当時の噂では、国民党軍の大物に紹介されたから・・・ということだったね。(メーピンホテルの経営者がそうだったという説もある)タイービルマ国境地帯は、ある時期まで、国民党軍残党の拠点だったのですよ。日本で売られている「ドイトゥンコーヒー」の産地なんがそうね。あのあたりは昔はケシの栽培地帯で、それを、王室のイニシアティブで、コーヒーとか、お茶に転作させたのね。テレサテンの国民党スパイ説は、おそらくこのあたりが、端緒になってると思いますな。真相は、向田邦子的に「若いつばめ」(死語?)が行きたがったから・・・てな、ミモフタもない話だろうと思うけど、スパイ説の方が面白いからね(笑)

便所のマッチの話は始めて聞いた。おもろい。硫黄が、臭気の成分に化学変化を起こさせるのかな。これはNHKが科学番組で取り上げるべきテーマね。(笑)


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