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欧米の若者に向けた最高指導者のメッセージ − 全内容(イランラジオ日本語)
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/857.html
投稿者 無段活用 日時 2015 年 1 月 28 日 01:31:14: 2iUYbJALJ4TtU
 

http://japanese.irib.ir/news/leader/item/51540-%E6%AC%A7%E7%B1%B3%E3%81%AE%E8%8B%A5%E8%80%85%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%9F%E6%9C%80%E9%AB%98%E6%8C%87%E5%B0%8E%E8%80%85%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B8-%E3%83%BC-%E5%85%A8%E5%86%85%E5%AE%B9


2015/01/22(木曜) 23:33


欧米の若者に向けた最高指導者のメッセージ − 全内容





イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、欧米諸国の若者たちに対し、イスラムの真実について調べ、世界のメディアや政治家のイスラム恐怖症を広めるための騒動に屈しないよう求めました。


ハーメネイー師のこのメッセージの内容は以下の通りです。


慈悲深く、慈愛あまねき、アッラーの御名において

欧米諸国の若者たちへ

フランスでの最近の事件、そして西側の他の国々での同様の出来事を受け、私は直接、これらの出来事に関して諸君に語りかけることにした。私が語りかける相手は、あなた方若者たちである。それは私が、あなた方の両親を気にかけていないためではない。そうではなく、私はあなた方の国家や国民の未来があなた方の手の中にあり、あなた方若者の心の中には、真理を探りたいという感情が高まっているのを知っているためである。

私が語りかける相手は、政治家たちでもない。なぜなら、彼らは意図的に、政治と真理の道を分断したと信じているからだ。

あなた方とイスラムについて話したいと思う。特に、あなた方提示されているイスラムの姿について。

この20年、特にソ連が崩壊した後、この偉大なる宗教を恐ろしい敵に見せようとするために多大な努力が行われた。恐怖や嫌悪を植えつけ、それを悪用する動きは、残念ながら、西側の政治史において長い歴史を有している。

ここで、私は西側諸国がこれまで植えつけてきた様々な恐怖症を取り上げるつもりはない。現代史の重要な出来事を一通り見れば、西側政府が、他の文化や国民に対して、不誠実で偽善的な態度を取ってきたという事実が分かるだろう。それらは新たな歴史の記述では削除されている。

アメリカとヨーロッパの歴史は、奴隷制を恥じ、植民地主義時代を不名誉とし、非キリスト教徒や有色人種への弾圧に苦しんでいる。あなた方の歴史学者は、カトリックとプロテスタントの名のもとに行われた流血、あるいは第一次、第二次世界大戦で国家や民族の名のもとに行われた殺し合いを深く恥じている。このような態度は賞賛に値する。

これらのリストを挙げることで、歴史を振り返るつもりはない。ただ私はあなた方に、有識者にこう尋ねてほしいと思う。なぜ、西側の一般の人々の良心は、何十年も経った後に目覚めたのだろうか?なぜ、遠い過去の良心に対する見直しは行われるのに、現在の問題については行われないのか?なぜ、イスラムの文化や考え方への対応といった重要な問題について、一般の人々が知識を習得するのを妨げようとする努力が行われるのか?

あなた方は、"他者"に対する根拠のない恐怖や嫌悪の拡大、侮辱は、圧制的な人々の利益のためのものであることをよく知っている。私はあなた方に、自分自身にこう尋ねてほしい。なぜ、恐怖や嫌悪を広めるという古い政策が、前例のない激しさで、イスラムとイスラム教徒を標的にしているのか?なぜ、世界の権力の構造は、イスラムの思想を脇に追いやり、覆い隠されたままとなるのを望んでいるのか? イスラムのどのような価値観や内容が、大国の発展を妨げ、イスラムのイメージを壊すことで、誰の利益がまもられるのだろうか?

私の第一の要求とは、イスラムのイメージを壊すための動きの陰にある動機を調べてみて欲しいということだ。第二の要求は、先入観を植え付け、人々を迷わせるための大量のプロパガンダや世論操作に対し、この宗教を直接的な情報によって知るよう努めてほしい。正しい理論から言えば、あなた方は、恐怖を植え付けられ、引き離されたものの本質について理解する必要がある。

あなた方に、私や他の人のイスラムに対する理解を受け入れて欲しいとは言わない。私があなた方に望むのは、今日の世界において、効果的な真理や活力であるイスラムが、先入観を伴って感情的にあなた方に提示されるのを許してはならないということだ。そして、彼らが偽善によって、雇い入れたテロリストをイスラムの代表者として紹介するのを許すべきではない。

イスラムに関する情報を、元来の資料から手に入れてほしい。イスラムに関する情報を、コーランや偉大なる預言者の人生から入手してほしい。あなた方には、直接、イスラム教徒のコーランを読み上げてほしい。あなた方はこれまで、イスラムの預言者の教えやその人道的な原則について調べたことがあるだろうか?イスラムの預言者を、メディア以外の資料から理解したことがあるだろうか?

これまで、イスラムの価値観が、世界に最大の思想的、科学的な文明を作り出し、幾世紀もの間、最大の学者や思想家を育むことができたのはなぜかと、自身に問うたことはあるだろうか?

私はあなた方に求める。根拠のない悪いイメージ作りが、あなた方と真実の間に感情的な溝を作り、あなた方から中立的な判断を下す可能性を奪ってしまうのを許さないでほしい。今日、メディアの社会は地理的な国境を知らない。それでもなお、彼らがあなた方を、偽りのイメージの線引きによって囲むことを許してはならない。

誰も一人では、この空洞を埋めることはできないが、あなた方のそれぞれが、自分と自分の周囲の人に明らかにするために思想と公正の架け橋となることはできる。このあなた方若者とイスラムの間の問題は望んだものではない。しかし、あなた方の好奇心に溢れた頭に、新たな疑問を作り出すことができる。それらの疑問への答えを見つけるための努力は、あなた方にとって、新たな真理を突き止めるための適切な機会を作るだろう。

そのため、イスラムについての純粋で正しい理解に至るための機会を失わないようにしてほしい。そうすれば、あなた方の真理へと向かう責任感により、未来の人々が、イスラムと西側の間の交流の歴史を、より明らかな良心と、より小さな苦しみによって見つめることができるようになるだろう。

セイエド・アリー・ハーメネ



 

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コメント
 
01. 2015年1月28日 10:02:54 : nJF6kGWndY

欧米の批判と自己正当化だけでなく、これまでのイランやイスラムの圧制や人権無視など自己批判も入れると、もう少し客観的な訴求力は高まるだろうな

02. 2015年1月28日 11:21:59 : AYiCRkVzD2
まあ、イランというのは中東のイスラム諸国では、例外的に、「民主的な国家」(例えば女性の社会進出ね。湾岸諸国なんかと比べるとそう)だけども、これは、イラン革命の前に、パーレビの時代があったからだと思うよ。

パーレビの頃の、比較的自由で、世俗主義的な時代があったおかげで、イラン国内にはかろうじて「改革派勢力」なるものが存在し、聖職者の専制支配を牽制する勢力となりえているわけだ。

一昔前の(ハタミ師の時代)の改革派勢力の中心が、イラン大使館を占拠したかっての学生たちだったことは、非常に象徴的だと思いますね。パーレビ時代に学生生活を過ごした彼らには、「イスラム革命に裏切られた」という思いがあると思うのよな。メディアにしゃべるときは、曲球的な表現しかしないけどもね。

で爺


03. 2015年1月28日 12:57:32 : uMcHfTnA4o
真のイスラムの教えと
イスラム国やタリバンの教えの違いをもっと
広めるべきだと思うが
その努力をしてほしい

イスラム教はイスラム国やタリバンのようなことは言っていない!
といってもわかりにくい


04. 2015年1月28日 13:01:47 : V3nzlxvgqo
ハーメネイー師

・・・直感ですがいいお顔していらっしゃる。
   こういう方の話は耳をかたむけたくなる。
   どこぞの国の武器商人さんがたとはえらい違いやね。


05. 2015年1月28日 14:48:22 : LBtbDXFoS6
>>02

アメリカはかつて、モサデクの民主主義政権を倒し、パーレビ王朝の独裁体制にすげ替えたという話ですけどね。
下はイラン人と結婚してアメリカで暮らしていた日本女性の方の7年前(2006年)のブログ記事ですが。

大和なでしこアメリカ暮らし イランの英雄、Dr. Mohammad Mossadegh
http://japonikkla.exblog.jp/2708977/

(引用開始)

今、アメリカは「イランに民主主義を!」なんて綺麗ごとを言っているけれども、実はイランには民主主義の時代があったんです。彼が首相としての在職中の1951年から1953年に。それがイギリスの陰謀とアメリカの遂行によって奪われたのです。だから、アメリカが今更言っている事はただのたわ言で、まるで説得力がゼロなんです。彼はその後3年間刑務所に投獄されたのち、84歳で亡くなる1967年まで自宅での軟禁生活でした。

 彼の生涯は政治家としてイラン国内の政治の腐敗、王による独裁政治、そして諸外国特にイギリスとソビエトからの干渉に果敢に立ち向かい、イランの最も重要な資源である石油が国有化になる事が唯一、外国からの度重なる干渉から逃れられイランにとってベストであると信じてそれを実行しました。しかし、イランの石油をほぼコントロールしていたイギリスから、かなりの恨みを買うことになり、彼が共産党寄りだと言う陰謀をたくらみ、それにうまく乗らせられたアメリカと共に見事に彼を失脚させました。これによってシャー(王)を復権させ彼の独裁政治が1979の革命まで続いたのです。

 そしてイランは真にイランの利益の為に尽力をつくした偉大なる政治家を失い、その後50年以上もたった今もなおイギリス、アメリカの次なる陰謀の標的になっている様に感じます。
私は現イラン体制にはもちろん反対ですが、同時にイギリスやアメリカの対イラン政策にもうんざりです。不思議なのが「デス・ツー・アメリカ」とイランではアメリカにばかり敵意を表しているけれども、イランの過去を見ればその陰ですべてのマスタープランをするイギリスこそがそう呼ばれるべきでは無いのか?とも思われます。
 
 アメリカでは今、彼の生涯を描いた芝居が劇場で公開されているみたいです。私がもしファーシー(ペルシャ語)を理解できるのなら是非観にいきたいところですが。
 彼の生涯を辿っていくと、政治の世界では正義はまったく通用しないんだなあと感じられずにはいられません。でも歴史を通して何が正しかったは、やっぱり後世でしっかり評価されるのだと思います。

(引用終了)


モザデク政権打倒にCIAが絡んでいたという話は今では公開もされたようで、検索すればあちこちに出てます。


06. 2015年1月28日 14:49:43 : LBtbDXFoS6
>>05
すみません、モザデクではなく、モサデクが正しいようです。

07. 2015年1月28日 15:32:47 : AYiCRkVzD2
伝説的工作員、キム・ルーズベルトのことね。

イラン革命のときも、アメリカは同じ事をしようとしたのだが、
軍がホメイニ派支持になだれをうっていて、もう手の施しようがなかったのだな。
これは、現地に特命を帯で派遣されたCIAだか、軍の特務機関の
高級工作員だかが、回想録でそう書いているね。

しかし、結果的にどちらがイランにとってよかったのかは、議論の余地があると思うね。
例えば、韓国とベトナムを比較した場合、結果的に、「アメリカに勝った」ベトナムは、
何十年も時間を無駄にしちゃったわけでしょ。反共親米国家だった韓国は発展したね。

で爺


08. 2015年1月28日 16:31:22 : UowZQG2JNM
イランは反共親米国家になる素養は無いよ。
ただし、ペルシャ人もアラブ人もアメリカの文化は確かに好きだが、そのことと国家体制はイコールじゃない。

ベトナムは時間を無駄にした?
バカをいいなさんな。
おかげでアメリカの言いなりにならずに、でかいツラをしてヤンキーどもと五寸の話し合いができるんだよ。
アメちゃんは北朝鮮をとってみればわかるように、戦争で勝ったとしても(ベトナムも北朝鮮も戦争でも勝っていないが)勝負では勝てない国家に関しては一目置く癖があるからな。
第一、アメリカが負けた相手への露骨さは俺らの国を見りゃわかるがなw


09. 2015年1月28日 21:30:13 : 6cqkOrS2Uy
素晴らしい。

欧米指導者が恥ずかしくなるような
内容である。

しかし恥ずかしいと思うような
通常人の感性を持つ人間は
欧米の指導者になれないのかもしれぬ。

日本に於いても、しかり。


10. 2015年1月29日 04:42:57 : VlmGvnmOKF


サウジアラビアは実質イスラエル国

イスラム国がサウジアラビア出資でイスラエル・モサドによって作り出された


                                   


11. 2015年1月29日 06:04:47 : Aitmb8XO1o
07. 2015年1月28日 15:32:47 : AYiCRkVzD2

高級工作員だかが、回想録でそう書いているね。
しかし、結果的にどちらがイランにとってよかったのかは、議論の余地があると思うね。
例えば、韓国とベトナムを比較した場合、結果的に、「アメリカに勝った」ベトナムは、
何十年も時間を無駄にしちゃったわけでしょ。反共親米国家だった韓国は発展したね。
で爺 >

韓国を破産させ日本の金で救済させ
日本の競争相手に仕上げて、株主に居座った。



12. 2015年1月29日 14:59:24 : AYiCRkVzD2
イランの人は「イランには言論の自由はあるが、言論の後の自由はない」とよく言ってたね。

政府や、聖職者の権力に対する批判(ま、穏当なものであることが多いのだが)はある程度できるが、その後で、投獄であるとか、報道機関の閉鎖なぞという事態が待っているわけね。

この言葉は、イランという国の現状をよく表してると思うね。完全に言論の自由が奪われているわけではないが、西側的な意味で保証されているとも言いがたいわけね。政治的な権利にしても非常に中途半端なものね。中国共産党よりは、マシだけども。

ハメネイはそういう体制の頂点にある人だからな。100パーセントの独裁者(金正日とか、その息子とかね)よりは、マシだが、そうとう強権的なことをして、権威を維持している人でもあるわけね。

ではでは


13. 2015年1月29日 20:29:52 : GChfM9iwZA
イラン革命はイスラム法シャーリアに基づいて国の運営がなされている。
イスラム法はイランに限らず、サウジや湾岸産油国、または政情不安なイエメンでも取り入れられていた(イエメンでは大統領が改正手続きを取ったが、今は倒された)
シャーリアを西洋的価値で測れば自由の尺度なんてタカが知れていることは当たり前のことである。

イランはシャーパーレビが米国傀儡政権を樹立して世俗主義を採用した、みたいなことをまことしやかに言う者がたまにいるがモサデク政権で既に世俗主義は採られており、イランではモサデクの人気が現在でも根強くある。
シャーパーレビの白色革命というものは、CIAの謀略によって打ち倒されたモサデク政権の世俗主義を上塗りしたものに過ぎない。
自由の尺度を欧米があれこれ言いたがるのはシャーパーレビの残滓をなにかと持ち出したい三つ子の魂百までの繰り言であり、口が裂けてもモサデクの時代にあった自由とはいわない。
ちなみにイラン革命政権にとってモサデクはイランの石油を国有化し、民族主義を強く打ち出した国民の父という意識を持つ国民が居ることは重々承知はしているものの、宗教的には世俗主義を貫いたどちらかといえば好ましからざる人物という位置づけであって、なんとも面映い立場である。
けれどもシャーパーレビが敷いた白色革命による仮初の民主主義も世俗主義も欧米側からの宗教と政治の分離が成されていないイラン革命政権への批判にはなりえないし、革命政権は痛くも痒くもないだろう。
批判したくばモサデク時代のイランを持ち出して現政権を批判するほうが彼らには堪えるだろう。
しかし、それはどうやってもアメリカにはできない。
モサデク政権を打ち倒したのがCIAの工作だったことを知らないイラン国民は一人としていないし、実際に公式文書も公開されている。
アメリカのそうした態度こそが、イランの革命政権にお墨付きを与えている。
モサデクはアメリカにとっても、イラン現政権にとっても目の上のたんこぶという意味でのしかかっているのである。


14. 2015年1月30日 06:09:33 : Yni97kgJgQ
アメリカの陰謀1230

15. 2015年1月30日 06:22:52 : Yni97kgJgQ
イスラムは悪とする世論操作の道具がイスラム国、
背後に欧米白人ユダヤ闇の世界権力ロスチャイルドの陰謀

16. 2015年1月30日 17:46:41 : 5kH5kZ3fAc
アラ(エル)ハバキと同じ流れかな・・・
確認の手が足りないので

詳しい知識をお持ちの方、教えて下さると嬉しい・・・
前もって感謝します。


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