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http://www.bloomberg.co.jp/article/2014-09-03/ah8P6YN6_TaA.html
9月3日(ブルームバーグ):
ロシアのプーチン大統領は3日、ウクライナ和平に向けた計画を提案した。停戦に向けた措置についてウクライナのポロシェンコ大統領と合意後、計画を示した。
プーチン大統領は訪問先のモンゴルのウランバートルで、ウクライナ反政府派が東部での攻撃をやめることやウクライナ軍の住宅地区からの撤退など7項目から成る和平案を示した。最終合意には5日の会合で達する可能性があるとしている。ポロシェンコ大統領はプーチン大統領との対話後ウェブサイトに掲載した声明で、対話の結果「停戦レジーム」と和平に向けた措置について合意したと説明していた。
持続的な停戦が実現すれば、5カ月余りに及ぶ紛争の最大の転換点となる。ウクライナと米国、欧州はロシアがウクライナの親ロシア派武装勢力を人員と装備の両面で支援していると非難している。ロシアは関与を否定しているものの、この問題で今週にも追加制裁を科される可能性に直面している。和平についての議論の一方で、ウクライナ東部の戦闘は激化しており政府軍は港湾都市マリウポリの防衛を準備している。
テネオ・インテリジェンス(ロンドン)のアナリスト、オティリア・ダンド氏は電子メールで「停戦または、より広範な政治合意に至った場合の最大のリスクはそれが遂行されないことだ」と指摘。「両サイドで指揮系統が明確でないことや政府に対するウクライナ国民の批判から、どのような合意も発効する前に崩壊する恐れがある」と分析した。
ロシアからの融和的言動はこれまで必ずしも緊張緩和につながらず、何回かの停戦合意も破れているが、この日のポロシェンコ大統領の発言は紛争解決の進展を最も強く示唆した。
オバマ米大統領は今週英国で開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席に先立ち、エストニアの首都タリンに到着。「停戦発表とされているものについて、あまり追加情報はない。もしロシアが武装勢力の軍事訓練を資金面で支援するのをやめる用意があり、政治的な解決について真剣であるなら、それは望ましいことだ。これについてのプーチン大統領の心理については、私以外の者に解釈を委ねる」と述べた。
プーチン大統領の計画には、ドネツクとルガンスク地方における軍事攻撃を全当事者が停止することが含まれる。和平についての国際的監視を完全実施することも提案。住宅地区での戦闘機の使用をやめることに加え、無条件の捕虜交換と人道支援のための経路確保を求めた。
ウクライナ政府とロシア、ウクライナの武装勢力、欧州安保協力機構(OSCE)が5日にベラルーシの首都ミンスクで和平案について協議する。
和平に向けたこうした展開の中でも戦闘は続き、ウクライナ軍のリセンコ報道官の3日発表によれば、軍はそれまでの24時間に武装勢力の200人を殺害した。
更新日時: 2014/09/03 23:31 JST
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