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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NHW0R36K50XY01.html
(ブルームバーグ):ド
イツではメルケル首相がギリシャのユーロ離脱という考え方を容認しているように報じられているが、だまされてはいけない。シュピーゲル誌は、ギリシャの離脱に対応可能だとメルケル政権がみていると伝えた。ビルト紙によれば、独当局者はそうした見方に対し準備を進めている。
だが、その大部分はギリシャ支援に疲れたドイツの有権者向けのジェスチャーにすぎない。実際、ギリシャ離脱が引き金となり欧州単一通貨の解体につながりかねないリスクを冒すことは、ドイツの利益ではない。
つまりドイツにとっては現状が経済的かつ政治的に有利だということだ。欧州一の経済大国は他のユーロ採用国より大きな恩恵を受けている。ギリシャが離脱したとしても、それだけでユーロが解体されることはないだろう。だが、金融市場が動揺し悪影響がその他の国に及び、さらなる離脱が相次ぐリスクはある。
ドイツの通貨がマルクに戻れば、同国の国内総生産(GDP)の約半分を占める輸出企業の競争力が大きく低下するだろう。BKアセット・マネジメントのボリス・シュロスバーグ氏(ニューヨーク在勤)は、ドイツ・マルクが今取引されれば1マルク=1.50ドル前後で、ユーロの現行水準1ユーロ=1.18ドル程度より約25%高い水準になると試算している。
ベルテルスマン財団がまとめた2013年のリポートによれば、ユーロがなければ、ドイツのGDP伸び率は25年末まで年間で約0.5ポイント低下する。1兆2000億ユーロ(約169兆円)の損失、国民1人当たりでは1万4000ユーロの損失に相当し、20万人の雇用が失われるとしている。
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原題:Don’t Believe the Hype: Why Germany Needs Greece to Stay in Euro(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:パリ Simon Kennedy skennedy4@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: James Hertling jhertling@bloomberg.net Kevin Costelloe
更新日時: 2015/01/09 12:34 JST
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