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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NDRR126K50Y601.html
10月21日(ブルームバーグ):
フランスの石油会社トタルのドマルジュリー最高経営責任者(CEO)がモスクワでの航空機事故で死亡した。同氏の搭乗していた小型機が滑走路で除雪車に衝突した。仏エネルギー大手で原油埋蔵量拡大路線を統括してきた企業人生に幕が下ろされた。
トタル がウェブサイトに掲載した声明によると、ドマルジュリーCEO(63)はモスクワのブヌコボ空港で起きた衝突事故で死亡。同機の乗務員3人も亡くなったという。
ロシアの事故調査委員会はウェブサイトに掲載した発表文で、事故はジェット機が同空港のビジネスターミナルから離陸しようとした際に発生、空港車両にぶつかって炎上した。
石油業界史に最も精通している1人で、調査機関IHSのダニエル・ヤーギン副会長は、「ドマルジュリー氏はトタルで類まれな指導力を発揮し、中東への理解も深かった」と指摘。「常に将来を考えていた。活力と魅力にあふれ、情熱とユーモアを交えて率直に語る優れた指導者だった」と述べた。
ドマルジュリー氏はトタルでの40年の社歴を財務部門からスタート。インドネシア、中東、カザフスタンなど世界各地で事業を監督した。今年初めにはロシアでのシェール開発参入交渉に携わった。
モスクワの交通検事局の発表によれば、ロシア当局は事故原因の調査を開始した。
ヤーギン副会長は電話インタビューに対し、ドマルジュリー氏の後任候補にはトタル上流部門社長のイブルイ・ダリカレル氏や精製・化学事業社長のパトリック・プヤンヌ氏が有力視されていると語った。ただ、62歳というダリカレル氏の年齢が選考に当たって考慮されるかもしれないと述べた。
ブルームバーグのデータによると、トタルは時価総額で米エクソンモービルと英オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェル、米シェブロンに次ぐ世界4位の民間エネルギー会社。年間売上高は2280億ドル(約24兆3500億円)と、アイルランドやベトナムの国内総生産を上回る。
(更新前の記事では除雪作業員の死亡に言及した部分を訂正済みです)
原題:Total CEO de Margerie Killed in Executive Jet Crash inMoscow(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:シカゴ Joe Carroll jcarroll8@bloomberg.net;ヒューストン Bradley Olson bradleyolson@bloomberg.net;シドニー James Paton jpaton4@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Andrew Hobbs ahobbs4@bloomberg.net;Jason Rogers jrogers73@bloomberg.net;Susan Warren susanwarren@bloomberg.netSusan Warren
更新日時: 2014/10/21 15:49 JST
- 仏石油大手会長の死は事故だった可能性が高いようだが、米国の関心事は仏露関係の行方だろう(櫻井ジャーナル) 五月晴郎 2014/10/24 07:28:10
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