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仏週刊紙シャルリーエブドが14日付最新号に掲載したイスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)の風刺画について、世界のメディアは1面に転載し「連帯の表明」(伊イル・ファット紙)を訴えた新聞がある一方、掲載を見送る主要紙もあり、対応が大きく分かれた。【ブリュッセル斎藤義彦、ニューヨーク草野和彦、カイロ秋山信一】
欧州では、ベルギーの主要紙ルソワールがこの風刺画を「シャルリーはよみがえる」との見出しと共に1面に転載した。オーストリア紙スタンダードも朝刊1面トップで転載。同紙のシュミット編集長は1面の記事で「言論の自由を守る確固たる意思表示」と説明した。
英タイムズ紙、独ウェルト紙は1面でなく中面に掲載。英フィナンシャル・タイムズ紙は、シャルリー紙の編集者が表紙を掲げている写真を掲載し、風刺画そのものは転載しなかった。一方、独フランクフルター・アルゲマイネ、英ガーディアン、英デーリー・テレグラフなど掲載を見送った主要紙も多かった。
米ニューヨーク・タイムズ紙は、電子版にはムハンマドの風刺画が閲覧できるリンクを張ったが、紙面での掲載を見送った。バケット編集主幹は声明で、「意図的に宗教的感情を害するものは通常、掲載していない。多くのイスラム教徒が、預言者の画像掲載を本質的に攻撃的と見なしている」と指摘した。米国務省のハーフ副報道官が「シャルリー紙の(風刺画掲載の)権利を支持する。それが民主主義社会だ」と述べたのと対照を見せた。
北アフリカのモロッコ政府は12日、シャルリー紙の風刺画を転載しようとしたとして、リベラシオンなど仏5紙の販売を禁止した。モロッコはフランスの旧植民地だが、国民の大多数はイスラム教徒。
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毎日新聞は預言者ムハンマドの風刺画を掲載していない。2005〜06年にデンマーク紙などがムハンマドの風刺画を掲載し問題になった時も、イスラム社会では一般的に神も預言者も姿を描いてはならないとされていることに配慮し、掲載しなかった。小川一編集編成局長は「表現行為に対するテロは決して許されず、言論、表現の自由は最大限尊重されるべきだ。しかし、言論や表現は他者への敬意を忘れてはならない。絵画による預言者の描写を『冒とく』と捉えるイスラム教徒が世界に多数いる以上、風刺画の掲載については慎重な判断が求められる」と話す。
http://mainichi.jp/select/news/20150115k0000m040134000c.html
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