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【パリ=小嶋麻友美】七日の襲撃事件で十二人の犠牲者が出たフランスの風刺週刊紙シャルリエブドは、皮肉を込めた過激な風刺画を持ち味とし、イスラム教の預言者ムハンマドをたびたび登場させてきた。イスラム過激派からの脅迫にもひるむことはなかったが、反発は一部に根深く広がっていたようで、仏国内ではここ半世紀で最大級のテロを引き起こした。
地元紙などによると、イスラム過激派がシャルリエブドを敵視する引き金となったのが、二〇〇六年二月の特別号だったとされる。表紙で「ムハンマドはイスラム原理主義者に圧倒されている」との見出しとともに、「バカに愛されるのは難しい」とむせび泣くムハンマドの絵を掲載。宗教の冒とくだとして世界各地のイスラム団体から抗議が起きた。
また、デンマークの新聞で問題化した、点火された爆弾をターバンのように頭に巻いたムハンマドの絵も同時期に転載。フランス国内ではこれらの掲載禁止を求める訴訟が起こされたが、訴えは退けられ、シャルリエブドは以後も筆を折らなかった。
一一年には、イスラムの法規範であるシャリアをもじって紙名を「シャリアエブド(週刊シャリア)」と変え、「ムハンマドによる特別編集」と銘打った特別号を発行。「笑わなければむち打ち百回だ」と戯画化したムハンマドに語らせている。
本社に火炎瓶が投げ込まれて全焼し、編集者らは殺害の脅迫を受けたものの、翌週号の表紙では、爆破された本社建物の前でキスをする風刺画家とイスラム教徒を描き、見出しで「愛は憎しみより強い」と宣言してみせた。
その後も、車いす姿や尻を出した姿などのムハンマドを数回登場させ、イスラム世界で反感が高まっていた。
シャルリエブドの風刺の対象はイスラム教だけでなく、カトリックやユダヤ教を扱った作品も多い。ただイスラム教は唯一神アラーを絶対的に信仰して偶像崇拝を禁じ、預言者ムハンマドを絵画で描くこともタブーとされており、反発は他の宗教の信者より格段に強かったとみられる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015010902000122.html?ref=rank
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この新聞社はカトリックの風刺画も掲載していたとのことだが、キリストそのものを風刺する風刺画を掲載したことがあるのだろうか。イスラム教では預言者ムハンマドの絵を描くこと自体が冒涜とされている。相手は狂信者集団のイスラム過激派である。この新聞社のこれまでの風刺画掲載の行為は、不必要にイスラム過激派を挑発するものであり、イスラム過激派の憎悪に対する想像力を著しく欠いたものであると言わざるを得ない。
今回の事件を「表現の自由」への攻撃だと見なすのは的外れである。そもそもイスラム過激派には表現の自由なる概念は存在しない。表現の自由を守れという主張はイスラム過激派にとってはまったくの無意味である。預言者ムハンマドの風刺画掲載は、イスラム過激派の憎しみの炎に油を注ぐだけの意味しか持たない。
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