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ソロスとCIA、ルセフ打倒に、今やネベスが頼り
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2014年10月23日 マスコミに載らない海外記事
Wayne MADSEN
2014年10月21日| 00:00
Strategic Culture Foundation
大手マスコミやCIAやジョージ・ソロスのあやつり人連中が、社会党大統領候補の旗頭エドウアルド・カンポスの典型的なCIA教科書風飛行機事故暗殺後、緑の党からブラジル社会党に転向した大統領候補者マリナ・シルバをブラジル大統領に押し込もうと企んだが、この同じ勢力が、社会民主党候補者アエシオ・ネベスの為にまたしても活動している。ネベスは、ブラジル大統領ジルマ・ルセフ10月の大統領選挙第1回投票前、世論調査では二位だったが、8月13日、カンポスと彼の幹部側近が死亡した極めて疑わしい飛行機事故で、ネベスは世論調査で、三位になった。ソロスと彼の資金豊富な非政府組織国際ネットワークのお気に入りシルバが、二位に押し上げられた。
ところが、ブラジルの鋭い調査ジャーナリズム報道陣のおかげで、ソロスや彼の介入主義者チームやヘッジ・ファンドの大物たちと、シルバとの繋がりが暴露された。ブラジル人有権者wise toシルバをあやつる糸toソロスや他のグローバル銀行経営者、彼女は10月5日、ようやく三位になれたに過ぎなかった。シルバは、その後、ブラジルでの大統領という権力を、ルセフから奪取すべく、ソロスの第二候補、ネベスを支持している。
ネベスの首席経済顧問で、ネベスが大統領になれば、財務相となるはずの人物は、アルミニオ・フラガ・ネトだ。ソロスの親しい友人で、彼のクアンタム・ヘッジ・ファンドともお仲間のフラガは、ネベスが大統領になって、ベネズエラに経済戦争を宣戦し、ソロスのウオール街の友人連中が運用しているハゲタカ・ファンドを通して、アルゼンチンから大金をだまし取ろうとしているまさに同じ勢力、“市場勢力”に、ブラジルを開放することを期待している。フラガはスイス、ダボスの年次世界経済フォーラムの常連で、ソロモン・ブラザーズ元重役で、ブラジル中央銀行元総裁でもある。フラガは、元ゴールドマン・サックスとリーマン・ブラザーズ重役からの、750万ドルのアパート購入にまつわるマンハッタン不動産取引で、ゴールドマン・サックスともつながっている。フラガがエリートの外交問題評議会や、G30の会員であるのだから、フラガがアラン・グリーンスパン、ディビッド・ロックフェラー、元イスラエル銀行総裁ヤコブ・フレンケルや、ウオール街擁護者/コラムニストのポール・クルーグマンや元アメリカ財務長官ラリー・サマーズ等のウオール街の悪党連中と同じ穴のムジナだということがわかる。
10月5日、ルセフが易々と一位で勝利したことで、ウオール街が所有し、運用しているメディアは、ブラジル、ロシア、インド、中国と南アフリカの間で 世界銀行と競合する代替の開発銀行を設立するというルセフの計画に反対するプロパガンダ・モードの全開となっている。10月26日第二次投票が近づく中、ルセフとネベスは接戦しているといういかがわしい世論調査データが、ウオール・ストリート・ジャーナル、フィナンシャル・タイムズ、ブルームバーグ・ニューズやフォーブズで、ジャーナリストの振りをしている、いつものウオール街の哀れな“速記者”連中により、信頼できるニュース記事として取り上げられた。
ブラジルの長期軍事独裁政権に対する中道左派の脅威だったネベスの祖父タンクレド・ネベスは、1985年3月15日、大統領として宣誓就任しようというところで重篤な病気になった。ネベスは病気の為、精彩を欠き、より保守的な大統領候補ホセ・サルネイが大統領に就任した。タンクレド・ネベスは、憩室炎だとされるものから回復することなく、4月21日に亡くなった。後に、ネベスには手遅れになるまで見つからなかった癌性腫瘍があったことが明らかになった。10月16日、テレビ放送されたアエシオ・ネベスとの討論後、ルセフが突然病気になったことで、タンクレド・ネベスの運命を覚えている多くのブラジル国民は不安を感じた。
中央情報局(CIA)は、1980年12月から1981年4月[ロナルド・レーガンが、アメリカ大統領に選出され、CIA内で、ジョージ・H W ブッシュと、悪名高い辣腕家ウイリアム・ケーシーが復帰]までの6ヶ月の間に、ポルトガルのフランシスコ・サ・カルネイロ首相、パナマ指導者オマル・トリホスや、エクアドルのハイメ・ロルドス大統領達が死亡した都合の良い飛行機事故も手配しているのに加えて、CIAのテクニカル・サービス局は、癌兵器を含め、政治標的を暗殺するための生物兵器を開発し続けた。
近年、多数の中南米指導者達が、癌や心臓麻痺で倒れたり、患ったりしている。二つの顕著な犠牲者は、ベネズエラのウゴ・チャベス大統領とアルゼンチンのネストル・キルチネル大統領だ。キルチネルの妻、アルゼンチン大統領クリスチナ・フェルナンデス・デ・キルチネルは甲状腺癌があると報じられたが、後に彼女の広報担当官が否定した。様々な程度の癌が突然発病して、元パラグアイ大統領フェルナンド・ルゴ(後にCIAが仕組んだクーデターで打倒された)、コロンビアのファン・マヌエル・サントス大統領 (左翼のFARCゲリラ運動と和平協定を締結した後)、前ブラジル大統領のルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルヴァや、ボリビア最近再選された大統領エボ・モラレス等の中南米指導者も苦しんでいる。
ガイアナ大統領フォーブス・バーナムは喉頭ガンで死亡し、ナウル大統領バーナード・ドウィヨゴは、ワシントンDCの病院で治療中、突然の心臓麻痺で亡くなった。それぞれジョージタウン大学とジョージ・Gワシントン病院での二人の死には疑惑が漂っている。
CIAの気味悪いユダヤ系ハンガリー人首席科学者シドニー・ゴットリーブ博士は、20年以上この機関に勤務する間に、CIAのMK-ULTRAプログラム用に、多数の生物兵器を開発した。一つは、コンゴ首相パトリス・ルムンバが使うはずだった歯磨きチューブの中にいれた細菌兵器で、もう一つは、イラク指導者、アブドゥル・カリム・カーシム将軍に渡すはずだったボツリヌス菌をしみこませたハンカチだ。
アエシオ・ネベスが、祖父の中道左派としての業績を放棄していることは、CIAによる影響力工作の別の側面を表している。アエシオ・ネベスがウオール街権益を代表していることは、フラガが首席経済顧問としてついていることで明らかだ。ニューヨークのソロスやフラガのお仲間を含む、ウオール街の強欲連中は、ブラジル国営のペトロブラス石油会社を民営化したがっている。そこで、アエシオ・ネベスが、マリナ・シルバを大統領にさせようと企んでいた全く同じグローバル金融権益によって、大金でだきこまれたのだ。シルバが敗北したのだから、同じ勢力が、ネベス支持で結束しても驚くことはない。
CIAにとって、血は水より濃くはない。アエシオにとって、実際、CIAが祖父の暗殺に関与していた可能性など問題ではないのだ。オマル・トリホスの息子マルチン・トリホスはパナマ大統領となり、ウオール街寄りの自由貿易協定をワシントンと締結した。マルチン・トリホスはパナマの退職年齢を上げて、社会保障を変更しろというグローバル銀行家連中の命令にも唯々諾々と従った。マルチン・トリホスは、ブッシュの父親、ジョージ・G・H・W・ブッシュが、トリホス自身の父親を暗殺するCIA作戦を承認した可能性が高いにもかかわらず、アメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領の親しい仲間にもなった。
ジョージ・ソロスお気に入りのアジア人反体制派指導者アウン・サン・スー・チーは、イギリス諜報機関に、彼女の父親アウン・サンを暗殺するよう命じたのが、戦略諜報局OSS/CIAにいたソロスの友人であった事実を気にしていないように見える。ビルマ共産党創設者アウン・サンは、ビルマ独立後、最初の指導者となる予定だった。アウン・サンは、親イギリス派の元首相ウー・ソーの為に働いていたテロリストに殺された。暗殺用の兵器は1949年に、ビルマ政府高官の“支援”を得て、ビルマ監獄から逃れることに成功したイギリス軍大佐ディヴッド・ヴィヴィアンから直接入手したものだった。
元首相ピエール・エリオット・トルードの息子で、カナダ自由党指導者のジャスティン・トルードは父親と違い、アメリカ合州国、ウオール街、グローバリゼーションの大義に好意的だった。ジャスティン・トルードとアエシオ・ネベスは、CIAという鷹が、如何に、目的を実現するのに、象徴的左翼人物の後継者を羽の下で庇護するかの典型例だ。
ルセフ大統領の政策は、バージニア州ラングレーのCIA内部や、ウオール街や欧米の最も強力な大企業の取締役会議室に、手ごわい敵を生み出した。彼女は、10月5日は、世論調査や専門家連中が間違っていることを証明するのに成功したが、10月26日はもう一つの障害物となっている。ブラジル国民は、10月26日、自分達の暮らしがその結果にかかっているものとして投票することになろう。ネベスが勝利すれば、ブラジルの貧困階級や新しい中流階級は、生計も命そのものも破壊されることになろう。
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