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エボラ熱、西アフリカの医療従事者「対処しきれない」  AFP
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/379.html
投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 9 月 10 日 21:35:10: mY9T/8MdR98ug
 

【9月10日 AFP】西アフリカでエボラ出血熱の感染が拡大している問題で、医療従事者らは10日、最も感染者の多いリベリアでは新たな感染者の急増に対処しきれなくなっており、医療サービスの存続が脅かされていると報告した。

 緊急医療援助団体「国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres、MSF)」の広報担当ソフィー・ジェーン(Sophie Jane)氏は、リベリアの首都モンロビア(Monrovia)でAFPの取材に対し「我々は圧倒されている。患者が次から次に(大量に)来る。昨日は30人の患者を受け入れた」と語った。

 世界保健機関(World Health Organization、WHO)は、西アフリカ全域での感染者の「飛躍的増加」を予想しており、特にリベリアでは今後数週間で数千人規模の新たな感染者が出る恐れがあると警告している。

 WHOは9日、リベリア、シエラレオネ、ギニア、ナイジェリアにおけるエボラ出血熱感染者が4293人、死者が2296人に上っていると発表した。全感染者の半数近くはこの3週間以内に感染した人だという。(c)AFP/Zoom Dosso


http://www.afpbb.com/articles/-/3025597  

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コメント
 
01. 2014年9月11日 07:49:52 : jXbiWWJBCA

70年ぶりのデング熱日本国内発症、
マレーシアでは患者急増など世界的な脅威に
世界25億人の感染リスクでワクチン開発の競争も激化
2014年09月11日(Thu) 末永 恵
 「デング熱」が日本列島に上陸、猛威を振るっている。

 国内感染者は戦後初で70年ぶりだが、先月末、菅(義偉)官房長官は「感染源を突き止め、感染拡大防止に努めるが、デング熱は重症化することは稀で、人から人への直接感染はない」と冷静な対応を求めた。

熱帯から温帯へ世界的な感染拡大が懸念されるデング熱

国内で3人がデング熱に感染、70年ぶり 都内公園で感染か
デング熱のウイルスを媒介するヒトスジシマカ 〔AFPBB News〕

 感染者は9日時点の届け出だけで88人に達するなど、今後100人の大台を超える可能性もあるが、「夏の風物詩で一過性のもの。ほとんどが大事にいたらない」と日本の報道を見る限り、どこか楽観視されているように見える。

 実際、最初の“震源地”とされた代々木公園では、今夏、東南アジアや南米の文化や食のイベントが開催され、「外国人により運び込まれた可能性も」と憶測されるが、感染源のルートの確定は困難を極め、まさにミステリーだ。

 デング熱は、確かに日本では聞き慣れない病気だが、世界ではマラリアに次ぎ多い昆虫媒介系感染症として恐れられている。WHOの調べでは、デング熱の感染は1960年代には1万6000件(年間)ほどでインドやフィリピンなど9カ国ぐらいだった。

 しかし、現在は100カ国以上に増加、毎年約1億人の感染者を数え、WHOは「世界人口の約40%の25億人以上が感染するリスクを抱えている」と世界的な感染への劇的な拡大を懸念し、近年、警戒をさらに強めてきた。

 特異なのは、これまでの熱帯や亜熱帯地域だけでなく、2010年にはクロアチアとフランスで、また2012年にもポルトガルのマデイラ島で感染が確認され、ヨーロッパの20カ国以上で、デングウイルスを媒介するネッタイシマカも発見されているのだ。

 日本では昨年249件が報告され、いずれも海外で感染しているものだが、昨年日本に渡航したドイツ人女性がデング熱にかかっていたことが今年1月に発覚。日本で感染した疑いも出ており、厚生労働省も警戒を強めていた矢先だった(参考: 報道発表資料)。

 エボラ出血熱では、治療を受けていた英国人のウィリアム・プーリー氏が、ロンドンの病院で、治験段階の治療薬「Zmapp」の投与を含む治療を受け、退院し回復に向かっている。

 しかし、デング熱は今のところ特効薬もなければ、ワクチンさえもない。感染しても点滴を打って、解熱剤をもらって寝ているだけの対症療法しかなく、結局のところ施す術のない病気で、本当はやっかいな「吸血鬼病」なのだ。

これまではインフルエンザや風邪だと見過ごされていた?

 「突如、上陸した吸血鬼病」と日本列島のショックは隠せないが、実は、今年4月すでに国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)のウォルター・コット事務次長は、「地球温暖化に伴い、デング熱を媒介する蚊が北上し、さらに多くの人々を危険にさらしていくだろう」と感染拡大を予測していた。

 また、IFRCが声明で「デング熱は前例のない拡大を見せているが、以前から全く関心が払われていない」と、国際社会に早急の対策を促すとともに、WHOも同月「世界保健デー」前に公表した報告書で、「蚊が媒介する病気の脅威が世界的に高まっている。研究への投資、または各国の政治的関与を高めることが重要」と警鐘を鳴らしていた矢先で、日本の反応とは逆に、今回の国内感染は“想定内”だったとも言える。

 デング熱は、高熱、頭痛のほか赤い発疹が体に発生し、筋肉痛の症状が出ることから、通常の風邪やインフルエンザと見過ごしたり、重症化する場合もあるが、たいていは1週間以内に回復するケースが多い。

 言い換えれば、これまで日本ではデング熱が「風邪やインフルエンザ」として見過ごされていた可能性もあり、すでに日本全国でデングウイルスを媒介する蚊が介在しているかもしれない。

 当然、自然治癒すれば恐れる病気ではないが、他の多くの感染症と異なる点がある。他の感染症は、ワクチンを接種したり、1度感染すると2回目には感染しなくなったり、感染しても軽症ですむ。

 しかし、デング熱は患者の体内でできる抗体がウイルスを抑えるのではなく、逆にウイルスを増加させる作用を持ち、免疫があると反対に重症化し、「デング出血熱」を発症させる。吐血や血尿による重症型「デング出血熱」を発症すれば、その5%程度が死亡するとされ(WHO)、世界ではデング熱により年間約20万人以上が命を落としている。

デング熱による死者が急増、過去最悪の事態となったマレーシア

 世界的な拡大が懸念される中、日本も所属するWHO西太平洋地域事務局(WPRO)の報告では、世界で最も感染者が多い東南アジアの中でも特に死者が多いフィリピンでは、2013年に約16万6200人が感染したうち、528人が死亡。

 今年は、特にマレーシア、シンガポール、オーストラリアで増加傾向にあり、マレーシアでは8月末時点で死者が昨年の4倍もの勢いと報告され、猛威を振るっている。7月にナジブ首相が、デング熱撲滅「ゼロ・デング熱」を目指し、国家デング熱対策委員会を新規に設置したほど、デング熱との闘いに苦戦している。

 マレーシアでは、在住する日本人の中で2年前に大流行し、毎年、感染者を出している。日本では珍しいが、在留日本人にとっては、とても身近な病気であるとともに、予防策や治療法がないため、不気味な存在として恐れられている。

 マレーシア国内の感染者の数は先月時点で約6万8150人で、死者が131人に上る。前年同期は同約1万8930人、同38人で、感染者も死者同様、昨年の約4倍の勢いで過去最悪の事態となっている。

 デングウイルスには4つのタイプ(DEN-1、DEN-2、DEN-3、DEN-4)があるとされ、マレーシアで今年被害が急増している最大の要因は、従来に比べ、「DEN-2」という毒性の非常に強いウイルスが台頭してきたことだ。

 専門家らは「新型ウイルスへの抗体がないため、感染者や死者が拡大しやすい」と分析するとともに、気候変動も、もう1つの要因と断定。デング熱専門家のマラヤ大学のサザリー・アブ教授は、「大雨が続き、乾季も長期化した今年は、いっそう蚊が繁殖しやすい環境となっており、感染者も急増する」と、これから雨季に入り、さらに被害の拡大が予想されると注意を喚起している。

 デング熱の感染被害は通常、人口密集により蚊に刺される確率が多い都市部、あるいは準都市部で顕著で、マレーシアでも毎年、都市部のセランゴール州が全国で最も感染者数が多い。今年は、1月から7月中旬までの感染者が約5万1500人で、94人が死亡したが、そのうちセランゴール州では約2万8400人が感染し、38人が命を落とした。

 また、WHOによると、シンガポールでも今年初頭は昨年の約1.5倍の勢いで増加したが、約2万2000人が感染し8人(うち1人はインドネシア人)が死亡した昨年の史上最悪の事態は免れそうだ。しかし、引き続き例年よりは増加傾向である(参考: シンガポール政府のデング熱に関するサイト)。オーストラリアでも感染者が昨年の1.2倍に達しているという。

 マレーシア政府の国家デング熱対策委員会委員長のムヒディン副首相は7月14日、「デング熱撲滅に向け各省庁間の協力体制を統括し、今後2カ月間で感染者数を大幅に減少させる」とし、流行地区を約500カ所特定したが、「今年のデングウイルスの勢いを阻止することは困難」(デング熱専門家のハービー・ギル博士) と見られている。

 一方、シンガポールでは、行政の衛生担当者が抜き打ちで民家をチェック、水たまりの処理がなされない場合は、日本円で40万円相当の罰金を徴収するなどGメンが取り締まりを強化している。

パパイヤの葉を用いる民間療法と世界的なワクチン開発競争


パパイヤの葉(筆者撮影、以下同)
 そんな中、東南アジアでは、治療法のないデング熱の対症療法として知られる漢方流ハーブ療法が人気だ。その名も「パパイヤリーフジュース」。なんとも、トロピカルたっぷりな薫りがムンムンする治療法だが、もともとは中国系の人たちが発案したもの。

 取材に応じたデング熱専門家で知られる前述のハービー博士は「ある一定の効果がある」・・・。なんとなく狐につままれたようなお話だが、マレーシアやインドでは政府もパパイヤの葉を治療に使ったこの方法を認定しており、インドでは国立大学で無料で治療が受診可能というほど、「効能」があることで知られる。


パパイヤの木
 特に、「デング出血熱」になると血小板の値が著しく低下し、肝臓機能も支障をきたすため、特効薬とまではいかないが、パパイヤの葉をジュースにすると、血小板、肝臓の両機能が回復するとされている。このほか、フィリピンでは、ブラウンシュガーなどを使った“蚊撃退ボトル”の効果が報告されたり、植物の「タワタワ」を使った治療法も知られている(パパイヤリーフに関する参考記事: THE STAR ONLINE[マレーシア]、SUNDAY OBSERVER[スリランカ])。

 また、デング熱を予防する世界初のワクチン実用化を目指し、毎年世界で1億人が感染するとされるその巨大市場を見込んで、各国がしのぎを削っている。

 先陣を切ったのは、フランスの製薬大手サノフィ。3日、同社臨床試験で効果が確認されたと発表、来年の実用化を目指し、「世界で一番深刻な地域へ先行投入する」(同社)としており、東南アジア諸国で使用可能になる日が近づいている。

 同社によると、中南米の子供(9歳から16歳)の約2万人にワクチンを試用した結果、感染リスクが約61%、同様に重症化のリスクも約80%にと、それぞれ減少したという。

 20年以上にわたってデング熱のワクチン開発を進めているサノフィは、東南アジアの約1万人の子供たちへの研究結果も発表しており、同ワクチンのデング熱に対する予防効果は約57%だった。

 また、昨年夏、シンガポール科学技術研究庁のシンガポール免疫学チーム、シンガポールノバルティス熱帯病研究所、中国軍事医学科学院微生物流行病研究所が、ワクチンを共同開発。

 シンガポール科学技術研究庁は、「デング熱ウイルスが患者の免疫システムに身を隠す能力を低下させることに成功。効果的で安全なワクチンになる可能性がある」と臨床実験の結果が待たれる。マレーシアでもパハン・テクノロジー・リソーシズがロシアとの共同開発で、2018年までにデング熱のワクチン開発を目指している。

 さらに、日本でもワクチンの開発を目指し、武田薬品工業が臨床試験を進めているほか、名古屋市のベンチャー企業、医学生物学研究所が、大阪大学の研究グループやタイの研究所とデングウイルスに効果的な抗体を今年開発、臨床試験を共同実施できる製薬会社を募集している。

 そうした動きの一方で、ワクチンによる予防接種はまだまだ研究段階とする声もある。前述のように、デング熱は4種類のタイプがあるが、2回目以降に別の型に感染すると重症化するという特徴がある。

 結果、同時に全型のワクチンを接種しないとだめで、サノフィなどは4種同時に接種可能としているが、現段階で「デング出血熱を完全に抑止、予防できるか、100%の確証はないという」(ハービー博士)。

 また、今回、日本でのデング熱騒動の最中に、“タイミングよく”ワクチン開発を発表した前述の製薬企業の日本法人は、実は震源地の代々木公園周辺に所在し、さらに同企業の大株主がロスチャイルドの関係者など、ワクチンを巡るさまざまな闇の思惑も完全に消えない。

 歴史的にもワクチン開発には、ワクチン接種を進める公的機関などと製薬会社間の“特異”な関係を暴露する話が後を絶たない。

 米国では、国立疾病管理予防センター(CDC)のジュリー・ガーバーディング元長官が、日本の旧万有製薬(現・MSD社)のかつての提携会社、世界最大級の「メルク」のワクチン部門社長に就任したり、インフルエンザワクチン接種義務付けを奨励する予防接種諮問委員会(ACIP)が、製薬会社から献金を受け取っていたと報じられるなど、ワクチンを巡る利権の周辺には常にきな臭い匂いが立ち込める。

 そのうえで、「ワクチンは感染症には最も有効な予防手段だが、利権絡みの問題や、かえってウイルスを増強させることにもつながる懸念もある」(ハービー博士)と、その効果や安全性が確保されたワクチンか、同時に見極めることも求められる。

気候変動の影響でさらにデング熱の脅威が高まる可能性

 厚労省によると、日本にはいないデングウイルスを媒介するネッタイシマカに比べ、今回、ウイルスを媒介したヒトスジシマカは、「越冬せず、卵を通じて次世代の蚊にデング熱が感染した例はない」とし、デング熱が今後、国内で流行する可能性は低く、10月にもなれば影響はなくなると見ている。

 しかし、世界的にデング熱の症例は劇的に増加傾向にあり、WHOでは、デング熱のような感染症と気候変動との密接な関係を注視してきた。気温と湿度が上昇すれば、蚊の寿命も長くなり、季節を問わず感染症を媒介する可能性や、感染が大陸を越え、遠く離れた場所まで拡大する危険性も想定範囲内だ。

 今回、ウイルスを媒介したヒトスジシマカは、現在、北海道を除く日本各地に生息する。その北限は1950年には栃木県だったが、50年後には秋田県へ、さらに2010年、青森県の一部にまで北上、近い将来、北海道にも拡大すると見られている。

 また、最近、日本国内に生息しないはずの蚊が空港などで発見されるケースが増加。ウイルスだけでなく、それを運ぶ蚊も海外から航空機などで“上陸”している。

 成田空港などでは、旅客ターミナルなどで熱帯などに生息する繁殖力の強いネッタイシマカが連続して発見されている。これまで越冬した形跡はないが、地球温暖化で蚊が生息できる環境がさらに拡大していくのは時間の問題だろう。

 数十年後には、九州地方などに生息範囲を広げると専門家の間では見られ、人間の血しか吸わないため、ヒトスジシマカの何倍ものウイルスを伝達することが可能で、このネッタイシマカが日本に上陸すると今回とは比較にならないほど感染が拡大する恐れもある。

 太平洋戦争中に持ち込まれ、ヒトスジシマカを介して20万人が発病したというデング熱。70年を経て「再上陸」したが、今後、蚊の生息圏が拡大するのは必至で、「珍しい吸血鬼病」と他人事で片付けるのではなく、身近に迫る“脅威”として恐れられる存在になる可能性が大きい。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/41682


02. 2014年9月11日 12:30:46 : nJF6kGWndY

>最も感染者の多いリベリアでは新たな感染者の急増に対処しきれなくなっており、医療サービスの存続が脅かされている

体制が貧弱な途上国では治療より隔離の徹底が有効だろう

ピークが過ぎるのはもう暫く先だな


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