http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/656.html
Tweet |
米、キューバと国交正常化交渉 制裁緩和、ハバナに大使館開設を検討
産経新聞 12月18日(木)1時9分配信
【ワシントン=青木伸行】オバマ米大統領は17日、キューバ政府に拘束されていた米国人男性のアラン・グロス氏(65)が解放されたことを発表し、対キューバ関係の改善へ向けた外交政策を打ち出す。AP通信によると、米政府はキューバとの間で外交関係の正常化に向け協議を開始し、首都ハバナに米国大使館を数カ月以内に開設することや、銀行、貿易取引の正常化を検討する。CNNは「1961年の対キューバ制裁後、最も広範な政策変更となる」との米当局者の話を伝えた。
ロイター通信によると、キューバのカストロ国家評議会議長も同日、対米関係に関し演説する。政策変更には制裁や渡航制限の緩和画含まれるもようだ。両国の外交関係は61年に断絶し、翌年に米国はキューバからの輸出入を全面禁止し経済制裁を開始した。
キューバは米国に、無条件の関係正常化と経済制裁解除を要求してきた。米国はキューバにおける人権状況の改善などを条件とし、ブッシュ前政権下では制裁措置が強化された。
だが、オバマ大統領はキューバとの対話を重視し、2009年4月にキューバ系米国人の家族訪問と送金制限を撤廃し、11年1月には学術、教育、文化などの目的で米国人がキューバへ訪問することを許可した。
グロス氏は2009年にキューバで、衛星通信機器を配布したとしてスパイ罪で逮捕され、懲役15年の禁錮刑を受け服役していた。
最終更新:12月18日(木)2時6分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141218-00000500-san-n_ame
----------------------------------------------------------------------------------------------------
2014.12.18 01:47
電撃交渉の狙いは米の「裏庭」中南米の安定化 露のキューバ再接近に懸念も…[産経デジタル]
【ワシントン=青木伸行】オバマ大統領がキューバとの「広範な政策転換」に踏み切るとみられる背景には、米国の「裏庭」である中南米にあって、社会主義体制を維持するキューバとの関係改善を図ることで、外交・安全保障環境を安定化させる狙いがあるとみられる。
米国にとりキューバとの関係は、東西冷戦時代の“残滓(ざんし)”といえ、その改善をオバマ大統領は就任直後から模索してきた。ウクライナ情勢を受けて米露関係が悪化の一途をたどる中で、ロシアが対米戦略の観点から、再びキューバに接近することへの懸念も内包されているとみられる。
内政的にも、フロリダ州をはじめ米国内には、キューバからの亡命者と難民が押し寄せ続けてきた経緯がある。これはキューバにおける人権侵害がもたらしたものにほかならず、オバマ大統領には、関係改善を図る中で人権尊重など「体制の変革」を少しでも促す狙いもありそうだ。
また、移民改革はオバマ政権の当面の重要課題でもあり、移民問題の改善につなげるという意図もあるとみられる。ただ、キューバ側が人権状況の改善など、米側の要求を履行するか不透明なうえ、「広範な政策転換」の動きに、共和党が異論を唱えることも予想される。
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/141218/wor14121801470006-n1.html
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。